看護補助者は看護助手とも呼ばれ、主に患者さんのケアや看護のサポートを行います。多くの場合、勤務形態は看護師と同じですが、国家資格など特別な資格は必要ありません。しかし、患者さんの介助や身の回りのお世話をすることから、看護助手実務能力認定試験や介護職員初任者研修など、保有していると役に立つ資格もあります。
このコラムでは、看護補助者の仕事やなり方などについて詳しく解説。ぜひ参考にしてみてください。
看護補助者とは、主に看護師のサポートや患者さんのお世話を行う役職です。看護助手、または、ナースエイドとも呼ばれています。看護師や准看護師のように資格は必要なく、看護学生や主婦など幅広い年齢層の人が活躍しています。
近年、医学の進歩や食生活・生活環境の変化などにより、日本人の平均寿命は延び続けています。それと同時に、生活習慣病により治療や入院を必要とする患者さんも増え、看護師不足が深刻です。
このような状況の中、看護補助者は、看護師や医療関係者がそれぞれの仕事に専念できるようサポートする、重要な役割を担っています。看護チームの一員として、今後ますます必要になる職種といえるでしょう。
看護補助者の主な仕事は、患者さんのケアや看護のサポートです。患者さんが快適に過ごしたり、看護師が専門業務に集中したりできるよう、幅広い業務を行います。
看護補助者の主な仕事は、患者さんのケアです。食事や排泄、入浴の介助、ベッドメイキングやシーツの交換・洗濯など、患者さんの生活全体を支えます。
また、看護サポートも重要な役割です。病室・診察室の環境整備やカルテの整理、医療器具の消毒・滅菌など、医師や看護師が業務に集中できるよう、あらゆる雑務に対応します。
看護補助者の仕事内容は、配属先の病院や診療科などによって異なります。
内科や外科、小児科、耳鼻咽喉科など、勤務する診療科は多種多様。産婦人科では赤ちゃんのお世話をしたり、精神科では患者さんの相談相手になったりするなど、診療科によって仕事内容が異なります。
手術で使用した医療器具の洗浄や管理、手術室の清掃などをおこないます。
内視鏡や内視鏡資材の洗浄・管理、ベッドメイキングなどをおこないます。
看護補助者も2交代制や3交代制のシフトで働いたり、夜勤を行ったりする場合があります。基本的に看護師と同じ勤務形態です。
2交代制とは、日勤と夜勤の2つのシフトからなる勤務形態です。多くの場合、拘束時間の長い夜勤の後に休日をはさみながら交互に勤務します。
例
日勤:8時?17時
夜勤:16時?翌9時など
3交代制では、日勤と準夜勤、深夜勤の3つのシフトに交代で入ります。夜勤帯の拘束時間が、2交代制より短いのが特徴です。
例
日勤:8時30分~17時
準夜勤:16時30分?翌1時
深夜勤:24時30分~翌9時
シフト制とは異なり、夜勤のみを行う勤務形態です。生活のリズムが整いやすく、給与や休日の面で夜間勤務に対する手当もあるようです。
看護補助者は、看護師のように国家資格が必要ありません。そのため、求人に応募し、適性があると認められれば、無資格でもなれます。しかし、患者さんの食事や入浴、排泄介助など身の回りのお世話を行うことから、介護福祉士や介護職員初任者研修などの資格を保有しておくのもおすすめです。
看護補助者として働くメリットには、無資格でも働けることなどが挙げられるでしょう。下記で具体的にご紹介します。
先述のとおり、看護補助者は特別な資格は必要ありません。医師や看護師のように国家資格や勤務経験がなくても、医療現場で働くことができます。ただし、看護師免許がないので注射や採血といった医療行為はできません。患者さんの介助や清掃など、あくまでもケアや看護のサポートが中心です。
看護補助者は、患者さんに寄り添うことが多い仕事です。食事や入浴の介助、検査室・リハビリ室への付添いなどはもちろん、不安を抱える患者さんを気持ちの面からサポートすることもあります。献身的に寄り添うことで患者さんから感謝の言葉をもらえる機会もあるため、やりがいや喜びを感じながら人の役に立てるでしょう。
看護補助者は、医療現場に携わりながら幅広い知識を得られます。業務を行うなかで看護師や准看護師、介護士などを目指す土台作りもできるでしょう。
ここでは、看護補助者に向いている人の特徴をご紹介します。
看護補助者は、コミュニケーション能力のある人が向いています。看護師と連携しサポートするほか、さまざまな患者さんとも接するので、円滑な意思疎通が求められるでしょう。
看護補助者は、どんなときも優しさと、人の役に立ちたいという奉仕の心を持って接することができる人に適しています。人当たりがよく、人と触れあうことが好きな人が向いているでしょう。
看護補助者の仕事には体力も必要です。介助や清掃など、全身を使ったさまざまな業務に対応するため、1日中立ちっぱなしで仕事をすることもあります。また、テキパキと行動できる手際の良さやフットワークの軽さも求められるでしょう。
看護補助者には、医療従事者として知識を習得し続ける意欲と向上心がある人が適しています。医療業界は、治療やケアの方法が常に変化しているため、常に積極的に学ぶ姿勢が必要です。
看護補助者に向かない人の特徴をご紹介します。下記のような人は業務に苦労する可能性があるので、自分の適性をよく考えてから求人に応募しましょう。
看護補助者は患者さんと接する機会が多い仕事です。1つのミスが大きな問題につながる恐れもあるため、責任感は欠かせません。
看護補助者は、自主的に行動することが必要です。治療や診察、手術が円滑に進むように準備をしたり、患者さんの様子がいつもと違うと感じたら、看護師に相談したりする必要があります。機転を利かせ、率先して処理する行動力が必要でしょう。
看護補助者には看護師のような特定の国家資格は必要ないものの、「看護助手実務能力認定試験」「介護職員初任者研修」などの認定資格があると役立ちます。知識があることを示せるほか、就職してからも、学んだ内容を活かしてスムーズに自信を持って仕事ができるでしょう。
看護補助者に求められる看護補助・福祉介護業務に関する能力があることを証明する資格制度です。介護保険適用事業所に従事している方や、ホームヘルパー(訪問介護員)としてスキルアップを目指している方にも適しています。
看護補助者が求められる知識が身につき、医療施設で即戦力として活躍するための能力を客観的に評価する資格制度です。
主に、介護の仕事をする人が取得する資格です。しかし、看護補助者が患者さんの身体に直接触れ、お世話をする仕事にも活かせる技術を身につけられます。
社会福祉専門職の介護に関する国家資格です。介護福祉士はケアワーカーとも呼ばれ、介護現場で働くスタッフや、家族の介護を行っている人への指導・アドバイス、リーダー業務などを行います。患者さんに接する機会の多い、看護補助者の仕事にも役に立つ資格でしょう。
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