
「看護師が行きたくない科って?」と疑問に思う方もいるでしょう。この記事では、看護師が「行きたくない」と感じる診療科の特徴をまとめました。看護師を対象に行ったアンケートでは、精神科や小児科、循環器科に「行きたくない」と答えた人が多いという結果でした。看護師が働きやすい診療科や、看護師に人気の科についても解説します。「自分に合った科で働きたい」という看護師の方は参考にしてください。
看護師が「大変で行きたくない」と感じるのは、以下のような職場環境の診療科です。
夜間は日中より少人数で仕事を回す必要があります。そのため、点滴交換や排泄介助などが必要な患者さんの多い職場は、夜勤が忙しく大変と感じる場合があるようです。
患者さんの容態が急変することの多い診療科は、残業が発生しやすい傾向にあります。常に忙しい職場では、次のシフトの看護師へ申し送りをしたり、看護記録を作成したりする時間がなく、残業になることもあるようです。
看護師は患者さんの身体介助を行うことも多くあります。患者さんの療養生活を支援するのは看護師の大切な仕事です。しかし、「毎日オムツ交換ばかり」「入浴介助を行う回数が多い」といった場合、体力的な負担が大きいと感じるかもしれません。
患者さんの死が身近な職場では、看護師は辛さからストレスを感じる場合も。また、医療現場で働く看護師は、責任感から精神的な負担を感じることも少なくありません。
日本看護協会の「2017年看護職員実態調査(p29)」によると、過去1年間に仕事で「精神的な攻撃」を受けた看護職員は31.5%いました。同僚や患者さんからハラスメントを受けると、同じ環境の職場では働きたくないと思う可能性が高いでしょう。
レバウェル看護公式Instagramのストーリーズアンケートにて看護師が「行きたくない」と感じる診療科を調査しました。回答は次のとおりです。
※回答人数50、回答数55、複数回答可
精神科や小児科、循環器科に「行きたくない」と答えた看護師が多いという結果でした。
以下で、「行きたくない科」に挙がった診療科について見てみましょう。
精神科の患者さんは、自分の考えを伝えることや、相手の意思を汲み取ることが苦手な場合があります。ときには、被害妄想から暴力的な言動をとることもあるかもしれません。
患者さんと良好なコミュニケーションをとるのが難しいという理由から、「精神科に行きたくない」と思う看護師がいるようです。
「精神科看護師を辞めたいと思う理由って?不満の対処法と転職のコツを解説!」の記事では、精神科で働く看護師の悩みと対処法を解説しているので、参考にしてください。
看護師が精神科で働くと、患者さんの精神的なケアを行う専門性が身につくというメリットがあります。また、緊急対応があまりないため、残業は少ない傾向にあるでしょう。
精神科には、男性看護師が比較的多いという特徴もあるようです。
子どもが苦手な看護師は、小児科で働くのは大変だと思うようです。子どもは、病気による痛みで泣いてしまったり、入院して親と離れていることを不安に感じたりする場合もあるでしょう。そのため、看護師には、精神的なケアを行うためのコミュニケーション能力が求められます。
また、親御さんは子どもへの心配から、看護師に強く当たるときがあるかもしれません。小児科で働くと、ご家族からのプレッシャーが辛いと感じる看護師もいます。
心臓や血管に疾患のある患者さんは、急変する可能性があります。循環器科は緊張感がある職場なので、プレッシャーを感じる看護師も多いでしょう。また、検査の補助や点滴などで忙しく、残業の多い職場もあるようです。
フィジカルアセスメントを行うことで、患者さんの病状を適切に把握するスキルが身につくことが、循環器科の看護師として働くメリットといえます。
脳神経外科の患者さんは急変することも多く、スタッフは常に気を張っています。また、体が不自由だったり、意思の疎通が困難だったりする患者さんが多いため、看護師の心身にかかる負担は大きいようです。
看護師が脳神経外科で働くと、急性期看護のスキルが身につくというメリットがあります。脳神経外科については、「脳外科看護師に向いている人とは?仕事内容からやりがいと大変なことも解説」の記事を参照してください。
整形外科で働く看護師は、「患者さんの介助をすることが多くて重労働」と感じる場合も。術後のケアやリハビリなど、看護師の業務量が多いことから、「整形外科に行きたくない」という人もいます。
整形外科は、身体介助や精神的なケアなどで患者さんと密に関わるため、コミュニケーションスキルを活かして働ける職場です。また、患者さんの急変は少ない傾向にあります。
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看護師が働きやすいと感じるのは、心身の負担が少なかったり、プライベートを充実させやすかったりする職場です。
眼科で働く看護師の仕事内容は、視力検査やカルテの記入などです。これらは、患者さんの命に直結する業務ではないため、プレッシャーによるストレスを抱える可能性が低いといえます。
眼科は、日勤のみで土日休みの職場が多く、子どものいる看護師も働きやすいでしょう。
耳鼻咽喉科の看護師の仕事は、診察補助や聴力検査など。イレギュラーな業務は少ないので、看護師の負担は比較的軽いようです。耳鼻咽喉科では、子どもから高齢者まで幅広い患者さんへの対応が求められます。
皮膚科で働く看護師の業務内容は、軟膏の塗布や問診、診察の補助などです。皮膚科では、難しい看護業務を行うことは少ないでしょう。
