
*はじめに・・・
看護師不足が叫ばれ始めて、もう何年が過ぎたのでしょうか?
病院で働く94万人の看護師のうち常勤看護師の離職率は10.9%・新卒看護職の離職率は7.5%(平成24年度データ、厚生労働省)という結果が算出されています。
毎年新たに看護師となる人が約5万人いる中で約10万人以上もの看護師が離職しているそうです。ここでは、看護師の離職率について見ていきたいと思います。
2011年度の病院での常勤看護師の離職率は、10.9%と前年比0.1ポイント増となっています。
この数字はここ4年ほぼ変わらずの数値を示していて、横ばい状態です。
都道府県でみると、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県などが13%~14%を超えるほどの高い値を示しています。
なぜ大都市の離職率が目立つのでしょうか。その理由に、都市部では医療機関が多く
転職がしやすいということが要因としてあげられています。
病院側にとって、頭の痛い問題としてあげられるのが、新人看護師の離職率の高さです。せっかく採用・育成しても、辞めてしまう=育ってくれないのです。
特に夜勤負担が重い医療機関がより増加傾向にあります。
看護師の離職率の高さの原因として、過酷な労働環境があげられます。2交替や3交替などのシフト勤務で、生活のリズムが崩れ体調を崩す人があとを絶ちません。
また”過労死”した看護師が出るなどの痛ましい過去もありました。これらのことを踏まえ、勤務時間の見直しや労働環境の改善に努めるなどの対策を講じる病院が増加傾向にはありますが、
残念なことに看護師の離職率は横ばいを続けています。また、過酷な労働環境に加え離職に繋がる大きな要因として挙げられるのが”人間関係”です。男性看護師も増えてきているとはいえ、看護師はまだ女性社会。
女性同士の難しく複雑な人間関係があるようです。
看護師の働く環境が多様化し、同時にその需要は拡大しているといわれています。超高齢化社会に突入し、介護や在宅看護などの需要が大幅に増加しているのです。
そのため、病院勤務から介護系へ流入される看護師が多いのも事実。その流れで病院常勤の看護師がますます足りなくなっていくという懸念の声が聞かれています。
周りから「もったいない」と言われながらも、看護師を一旦辞めてしまう”潜在看護師”。その存在は、*55万人以上にのぼるといわれています。
一度医療の現場を離れた潜在看護師の多くは、ブランクの問題であったり結婚・出産・育児など女性ライフステージにより、なかなか復帰しづらいのが現状のようです。
現在、この潜在看護師を再度医療現場への復帰してもらえるような対策も重要視されています。
*平成14年度・厚生労働省・潜在看護職員の推計についてより
*おわりに・・・
ここまで、看護師の離職率についてみてきました。皆さんいかがだったでしょうか?看護師不足はなかなか解消しない問題だと、改めて認識させられる結果となりました。
現在、潜在看護師の方だけでなく、就業中の看護師さんで離職や転職をお考えの方も多いかと思います。
「看護のお仕事」では、お悩み相談室を設け転職や現場復帰を目指す看護師さんを応援しています!ぜひお気軽にご相談ください!
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