
自分以外の人の看護師になりたい理由が気になる方もいるでしょう。人それぞれ、さまざまなきっかけや経験があるようです。ほかの方が看護師を目指した理由を知ることは、自分が就職や転職活動をする際、志望動機を考えるのにも役立ちます。このコラムでは、看護師になりたい理由としてよく挙げられるものの紹介や、志望動機の書き方を解説していますので、参考にしてください。
看護師になりたい理由は人それぞれです。その中でも、よく挙げられる志望動機を紹介します。ほかの方が挙げる理由を知ることにより、自分の志望動機を見つめ直すのにも役立つでしょう。
母親が看護師で、憧れるようになった方は多いようです。母親から仕事のことを聞いたり、仕事ぶりを見たりしているうちに、自然と目指す気持ちになっていたという声が聞かれました。また、看護師の大先輩が身近にいるのは、とても頼もしく、看護師を目指す際の大きな後押しになるのでしょう。
看護師になりたい理由に、人気の医療ドラマや映画の影響を挙げる方もいます。実際の医療の現場は、ドラマのようにいかないことがほとんどです。しかし、ドラマへの憧れをきっかけに、看護の仕事へ興味を持ち、目指す気持ちになったというのは、立派な志望動機といえます。
自分や家族が病気や怪我で入院したときに、優しく丁寧に接してくれた看護師に憧れて、自分も看護の道に進んだという方はとても多いです。中には、憧れの看護師と同じ病院で働きたいという気持ちで就職活動する方も。それほど、看護師が患者やその家族に与える影響は大きいものなのです。
人命に関わる看護師や医師などの医療従事職は、直接、人の役に立っていることを実感できる仕事です。その中でも、患者と近い距離で接する看護師は、仕事内容のイメージが湧きやすく、目指しやすい職業といえます。
就職や転職活動の際は、志望動機が重要視されています。どのような内容を伝えれば、採用する側に良い印象を持ってもらえるかをまとめました。
看護師は体力的にも精神的にもハードな職業です。生半可な気持ちで務めるのは難しいでしょう。そのため、採用する側は志望動機から、応募者がどれほどの熱意を持って看護師になりたいのかを読み取ろうとします。強く、確かな気持ちで看護師になりたいということを、上手く表現すると好印象です。
志望動機に、自分の看護師の適性をアピールする内容を盛り込むことも大切です。看護師には、強い精神力や体力、そして、コミュニケーション能力が求められます。そのため「辛いことをこのような工夫をして乗り越えた」「人と接することが好きでこのような活動をした」といった具体的な例を挙げて、適性をアピールすると良いでしょう。
看護師になった後の目標が明確になっているのかも重要です。看護師は採用されたばかりのときは、すぐに戦力になるのは難しく、経験を積んで学びながら成長していきます。そのため、採用試験のときには、働きながら看護師として成長していく気持ちがあるのかが問われるのです。ただ看護師として働くというのではなく「NICUで働いて新生児を救いたい」「救命救急に携わりたい」といった将来的な目標をアピールすることで、採用後も目標に向かって前向きに学ぶ意欲があることを伝えられます。
志望動機には、理想や意気込みだけではなく、自分の経験もふまえた内容も盛り込みます。インターネット上には、志望動機の例文がたくさんありますが、そのまま丸写しするのは避けたほうが良いでしょう。その理由は、採用者側からすれば、ほかの人が考えたような志望動機では、応募者の人柄や意欲が判断できないうえ、すぐに自分で考えていないと分かってしまうからです。例文は参考程度にし、自分の経験を通して得た看護観を入れるようにします。
志望動機には、避けたほうが良い内容や表現があります。採用側が良い印象を持たず、不採用になる恐れがあるからです。これから挙げる内容に注意して、志望動機を考えましょう。
志望動機では、後ろ向きな表現ではなく、前向きな表現を心がけるのが基本です。たとえば「勉強させていただきたい」といった受け身の表現を使うと、採用者側に自ら動く意欲がない人物という印象を与える可能性があります。この場合は「できるだけ早く活躍すべく日々努力します」など、自発的な表現を心がけましょう。また、人の悪口やほかの病院の批判なども、良い印象を与えないので避けます。
履歴書の資格や職歴はもちろんのこと、志望動機に嘘のスキルや経験を書くことは止めましょう。採用後に嘘をついていたと分かったときに、経歴詐称とみなされ、解雇される可能性があります。正直に、自分が看護師になりたい理由を伝えるべきです。
この項目では、看護師の志望動機の例文をいくつか挙げていきます。参考にしつつ、自分のオリジナルな経験や学びを盛り込みましょう。
<例文>
「、姉が仕事のストレスから双極性障害を患い、両親とその介護を経験しました。姉の病気について詳しく学んでいくうちに、精神疾患を持つ患者やその家族の力になりたいと思うようになり、精神科の看護師を志しております。貴院の患者の自立をできる限り促す治療方針や、明るい病院内の雰囲気に感銘を受け、志望いたしました。将来は自らの経験を活かし、患者だけではなく、患者の家族のことも支えられるような看護師になります。」
看護師としての臨床経験がなく、実績がアピールできない分、看護師を目指すようになったきっかけのエピソードを細かく記載するのがポイントです。また「このような看護師になります」と将来の目標を言い切る形で表現することにより、前向きな印象を与えられます。
最後に、志望動機として挙げがちな内容の中から、好ましくないものを紹介します。どの部分が良くないのかも記載しますので、自分の志望動機と照らし合わせてみてください。
確かに看護師の給料は高水準です。しかし、勤務形態は不規則で、精神的にも体力的にもハードな職業であることも事実。「給与が高い」「収入が安定している」といった内容のみを志望動機にするのは、看護師の仕事の厳しさを正しく理解していないと捉えられかねません。
立地条件を志望動機にすることは避けましょう。なぜなら、家や駅から近いという理由だけで職場を選んでいると思われる可能性があるからです。なぜ、同じように立地条件の良いほかの病院や会社ではなく、この病院で働きたいのかが伝わるような志望動機を考えます。
クリニックや診療所を志望する場合、夜勤がなかったり、休日が一定だったりする点にメリットを感じることもあるでしょう。しかし、その点をそのまま志望動機にしてしまうと、採用する側に、仕事に後ろ向きな人物という印象を与えてしまう恐れも。この場合は「自分のペースで患者と向き合える」「休日を勉強のために活用できる」など、ポジティブな表現に言い換える工夫が必要です。
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