
本記事では、自社開発の素材で体位変換に有用なクッションを手掛ける企業、子どもの発達に着目した支援活動に取り組む法人、脳波と血中酸素ウェルネスによる睡眠計測サービスを提供する企業をご紹介します。
快適な療養生活や良質な睡眠をサポートしたい看護師さん、子どもと関わる機会のある方は、最後まで読み進めることで参考になる情報が得られるかもしれません。
睡眠の質に着目し、誰もが快適に眠れる環境づくりを目指して1994年に設立した株式会社パシフィックウェーブ。当時流行したウォーターベッドの輸入事業を経て、現在は試行錯誤を重ねて自社開発した多層立体形状ジェル「ジェルトロン」を用いた製品の製造販売を手掛けています。
より良いものを届けられるように工程のほとんどを内製化し、製品を使用する人たちへの想いを込めて職人がひとつひとつ手作業で作り上げています。
ジェルトロンはグミキャンディのような感触で柔軟性があり、一人ひとり異なる凹凸や動きに合わせて優しく馴染んで身体の負担を軽減してくれるのが特長です。
通気性が良く衛生面を保てる水洗いに対応しつつも、耐久性に優れた素材で長期にわたる安定的な使用を実現しています。
自分で身体の向きを変えることが難しい患者さんの場合、ベッドと接触する部位が圧迫され続けたり、ポジショニングが崩れて擦れてしまったりすることで、褥瘡が発生する可能性があります。
そこで定期的に体位変換を行って圧迫軽減、姿勢保持による擦れ予防が大切になってくるでしょう。
その際に有用なのが、2cmの薄型ジェルトロンを用いた同社の「体位変換クッション」です。

同製品は、30度の傾斜がついた体位変換をサポートしてくれるクッションで、側臥位はもちろん仰臥位でも皮膚にかかる負担を軽減してくれます。
幅が35cmの「標準タイプ」、70cmの「ロングタイプ」があり、使用する部位に合わせて適切なものを選ぶことが可能です。
また、使用の際には専用カバーを用いますが、こちらも「高通気カバー」「防水清拭カバー」の2通りを用意。姿勢保持の際には高通気カバー、オムツ交換時など汚れる恐れがある場合には防水清拭カバーといったように、そのときどきで使い分けられます。

患者さんに身体の負担が少ない療養生活を送ってほしいと願う看護師さんにとって、同製品はまさに理想の存在となり得るのではないでしょうか。
「ビジョントレーニング」の普及活動を通じ、子どもの発達支援に取り組んでいる一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会。各地で勉強会や講演会を行うだけでなく、直接子どもたちにビジョントレーニングを行うスタジオ「べすとびじょん」を運営するなど、子どもの明るい未来に向けて尽力しています。

ビジョントレーニングとは、ADHDやLDといった課題を抱える子どもたちの発達支援のために実施されているプログラムのことで、スポーツの分野でも活用されているのが特長です。
視覚機能を鍛えることで、視空間認知能力をはじめ集中力や判断力などの能力向上を図り、目から得た情報を正しく脳で処理できる状態を目指していきます。

同法人では、保護者・指導者のための『「子どもの発達」オンライン勉強会』を開催しています。
勉強会は、支援の結果が出ない原因や支援するうえで重要なポイント、受講後すぐに取り組める実践方法など充実した内容となっているので、ビジョントレーニングに関心がある看護師さんに最適でしょう。
また、ビジョントレーニングを本格的に仕事に活かしたいと考えたら、同法人の認定が受けられる「ビジョントレーナー育成 認定初級講座」を受講してみるのも良いかもしれません。
講座は午前の部と午後の部の2部構成で、各3時間の計6時間をかけてしっかりと学んでいくことが可能。午後の部については日を改めての受講にも対応しており、仕事やプライベートの状況によってフレキシブルに選択できるのが魅力と言えます。
内容については、午前の部はビジョントレーニングや目に関する基礎、支援者に求められるスキルの習得が中心です。
午後の部は、当事者である子どもの具体例を用いた適切な支援の実践方法や視覚機能のチェック方法、教材の選定方法と作成方法、メンタル面のサポート方法などが予定されています。
認定後は勉強会や講演会に参加できたり、ビジョントレーニングの有益な情報が得られたりと、スキルアップを図れる機会が設けられているのも注目すべきポイントでしょう。
不眠症や睡眠時無呼吸症候群といった睡眠障害のリスクを判定し、誰もが質の高い睡眠をとれるように、脳波測定ウェアラブルデバイスおよびAI解析を用いた睡眠計測サービス「InSomnograf」を提供している株式会社S’UIMIN。研究支援や医療機関に向けた事業を中心に展開しており、幅広く睡眠と関わることで睡眠医療の革新を図っています。

InSomnografは、従来の「ポリソムノグラフ検査」とほぼ同等の精度を確保しつつも入院の必要はなく、自宅で睡眠脳波と血中酸素ウェルネスを測定・解析することが可能です。
電極の装着は利用者自身が容易に装着でき、デバイスの操作性もどのような年代にも扱いやすいシンプルな仕様です。

睡眠状態が悪化すると肥満や疲労、集中力の低下、イライラなど心身に悪影響を及ぼし、さらにうつ病や心血管障害、認知症といった疾患のリスクも高まります。
そこで一人ひとりが抱える睡眠に対する課題解決、ひいては未来の健康づくりのアプローチ手段として、同社が医療機関向けに行う「睡眠計測サービス」が挙げられます。
同サービスは、利用者へのデバイス発送から検査開始後の対応、結果をもとにしたレポートの作成、医療機関への共有までを担ってくれるのが特長です。
医療機関側は、利用者の募集と共有された結果の受け渡し作業のみで、デバイスや検査結果などを管理せずに済むのがポイント。設備や人材へのコストを抑えながら新規で検査方法を導入できるのは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
また、レポートには「総合評価」や「おもな指標」、「睡眠トラブルのリスク評価」などがわかりやすく記されているので、利用者への説明や睡眠衛生指導も行いやすいでしょう。
患者さんの睡眠に対する悩みや不安を和らげ、生活習慣の改善に有用な手立てとして同サービスの存在を看護師さんも知っておくと良いかもしれません。
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