看護師国家試験の合格率は?傾向を知り確実に受かる対策を!

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看護師国家試験を目指している方は、例年の合格率が気になるのではないでしょうか。看護師国家試験を控えた方は、合格率や合格基準を把握し、攻略法や出題傾向のポイントを押さえて試験に挑みましょう。本コラムでは、看護師国家試験の合格率や合格基準、出題傾向と試験対策を詳しくご紹介します。看護師国家試験を控えた方は、ぜひご一読ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師の国家試験合格率は?

看護師の国家試験合格率はどのくらいなのでしょうか。過去3年の合格率をみていきましょう。

106回看護師国家試験(2017年)

出願者数:63,043人(うち新卒者56,706人)
受験者数:62,534人(うち新卒者56,381人)
合格者数:55,367人(うち新卒者53,177人)
合格率:88.5%(うち新卒者94.3%)

参照元:厚生労働省

107回看護師国家試験(2018年)

出願者数:65,070人(うち新卒者58,288人)
受験者数:64,488人(うち新卒者57,929人)
合格者数:58,682人(うち新卒者55,764人)
合格率:91.0%(うち新卒者96.3%)

参照元:厚生労働省

108回看護師国家試験(2019年)

出願者数:64,153人(うち新卒者58,622人)
受験者数:63,603人(うち新卒者58,308人)
合格者数:56,767人(うち新卒者55,216人)
合格率:89.3%(うち新卒者94.7%)

参照元:厚生労働省

上記のデータから、2017年~2019年の3年間の合格率が、平均89.6%(うち新卒者95.1%)、つまり9割の受験者が合格していることが分かります。

看護師国家試験は比較的受かりやすい

看護師国家試験は、国家資格「看護師」の免許を取得するための試験で、看護師に求められる必要最低限の知識を確認するためのものです。受験生が看護師養成課程を経て、基礎的な知識を学んでいることが前提となるので、合格率は比較的高い傾向にあるといえるでしょう。

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看護師国家試験の概要

そもそも、看護師国家試験とはどういった試験なのでしょうか。詳しい概要を今一度確認しておきましょう。

実施月

看護師国家試験は、毎年2月中旬に実施されます。
開催日は毎年異なるので、厚生労働省のWebサイトを事前によくチェックしておきましょう。

受験資格

看護師国家試験は、どなたでも受けられるものではなく、明確な受験資格があります。例えば「指定大学で看護師になるために必要な学科を収めている」、「看護師養成所を卒業している」など、その年に厚生労働省が指定する条件に該当した人間のみ試験を受けることが可能です。
受験資格については、厚生労働省のWebサイトで毎年発表される応募資格をよく確認しておきましょう。

試験時間

看護師国家試験の試験時間は、合計で5時間20分。午前2時間40分、午後2時間40分と半分に分けられています。
240問ほどの問題を解くので、1問にかけられる時間は1分ほど。解答のペース配分には気をつけましょう。

問題は3タイプ

看護師国試の問題は、大きく分けて3タイプ。「必修問題」「一般問題」「状況設定問題」の3種類に分けられます。
それぞれ、どのような特性があるのか、どんな問題が出題されるのか、よく確認しておきましょう。

必修問題(50問)

必修問題では、基礎的な問題が多く出題されます。
80%以上の正答率で合格となる傾向にあるので、確実に点を取っておきましょう。

一般問題(130問)

一般問題は、一問一答形式で出題される、題基準に定められている11科目の知識を問う問題や、事例問題があります。科目によって出題数に違いがあり、科目内のなかでも出題されやすいテーマが存在するので、過去問を振り返っておきましょう。

状況設定問題(60問)

状況設定問題は、出題基準に定められている7科目について、現場で起こり得る状況への理解力と判断力を問う、応用問題です。必修問題、一般問題に比べて設問文も長いので、素早く内容を噛み砕き回答していく必要があります。1問2点と、1問の比重が大きい傾向にあるでしょう。

例年、必修問題が50問、一般問題が130問、状況設定問題が60問となる傾向が続いています。しかし、今後新たな出題方式になる可能性もあり、一概に断定できるものではありません。出題形式が変更されることも想定し、対策に講じましょう。

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看護師国家試験の出題傾向

看護師国家試験の出題される問題は、毎年変化していきます。それは、変わっていく時代のなかで、受験生が現在の看護の現場で働いていける資質があるか見極めるために、出題者がその年ごとに出題する問題を変えているためです。試験に受かるためには、例年の出題傾向から出題者の意図を探り、今年はどのような問題が出題されるか予想しながら勉強していくことが大切です。ここでは、看護師国家試験の出題傾向を詳しく見ていきましょう。