訪問看護では、障害のある方から高齢者まで、自宅で療養する人をサポート。仕事内容は、排泄介助や褥瘡の処置、ターミナルケアなどで、ニーズに応じた幅広いケアを行います。
訪問看護は、一人で利用者さんの自宅を訪問する場合が多く、看護師同士のトラブルが起きにくいのが特徴です。ただし、一人で対応するため、看護のスキルに自信がないと大変と感じるかもしれません。
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看護師に人気があるのは、やりがいを感じて働ける科です。「行きたくない科」として上位に挙がったものの、全体で見ると人気の診療科もあります。
外科は専門的な業務が多く大変というイメージがありますが、その分看護のスキルが身につく職場です。また、夜勤をする場合は、日勤のみで働く場合より給料が多くなるのもメリットといえます。
外科で働くと、高度な知識や技術を習得できるため、将来的にキャリアアップしたい看護師に人気があるようです。
産婦人科の看護師は、命の誕生に関わることができます。出産は命がけなので、そのサポートをするのは大変ですが、その分、やりがいを感じて働けるでしょう。産婦人科の看護師のなかには、助産師へのキャリアアップも目指す人もいるようです。
小児科は、子どもと関わるのが好きな看護師に人気の診療科です。子どもの笑顔を見て、やりがいを感じるという看護師は多くいます。
子どもやご家族の精神的なケアも行う小児科で働けば、看護師としてのコミュニケーション能力を磨けるでしょう。
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看護師に人気の科は?自分に合った科の選び方や希望の伝え方も解説
病院では、行きたくない科に配属される可能性があります。行きたくない科に配属されたら、「この科の患者さんは大変そう」「忙しくて休めないかも」と不安に感じるでしょう。
科によって忙しさといった傾向はありますが、実際の働きやすさは、職場によって違います。また、仕事への適性があるかどうかは、働いてみないと判断できません。
行きたくない科に配属された場合でも、まずは前向きに取り組んでみるのがおすすめです。やってみると「案外向いていた」と思う可能性もあるでしょう。
「働いてみたけどやっぱり無理そう」「忙し過ぎて体調が心配」と感じたら、上司に相談してみてください。もしも、異動を希望しても叶わない場合は、転職を視野に入れると良いかもしれません。
ここでは、看護師の職場選びのポイントを解説するので、転職したい方は参考にしてください。
どの診療科で働くのが向いているかは、性格や目指す看護師像によって違います。「多くの患者さんに接してスキルを磨きたい」「一人ひとりに時間を掛けて向き合いたい」など、自分のやりたい看護ができる職場を選ぶと良いでしょう。
「夜勤のない職場で働きたい」「給料が高い職場で働きたい」など、働き方の希望は人それぞれです。自分が重視する条件を満たせる職場だと、長く勤められる可能性が高いといえます。転職する際は、自分が求める条件を明確にして、それにマッチした職場を選びましょう。
看護師が「行きたくない」と思う科の特徴は、残業が多いことや、心身の負担が大きいことです。実際に看護師の「行きたくない科」として上位に挙がったのは、精神科や循環器科など。「行きたくない科」には大変な面だけではなく、専門的なスキルが身につくというメリットもあります。
また、看護師に人気の診療科は、キャリアアップを目指せる外科や、命の誕生をサポートできる産婦人科などです。
看護師が転職する際は、やりたい看護や希望する働き方を明確にしておくことで、自分に合った職場を見つけられるでしょう。
「自分には何科が向いている?」と悩んでいる看護師の方は、レバウェル看護にご相談ください。レバウェル看護は、看護師専門の転職エージェントです。専任のアドバイザーが、キャリアプランや働き方の希望を伺い、あなたに合った職場をご提案します。また、面接対策や履歴書作成のサポートも可能です。サービスは無料なので、「それぞれの科についてもっと詳しく知りたい」「今働いている科は忙し過ぎる」という看護師は、気軽にご利用くださいね。
ここでは、看護師の診療科に関する質問に回答します。
「看護師としてキャリアアップしていきたい」「休みが多い職場でプライベートを充実させたい」など、どのような働き方をしたいのかによって、選ぶべき職場は異なります。「看護師の転職先選びのポイント」では、看護師が転職する際に大切なことをまとめました。
同じ診療科でも、職場によって働き方は違います。新人看護師には、研修の充実している職場がおすすめ。ぜひ、「研修充実の求人一覧」からチェックしてみてください。
看護師の残業が少ない傾向にあるのは、緊急対応があまりない眼科や皮膚科などです。「定時で帰りたい」「仕事だけではなくプライベートの時間も大切にしたい」という方は、「看護師が働きやすい診療科・職場」をご覧ください。
看護師は女性の割合が高い仕事ですが、同性の看護師が多い職場を希望する男性看護師もいるでしょう。男性看護師が比較的多いのは、精神科や泌尿器科などです。「男性看護師の転職におすすめの職場を紹介!働きやすい病院を探す方法とは?」の記事では、男性の看護師におすすめの職場について解説しています。
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