食とケアのプロによる活動・講座で患者と家族を笑顔にする組織

本記事では、子どもの偏食や少食問題に取り組む協会と、子どものアピアランスケア活動を行っている法人、急変対応セミナーを実施している企業をご紹介します。

食事の悩みを抱える親子の支援に役立つ知識と技術を習得したい方や、子どものアピアランスケアの実情と支援について理解を深めたい方、多職種連携や医療安全など看護師としての専門性を高める研修を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
これらの講座や情報は、患者さんのQOL向上に貢献するだけでなく、看護師としての自信やキャリアアップにも繋がるはずです。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

こども偏食少食ネットワーク協会

こども偏食少食ネットワーク協会は、こどもの「食べること」を共に支え、共に学び続ける多職種ネットワークを構築し、困っている親子をネットワークで、適切にサポートする組織です。近年、増加傾向にあるこどもの偏食・少食は社会課題であると捉え、親子が「食」を通じて健全に育まれる社会をつくることを目指して設立されました。

▲画像提供:こども偏食少食ネットワーク協会

具体的な活動としては、最新の知見と実践的な対応策を提供する支援者養成講座 (e-Learning)や、園・保護者向けのこどもの偏食・少食についてのセミナーなどを行っています。養成講座では子ども摂食アドバイザー資格を付与しており、アドバイザーは医療機関や保育施設、療育施設、地域に根付いた子育て支援といった多方面で活躍中です。

「こどもが食べてくれない」悩みに答える自信を。「子ども摂食アドバイザー養成講座」

近年、こどもの偏食や少食に関する相談が増加傾向にあります。しかし、保護者の不安や悩みに寄り添いながら、適切なアドバイスを行うことは容易ではありません。なぜでしょうか?それは、医療職の教育カリキュラムのなかにこの課題を解決する知識・スキルの習得が含まれていないからです。

そこで注目したいのが、「子ども摂食アドバイザー養成講座」です。本講座は、世界60か国以上で展開されている「SOS approch to feeding」プログラムが基盤となっており、こどもの「食べること」を医学面・栄養面・摂食技能面・心理社会面から評価・アプローチする専門知識と、保護者への具体的なサポート方法を習得できる講座となっています。医療従事者や看護師の方にとっても、日々の業務で活かせる実践的な内容です。

本講座には、基本が学べる「BASIC講座」と、BASIC講座を修了した方が受講できるより専門的な「ADVANCED講座」の2つのコースがあります。どちらも受講期間は2ヶ月で、e-Learningとオンラインセミナーで構成されているため、自宅で簡単に受講可能です。

▲画像提供:こども偏食少食ネットワーク協会

受講対象者は、医師や看護師、保健師、保育士といった資格保有者。
たとえばBASIC講座の場合は、小児摂食障害リスク因子や小児摂食障害スクリーニングなどを学べるカリキュラムが組まれており、ADVANCED講座では、発達障害児の食のバラエティの増やし方や栄養評価などが学べます。どちらも受講完了後はe-Learningシステム内で認定試験を受け、修了証が発行される仕組みになっています。

豊富な事例と実践的な内容で、明日から使えるスキルが身につく

本講座の特徴は、こどもの発達段階に応じた摂食行動の特徴や、偏食・少食の原因と対応策について、具体的な事例を交えながら学べる点にあります。
さらに、保護者とのコミュニケーション方法や、家庭でできる食事サポート、食環境づくりのポイントなども学べます。実践的なスキルを身につけることができるため、受講後すぐに現場で活かせるでしょう。自身の子育て等で現場を離れ、今後ご自身の活動の幅を広げようと考えている方にもおススメです。

医療従事者や看護師の方にとっては、食に関する専門知識と対応スキルを深められるセミナー・研修会への参加は大きなメリットとなり得ます。協会が発信する最新情報や、多くの事例に触れることで、日々の業務における保護者への対応や、より的確なアドバイス、食育支援に役立てられるのではないでしょうか。

一般社団法人チャーミングケア

一般社団法人チャーミングケアは、病気や障害のある子どもたちとその家族を対象に、アピアランスケアに関する情報発信を含めたさまざまな活動を行っている法人です。医療現場や当事者・行政機関などと連携を持ち、病気や障害のある子どもたちが前向きに生きていけるよう、社会全体でのサポート体制を整えることに尽力してきました。
主な活動は、国内唯一の病児障害児専門医療ケアグッズのECマーケットプレイス「チャーミングケアモール」の運営と、働きづらさを抱えている当事者保護者の就労のサポートに加え、医療従事者や支援者向けの研修やセミナー、ワークショップなどの開催となっています。
また、入院生活を送っていた子どもたちとその家族が退院後に安心して生活を送れるよう、復学支援サポート事業やメタバースを活用したコミュニティの運営など、多岐にわたるサポート体制の構築にも力を入れています。

