
本記事では、花を通じて人の心に寄り添う「花セラピー」の普及活動と専門家育成に取り組む法人、フットケア先進国であるドイツで培った技術を伝授し、足の健康を守る専門家を育む法人、「医療の指さし会話帳」といったツールの開発で、言葉の壁の解消に努める法人を紹介しています。新たな学びやツールを導入して、患者さんへのケアをより良い形に変えたい看護師さんは、ぜひ一読してみてください。
一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会は、「花と緑で日本を元気に!そして、世界へ発信!」という理念のもと、花がもたらす心の癒しを社会へ広めています。
同法人は、選んだ花やアレンジメントを通じて、自分でも気づいていない心の状態や思いに気づく独自の心理的アプローチ「花セラピー」を確立し、人々の心を支えています。
開発にあたっては、広範囲にわたる心理調査を実施し、人が花を見て感じる心理的な反応を調査。それぞれの花がもつ心理的な特徴を、5つの指標によるレーダーチャート形式の「花心理グラフ」として視覚化しました。
このグラフを参考に、選んだ花や作品全体を見つめることで、本人もまだ言葉にできていない本当の気持ちに気づくきっかけを提供しています。

また同法人は、花セラピーで人々を笑顔にする専門家「花セラピスト」の養成にも力を入れています。
資格取得を通して、まず自分自身が五感を使って花と向き合い、心を整える方法を学び、その体験を活かして、人の心に寄り添う時間を提供できるようになります。
現在、花セラピストは教育や企業、医療・福祉など幅広い分野で活躍しており、ニーズや環境に応じたセッションやワークショップを展開しています。
緊張をやわらげ、人の深層心理を解き明かす花セラピーは、臨床における患者さんの気持ちを前向きにする可能性を秘めています。さらに、日々人を支える看護師さん自身が心を整えるセルフケアとしても活用できます。
不安を和らげ、心を動かす温かい対話や空間を生み出すアプローチに関心がある看護師さんは、ぜひ同法人の取り組みを調べてみてください。
「花セラピスト」とは、花との触れ合いやアレンジメントを通じて人の心に寄り添い、気づきや前向きな変化を促す専門家です。
取得後は、個人の対面セッションやワークショップ、企業研修など多様な場面で、花を活用した心理的アプローチを実践できるようになります。

資格取得に向けた学びのコースは、体験講座から始まり、ベーシック、アドバンス、インストラクター、マスターインストラクターまでの5つのステップで構成されています。
まず自分自身で花セラピーを体験して心を整え、花を日常のセルフケアに活かす方法を習得。そのうえで他者を支援するプロコースへと進み、段階的に学びを深めていきます。
上記資格のほか、子どもの感性や共感力を育てる「花セラピーの花育プログラム」や、カードセッションで深い癒しのアプローチを叶える「花セラピーカード習得コース」といった深く広く学べるコースも用意。修了後も目的に応じた知識のアップデートが可能です。
また、各コース全てZoomによるオンライン学習に対応しているため、場所を選ばず効率的に受講を進められます。
医療現場で活躍する花セラピストからは、患者さんが花を見ただけで明るくなる、花に触れて無心になる、懐かしい思い出の境地に戻り集中するといった嬉しい変化が報告されています。
さらに、作品の感想を共有し合うことで自然と会話や笑顔が生まれ、お互いの役割を越えた人と人との温かな交流が心に生まれるといわれています。
人々の心に癒しと変化を与える花セラピストの知識と技術は、臨床現場におけるメンタルケアや治療の後押しをする手段として役立てられることはもちろん、自身が花で笑顔になれる優しい学びです。
「患者さんの不安やストレスを和らげたい」「新たな心理アプローチを取り入れたい」という看護師さんは、ぜひ資格取得を検討してみてください。
一般社団法人日本フットケア・フスフレーゲスクールは、フットケアの先進国であるドイツで培った技術を伝授し、専門的なケアで足の悩みを解決へ導く人材を育成している法人です。
1998年の開業以降、数多くの症例に向き合ってきた足の健康美容研究家、山道いずみさんが理事長を務め、価値あるフットケア技法の普及に尽力しています。
教育事業では、サロンセラピスト向けの「プロ養成コース」と医療従事者を対象にした「メディカル医療従事者コース」を展開。
角質ケアや巻き爪といった基本的なケアに加え、足裏アーチ補正から靴のフィッティング、ウォーキング指導までの幅広いカリキュラムを網羅しているのが強みです。