視覚素材問題

近年多く出題されているのが、医療機器の使用方法や症状の検査について、写真などの資格素材を提示して出される問題です。人体やX線の写真を用いて、病名を問う問題が多く出されています。日常的に、教科書に載っている資料写真によく目を通しておくようにしましょう。

非選択式計算問題

こちらも近年多く出題されている、非選択式計算問題。選択肢を設けず0~9の数字を選択し、数値を回答させる問題です。選択の余地がなく、自分自身で答えを導かなければいけませんが、計算問題としての難易度はそこまで高くありません。計算が苦手な方は、早めに対策しておきましょう。

時代に合わせた問題の改定

厚生労働省「保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成30年版」に「看護師国家試験においては、健康課題を持つ人々を生活者として捉え、身体的・精神的・社会的に統合された存在として幅広く理解したうえで、個人や家族及び療養の場の多様化に併せて、必要な看護サービスを提供するための知識や能力についての出題内容の充実を図るよう改定を行った」とあるように、看護師国家試験の問題は個人・課程の療養の場の多様化や新サービス導入など、毎年の時流に合わせて問題の改定を行っています。つまり、その年の看護・医療業界の気運や流行のトピック・ニュースを把握することが、試験対策にも繋がるでしょう。

「看護師の統合と実践」の改定から見る出題傾向

例えば、第101回から、新科目「看護の統合と実践」が追加されました。「保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成26年度版」によると、同科目の大項目と「看護におけるマネジメント」「災害と看護」「国際化と看護」の明確に区分されています。
また、第107回以降では、「保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成30年度版」に基づき、「複数の科目の知識を統合する能力」「多重課題や集団へのアプローチに必要な広い知識を統合する能力」を問う出題がされています。こういった出題傾向の所以は、当科目の目的「各分野の知識を統合し、実践に生かす」は、看護師国家試験試全体でも重視している部分でしょう。「看護の統合と実践」だけでなく、ほかの多くの科目についても、症状が起こる原因や適切なケアといった根拠を踏まえ、実践的な能力を見る問題が増えていくと考えられます。

参照元:厚生労働省-「保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成30年版」
厚生労働省-「保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成26年版」

看護師国家試験に受かるための4つのポイント

最後に、看護師国家試験で受かるための勉強のポイントを押さえておきましょう。

1.必修問題対策を抜かりなく

基礎的な問題が多い必修問題は、確実に8割以上取れるよう、抜かりなく対策していきましょう。
注意して欲しいのが、基礎知識を問う問題だからといって、暗記すれば良いというわけではないということです。
解答に対し、なぜそうなるか、どういった背景があるか、といったことをよく理解していくことで、応用力も高められ、臨機応変な回答ができるでしょう。

2.過去問をたくさん解く

基礎固めができたら、次は過去問題集にチャレンジしてみましょう。過去問は、基本的に過去5年分を取り組み、誤答した問題を解き直していきます。過去問には、「正答率」が記載されている場合が多いです。この正答率が7割を超えている場合、基礎レベルの問題なので、確実に点数を取れるようにしておきましょう。正答率の低い問題や応用問題は、基礎的な問題が全て解けるようになってから取り組むと良いでしょう。

3.模試の結果を活かす

多くの看護学校で、学生が看護師国家試験の模試を受けています。模試は、本試験で最大のパフォーマンスを発揮し、合格するための予行練習のようなものです。
模試の結果が振るわずに落ち込むのではなく、その結果から本試験にどう活かせるのか考えましょう。
模試を受ける際は、本番で試験時間をオーバーしないよう、「自分がこの問題にどのくらいかかっているのか」「どうすればもっと縮められるのか」を考えて取り組むと良いです。また、「一度解いて分からなかった問題は後回し」「長文の問題は要点だけをチェックする」など、実際の試験で使えるテクニックの習得できるよう努めましょう。
自分に合った受験方法を見つけられるのも、模試を受けるメリットです。

模試の結果が出たら、間違えた問題は解き直し、理解を深めましょう。自分の誤答だけをまとめたノートをつくり、携帯し空いた時間にチェックするのも試験対策に効果的です。

4.体調管理も大切な試験対策

看護師国家試験の実施は2月中旬。年末年始から2月にかけて、風邪やインフルエンザが流行りやすくなります。
コンディションの悪い状況で本番を迎えたり、最悪の場合体調不良で受けられなくなったりしないよう、体調管理にはいっそう気を配りましょう。うがい・手洗いの徹底や、人の多い場所ではマスクを着用するなど、できる限りの風邪予防を心がけてください。また、生活リズムを安定させることも立派な体調管理です。試験を控え不安な気持ちも分かりますが、夜遅くまで勉強を続け、体調を崩すことのないように、朝型の生活になるよう意識しましょう。

以上、看護師国家試験の合格率や試験対策をご紹介しました。

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