2015年7月20日(月)、シャングリ・ラ ホテル東京で開催される、看護師のためのファッションショー『Nurse Happy Collection(ナース・ハッピー・コレクション)2015』。
「看護師の生活や健康、働く環境をみんなで楽しみながら考えていこう!」という理念に共感した『看護のお仕事』は、今回のイベントにかける思いとみどころを、主催者の土屋沙知さんにインタビューしてきました。
ナース・ハッピー・コレクションの主催者であり現役看護師。大学病院のICUに勤務する中で、看護師の生活と労働の環境に危機感を持ち、心も身体も健康に暮らせる環境作りを目指す。
現在は、生活習慣病の予防や介護サポートなど、看護師に留まらず、医療従事者や女性のために幅広い領域で活動している。
母親が看護師だったんです。地元長野で就職しようと考えた時、ちょうど不況真っ只中だったこともあって、看護師なら女性も働きやすいし、収入も安定できるなと思い、看護師の資格を取りました。
その後、上京して「東京で遊びたい」と思ったのですが、生涯年収や将来の貯蓄などを考えてみると、毎月使えるお金って意外と少なかったんです。
「何でこんなに働いても豊かに暮らせないのかな?」と疑問を感じて、そこから看護師の労働環境や医療費のことまで気になるようになりました。それで、ふと思ったんです。
「看護師は、患者さんの生活習慣予防ケアなんてやっているけど、看護師の今の働き方では、将来、自分たち(看護師)も、生活習慣病になってしまう確率が高いんじゃないのかな?」って。
始めは自分から何かをやろうとは思っていませんでした。「看護師の労働問題に向き合っている人はいるのかな?」、「そういう人たちは何をやってるんだろう?」ということが気になって、看護協会や厚生省の取り組み、産業保健のことなどを調べていきました。
いろんな施策はあるのですが、現場レベルで感じる看護師の労働環境はよくなっているようには思えなくて、「一体、何が足りてないんだろう?」と考えました。
それで、看護師が自分から「参加したい!」、「みんなでやりたい」と思うような楽しい活動が必要なんじゃないかな、と思ったんです。
初めは、賛同してくれる企業を探して、20~30人くらい看護師を集めた健康にまつわるワークショップを行なっていました。
でも、少人数だとキリがないんです。だから、もっと多くの人が「参加したい」と思うものがやりたいと考えるようになりました。
アメリカの人気ファッションブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーの存在を知って、「これはすごく面白いな」と思ったんです。
ランウェイを歩くトップモデルは、世界的な注目を集める人気者ばかり。そのモデルたちは、モデル業のほかに自分で事業を起こしたり、ボランティア活動をしている人が多いんですよ。そういうのってすごくステキだな、私のやりたいことに近いな、と思って…。
※「ヴィクトリアズ・シークレット」のモデルの中には、アメリカ・がん協会のアンバサダーや国立多発性硬化症協会の全権大使、アフリカの内戦下の国で暮らす女性達への支援を行う団体を立ち上げた人物などもモデルとして活躍している。
医療や生活習慣病のことって世界共通の話題ですよね。でも、主体的に取り組んでいる人はそう多くはない。
だからこそ看護師がファッションショーでモデルになって、ひとりひとりが影響力のある人になる。そういうアプローチは注目を集めるし、入りやすいんじゃないかと思ったんです。
第1回目は、「とにかくやってみる」ということで精一杯。ファッションショーをたくさん観に行って、ファッションショーの経験者を探しては話を聞き、同じ思いを共有してくれる人を探しました。
スポンサーになってくれる企業探しや集客は、初めての経験で本当に大変でしたね。
そうですね…。実際に参加してくれた方から「ファッションショーと健康のつながりがよくわからない」という意見を多くいただきましたね。1回目は全体的に“お祭り気分”という感じでした。
それでも看護師が、医療業界以外のいろいろな価値観や仕事をしている人と出会うことで、看護師として毎日働いている世界とは別の世界が広がったり、モデルをやってくださった看護師たちが、仲間と同じ目標を目指してウォーキングレッスンに参加して、普段とは違う充実を感じてくれたのはよかったと思います。
はい。前回は個人的な反省点がたくさんありまして…(笑)。でも、それが今、役立っています。段取りもよくなり、参加して下さる人には、イベントの意図がわかりやすく伝えられるように準備しています。
去年は『看護師のキャリア』がテーマでしたが、今年は『看護師の健康』をテーマにしています。ただ、知識を学ぶイベントというより、話しあったり、フォローしあったりできる“関係づくりの場”にしたいと思っています。
看護師はみんな、現場で感じてるつらい事や疑問などを持っていて、それは共有できると思うんですよね。そんな思いを大きな意見にしていくことで、すてきな未来に変えていけると思うんです。
テーマは「もっと輝け!白衣の天使たち!~自分をケアし、いつまでも輝くナースでいるために~」です。
大好評だったファッションショーはもちろん開催しますよ!
講演では、現役看護師でインナー美人アドバイザーの斎藤早苗さんが、不規則な生活で乱れがちな『腸ヘルスケア』について教えてくださいます。
また、産業医でスポーツドクターの辻秀一さんに、スポーツ心理学の観点から「逆境のなかでもご機嫌に働くコツ」をご教授いただきます。
イベント後も活かせる、看護師同士で情報交換し、支え合えるコネクション作りもサポートしていきますよ。
「一人ひとりがイキイキと健康的に働いてもらいたい」ということですね。
看護師は、体と心に負担がかかることの多い仕事だと思うんです。
だからこそ、健康でいるための知識を知ってもらうことも大事だし、健康にいい生活習慣を継続できるようにサポートしていきたいと思っています。
心と体が健康になることで効率よく仕事が進めば、無駄な残業が減って、自分の時間が増えます。その分、プライベートで体を休めたり、楽しみの時間にしたり、自分がやりたいことの勉強時間に回すことができます。
1日にすれば少しの時間でも、1年、10年単位で考えてみると、かなりの時間になるんですよ。
今、看護師に必要なことは、キャリアやライフプランの設計だと思います。
将来的には、看護師の働き方は医療現場だけではなく、医療とヘルスケアのニーズのある社会の中へ広がると思います。多くの看護師がさまざまな場所で柔軟に活躍し、評価や報酬もしっかりされる社会になって、「看護師は、イキイキ働けるステキな職業だね!」という世の中になって欲しいですね。
将来は、「世界のナースウェアがここに集結!」なんて、グローバルな展開もしたいですね(笑)
ヘルスプロモーションやロボットのことなど、時代のニーズによってやれることは、まだまだいっぱいあるんです。
『Nurse Happy Collection(ナース・ハッピー・コレクション)2015』について、
もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧下さい。
?NHC2015公式HPはこちら
http://www.nurse-happy-collection.com/
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?NHC2015のイベントページはこちら
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