受講の際には、本場ドイツでフットケアの専門技術「フスフレーゲ」を取得した経験豊富な講師陣がマンツーマンで指導にあたり、知識・技術の習得を手厚くサポートしています。
また、リフレクソロジーやオーダーインソールといったオプション講座も充実しているため、要望に応じて専門性を伸ばすことが可能です。
患者さんの高齢化に伴い、足病変の予防や歩行能力の維持を図るフットケアは、看護現場においても重要性が高まっています。
患者さんの足のトラブルを見逃さず、確かな技術で生活の質(QOL)向上を支えたい看護師さんは、ぜひ同法人の活動に注目してみてください。
「メディカル医療従事者コース」は、患者さんが抱える多様な足の症状に対処するための実践的アプローチと知識を体系的に学べる講座です。
カリキュラムは、ドイツの専用機器や道具を用いて角質・タコを除去する技術や、ウオノメの除去やいぼ改善の手技を学べる「角質ケア・鶏眼除去・疣贅ケアコース」のほか、巻き爪の4種類の補正法を習得する「巻き爪補正コース」、爪肥厚・爪水虫・爪甲鉤弯のトラブルに対応する「爪トラブルケアコース」が用意されています。
また、足のトラブルの根本改善を促す「足裏アーチ補正コース」と「シューフィッテング・ウォーキングコース」もあり、フットケアのより深い知識と技術の習得が可能です。

加えて、これらのスキルを一括で受講できる「フスフレーゲ総合コース」も設けられているため、目的に応じた学習スタイルを選べます。
同講座の大きな魅力は、受講者一人ひとりに配慮した丁寧な教育体制にあります。
マンツーマン指導で、個人の習得ペースに合わせながら確実な学びをバックアップするほか、受講日時の柔軟な調整や、短期集中受講にも対応。さらに修了後も協会入会により質問を受け付ける継続的なフォロー体制が整っています。
日常業務と並行しながら自身のペースで着実にスキルアップできるのは、忙しい看護師にとって嬉しいメリットといえるでしょう。
日常的に患者さんの足に向き合う看護師さんにとって、専門的かつ高度なフットケア技術は看護の幅を広げる大きな武器となります。
足のトラブルの根本解決を図り、患者さんの足の健康を守りたい看護師さんは、同講座の受講を選択肢に入れてみてください。
一般社団法人つつつつつは、言語の壁を非言語で越える未来をつくるために活動するプロジェクト集団です。
団体名は「つつく」「つたえる」「つたわる」「つながる」「つづく、」という5つの「つ」に由来し、「いろんな『つ』が集まって、関わりあって、社会が少しずつ、よく巡っていく。」をミッションに掲げ、言語や文化の違いを越えたコミュニケーションの支援に取り組んでいます。
同法人は、クリエイティブな発想で言葉の壁を取り払い、人々の安心を支える事業を展開しています。
外国人患者さんの医療コミュニケーションを助ける指さし会話帳「HELP YOU」や、外国人向けの医療機関検索アプリ「みっけ」、そしてイラストやピクトグラム、絵文字、ジェスチャーなどを活用して意思疎通を図る非言語ワークショップ「ことばのほぐし」も手掛けています。
ツールやデザインづくりにあたっては、利用者の立場や心境への細やかな配慮を大切にし、一人ひとりに寄り添ったソリューションと確かな安心を届けています。

多様な背景を持つ患者さんが訪れる医療現場において、言葉に頼らない意思疎通ツールは医療コミュニケーションの隔たりを解消する心強いサポートとなるでしょう。
外国人患者さんの思いや痛みを汲み取り、的確なケアを提供したい看護師さんは、ぜひ同法人の事業に注目してみてください。
医療の指さし会話帳「HELP YOU」は、医療現場における言葉の壁を指さしで解消するコミュニケーションブックです。
冊子内には、身体の症状や感覚を表すイラストが130点以上掲載されており、患者さんは該当する箇所を指すだけで、自身の状況や痛みの度合いを正確に伝えることができます。

同ツールの開発は、クラウドファンディングを通じた多くの支援によって実現しました。
「日本にいる外国人を助けたい」という同法人の想いと、それに共感する人々の温かい応援が後押しとなり、完成に至っています。
現在、全国800カ所以上の医療機関・大学に導入されており、実際の臨床現場で活用されています。
言語は英語版・中国語版・やさしい日本語版の3つを展開しており、2026年秋頃にはベトナム語とタガログ語、ブラジルポルトガル語の取り扱いも開始される予定です。
視覚的に意思疎通を図れる同ツールは、問診や看護介入における行き違いを未然に防ぎ、患者さんの心理的ストレスを和らげる支えにもなります。
言語の壁を越えて、すべての患者さんに安心して治療を受けてもらえる環境を整えたい看護師さんは、ぜひ同ツールの導入を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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