▲画像提供:一般社団法人チャーミングケア

治療だけで終わらない支援「子どものアピアランスケア活動」

小児がん治療をはじめ病気や治療の影響で外見に変化が生じた子どもたちは、病気や治療と向き合う中で、身体的な苦痛だけでなく、外見の変化という大きな不安を抱えています。
抗がん剤治療による脱毛、手術痕、火傷痕などは、幼い心に深い傷を刻み、自己肯定感の低下や対人関係の困難、ひいては治療への意欲低下に繋がってしまうかもしれません。

同法人は、治療による外見の変化に不安を抱える子どもたちとその家族に対し、個別相談や情報提供を行うとともに「アピアランスケア支援」の調査を行い、前向きに治療と向き合うためのサポートや情報を取りまとめ、発信しています。
国内唯一の病児・障害児専門のECマーケットプレイス「チャーミングケアモール」を運営し、医療ケアグッズの販売と独自のコンテンツを配信しているのも、同法人の特徴的な活動の一つです。

▲画像提供:一般社団法人チャーミングケア

医療用帽子やウィッグなどの医療ケアアイテムや、疾病ごとに必要な用品、当事者の声から生まれたアイテムなどを揃えて提供しています。

たとえば、提供しているケアキャップは子どもたちの年齢や好みに合わせて、自然な仕上がりのものを届けています。外見の変化を気にせずに外出したり、友達と遊んだりすることができ、子どもたちの社会生活の維持にも繋がっています。

医療従事者の方々にとっては、アピアランスケアの考え方を取り入れることで、子どもたちの精神的なケアを充実させ、QOL(生活の質)向上に貢献できるのではないでしょうか。
小児分野におけるアピアランスケアの考え方や在り方を同法人では調査・発信しています。これらは治療への向き合い方に変化が生まれるとされており、子どもたちの心のケアは非常に重要と考えられています。
同法人の活動は、医療現場においても大きなメリットをもたらす取り組みと言えるでしょう。

株式会社 日本医療向上研究所

株式会社 日本医療向上研究所は、医療の質の向上のため、医療従事者向けのセミナーを企画・運営しています。現場経験豊富な医師や看護師を講師に迎え、実践的な内容にこだわったセミナーを提供することで、医療現場が直面する課題解決に貢献しています。

特徴は、医療現場のニーズを的確に捉え、現場で本当に役立つ知識やスキルを習得できるセミナーを提供している点です。受講者一人ひとりが積極的に学べるよう、座学だけでなく、シミュレーションやグループワークなど、参加型の研修スタイルを採用しています。また、セミナー後も個々の疑問や悩みに寄り添い、継続的なサポート体制を整えています。

これらの取り組みを通して、医療従事者のスキルアップを支援することで、日本の医療現場全体の質向上に寄与することを目指しています。

救命にこだわり続けた医師による「急変対応セミナー」

同社が提供する「急変対応セミナー」は、医療従事者向けの主要なセミナーです。長年、救急医療の現場で多くの患者さんと向き合ってきたベテラン医師が講師を務め、救命への熱い思いを胸に、実践的な内容で構成されています。

▲画像提供:株式会社 日本医療向上研究所

病院や介護施設、クリニックといった医療現場において、患者さんの急変はいつ、どこで起こるかわかりません。そして、対応の迅速性と的確性によって、患者さんの予後が大きく左右されることもあります。
看護師の方の場合、救急車や医師を待っている間に自身が判断し行動しなければならず、実際に適切な判断で上手く立ち回れるのか不安を抱えている方もいることでしょう。

そこで「急変対応セミナー」では、病院・介護施設・クリニックのスタッフが、あらゆる場面で適切な対応ができるように、受講者のレベルやニーズに合わせた4つの基本コース「心肺蘇生ベーシックコース」「急変対応アドバンスコース」「心肺蘇生指導者養成コース」「シナリオ訓練コース」を提供しています。

たとえば、「心肺蘇生ベーシックコース」では講義・実技とシナリオ訓練、質疑応答の時間を合わせて計240分間とし、心肺蘇生やAEDの使用など、急変時の基本的な知識と技術を習得できます。
また、「急変対応アドバンスコース」は計240分間の受講時間とし、セーブマンプロやレサシアンシミュレーターといった蘇生人形を用いた除細動器の心電図モニタの使用方法、挿管介助の実技指導などが行われ、より実践的な内容を学べるのが特長です。

▲画像提供:株式会社 日本医療向上研究所

そして 看護師個人向けのセミナーも定期的に開催しております。日頃ほとんど急変対応を行うことがない、蘇生対応初心者レベルの看護師・メディカルスタッフの方を対象に、心肺蘇生法(BLS+α)の基本について、シナリオ訓練を中心に体を動かしながら徹底的な指導を行います。

これらの急変対応セミナーの受講によって得られるメリットとしては、急変時にも冷静かつ的確に対応できる自信が持てることです。医療事故防止を意識した行動や、チーム医療で力を発揮するための連携力が身につくことにも期待できます。
経験不足による不安や、判断・状況把握への不安、スキル実行への不安、精神的なプレッシャーがあるという看護師の方も、同講座を受講することで不安を解消できるでしょう。
ぜひ、自身のスキルアップを図るためにも、受講を検討してみてはいかがでしょうか。

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