入院患者さんの療養生活と健診業務の負担軽減に貢献する企業

2022.9.22

医療業界を多角的に捉えることによって、患者さんにも医療従事者にも役立つ製品やシステムが日々誕生しています。

そこで本記事では、病院食を適温で提供するための製品を手掛ける企業、画期的なナースコールを開発した企業、健診業務の負担軽減を図るシステムを提供する企業に注目してみました。
入院患者さんに快適な療養生活を過ごしてほしい看護師さん、健診業務に対する負担を感じている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次

株式会社Fujitaka

「喜びを共に」という企業理念のもと、柔軟な発想力を活かした商品とサービスを提供する株式会社Fujitaka。商業施設の設計・施工や券売機・省力化機器、病院・福祉・住宅設備など多岐にわたる事業を展開し、誰もが豊かに生活できる明日を目指して尽力している企業です。

適温配膳車「iクッカー和(NAGOMI)」シリーズ

▲画像提供:株式会社Fujitaka

入院患者さんの中には、食事の時間が楽しみという人もいるでしょう。
しかし、病院食は入院患者さんへの提供時には温かいものが冷えていたり、反対に冷たいものがぬるくなっていたりと、最適な温度で食べられないこともあるのが実情です。

そこで同社は1984年より、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま食事を提供できる温冷配膳車の製造を開始。これまでに改良が重ねられ、7,000台にも上る同社の温冷配膳車が医療機関や介護施設で活躍しています。

そんな適温配膳車の現在(※2022年9月時点)の最新モデルは、「iクッカー和(NAGOMI)」シリーズです。

適温配膳車は、どうしても上段から下段までの間で大きな温度差が生まれやすいもの。しかし、同シリーズは温度管理性能を追求することで、庫内の温度差を±5度以下(※工場出荷時)に抑えることに成功しました。
病院食の最適な温度がしっかりと保たれるのと同時に、菌の繁殖を防いで安心な食事を提供できるのは確かな温度管理性能、そして技術者が一台ずつ行う厳しい検査によるものと言えるでしょう。

また、同シリーズはこれまでの同社の製品と同様の庫内サイズを確保しつつも、コンパクト化を実現しています。
小回りが利くため、曲がり角や狭いスペースなどでも容易な操作が可能です。
そのほか、小物が置けるユーティリティスペースを新たに確保したり、省エネ性能が改良され電力消費が抑えられたりと、看護師さんにとっても環境にとっても優しい仕様となっています。

「フラットトレイ」

▲画像提供:株式会社Fujitaka

同社では、適温配膳車に搭載できる「フラットトレイ」を用意。トレイには仕切りがないため、食器を自由に配置したり、スムーズに手に取ったりできます。
手が動かしにくい、物が見えにくいなど分割トレイで苦労しやすい方も、自分らしく食事を楽しめるようになるのが魅力でしょう。

さらに、同製品にはさまざまなデザインがラインナップしており、無地やモダンなイラストが入った漆調トレイに木目、カラートレイ、ディスポーザブルトレイとさまざまある中から選べるのが特長です。
それだけでなく、四季折々のイベントごとなどを描いたランチョンマットも提供しており、行事食や特別食に彩りを添える工夫が行われています。

入院患者さんのより良い療養生活を考えている際には、こうした病院食に関するハード面に意識を向けてみるのも良いかもしれません。

株式会社テクノスジャパン

福祉機器およびマイコン応用機器の開発から販売まで、ファブレスメーカーとしてシームレスな事業展開を行う株式会社テクノスジャパン。「老・農・環・心」をキーワードに据え、人と技術を結び感動を与えられる独自の製品を作り上げるため、留まることなく挑戦を続けている企業です。

同社が手掛けるケア向上製品

同社では、入院患者さんの療養生活を支えるための製品を多数手掛けています。

たとえば「パネコール」は、ボタンを押す代わりに手や腕、足などを同製品に近づける、もしくは触れることでナースコールができるアイデア製品。入院患者さんは四肢をスムーズに動かすのが困難な場合もあるため、指先を使わずにナースコールができるのはありがたい存在でしょう。
同製品はコードレスで煩雑さがなく、ベッド柵への設置が容易なのもポイントです。

▲パネコール_イメージ/画像提供:株式会社テクノスジャパン

また、「かなスイッチ」はコードレスタイプのナースコールスイッチで、設置場所に気を配る必要がありません。
同社の「無線中継ボックス」を介してナースコールと連動させることにより、ナースステーションとつながるのが特長です。

「コールスイッチ」「コールスイッチ2」はボタンを押すほか、大声や大きな音を出すことで看護師さんにコールを送ることが可能。コールスイッチはそれぞれ、専用受信器またはナースコールでの報知となります。
コールが送れると本体からメロディで教えてくれるので、作動したかどうかがわかりやすく、入院患者さんがナースコールスイッチを連打してしまう課題の解決も図れるかもしれません。

そして、「見守ライト」は同社の「離床センサー(コードレスタイプ)」と連動させて使用する製品です。
入院患者さんが離床センサーに足を下ろすと、センサーの作動と同時に同製品のライトが点灯。そのため、足元が暗く見えないことによる転倒防止に有用と言えます。

▲見守ライト_イメージ/画像提供:株式会社テクノスジャパン

これらの製品は、万一の急変時でもナースコールスイッチを探す手間がなかったり、ボタンを押す力がないときでも使用したりできることから、看護師さんも即座にベッドサイドへ駆けつけられるなどケアの向上につなげられるのではないでしょうか。

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日本事務器株式会社

1924年に創業して以降、これまでに積み重ねてきたノウハウと技術力を駆使して、顧客のニーズに寄り添ったソリューションを提供する日本事務器株式会社。手掛ける分野は民間企業から文教・公共、医療福祉まで幅広く、臨機応変なサービスでIT化の実現に寄与する企業です。

クラウド型健診システム「CARNASクリニック」

健診業務に携わる場合、健診結果報告書の作成や管理、検査結果のチェックなどに対して、時間的にも心身的にも負担を感じるという声が聞かれます。
そうした健診業務をサポートして医療従事者の負担軽減を図る健診システムとして、同社はクラウドを利用した「CARNASクリニック」を開発しました。

たとえば、同システムではCSV出力された受診者データやMEDIS形式の検体検査データを取り込めるため、入力やチェックにかかる時間短縮はもちろんのこと、入力ミスを防止することも可能です。
健診の検査結果については登録されているリスト内から選ぶことができ、その検査結果の判定はシステム側が自動で行ってくれるのが特長と言えます。

また、法定健診や特定健診、雇入健診など基本的なコース内容があらかじめ用意されていたり、実施される健診内容を各クリニックで自由にセットできたりと同システムの利用シーンが限定されることもありません。
そのため、健診結果報告書の出力時にも、様式5号様式に特定健診、カラータイプとそれぞれ適したパターンを選択できます。

さらに、クラウド型ということもあって、月額9,900円からと低コストでサービスを実現しつつ強固なセキュリティ対策で運用している点、きめ細やかなサポート体制が整えられている点なども注目ポイントでしょう。

実際に同システムを導入したクリニックからは、「月額で利用できるのがありがたい」「院外からの検体検査が取り込めて楽になった」「入力の手間が減り、経年変化や判定がわかるのも良い」といった感想が寄せられていました。

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