
本記事では、最新の浮腫理論・MLDのオンライン授業を実施している法人と、医療機関向けのeラーニングサービスを提供している企業をご紹介します。
講習へ参加するまとまった時間の確保が難しい方や、より専門的な領域の学習を進めたい方、場所や時間にとらわれることなく知識をアップデートしたい看護師さんは、ぜひ最後までご覧ください。
リンパ浮腫治療技術の普及とスペシャリストの育成に注力している、一般社団法人 日本浮腫緩和療法協会。2014年に設立した法人で、リンパ浮腫治療技術(CDT)を対象別に学べる実技に特化した講座を開催しています。
講師陣は、フランス国立モンペリエ大学医学部リンパ学Diploma取得者やInternational compression clubのメンバーなど、高度な専門性を持つ人材で構成されているのが特徴。2008年から、医師や看護師といった医療従事者向けにリンパ浮腫複合治療の実技指導を行い、2010年厚生労働省委託事業がんのリハビリテーション研修協力校、2022年厚生労働省教育訓練給付制度指定講座、2024年にはこども家庭庁、自立支援教育訓練給付金制度指定講座となりました。
また、2024年には日本のリンパ浮腫治療技術者育成講座としては初の国際リンパ浮腫講座となり、台湾で治療技術者を排出しました。
浮腫が起きる理由は、血管内圧の上昇やリンパ管障害など、疾患や状態によって異なります。浮腫があること自体が危険というわけではありません。むしろ、浮腫は身体のどこかに危険な状態や疾患が存在する可能性を示す重要な身体所見として捉えた方が良いでしょう。患者の状態と関連づけて考察できる知識を持つことが、看護において不可欠です。
こうした浮腫に対する治療法の一つとして、MLD(マニュアルリンパドレナージ)があります。MLDは医療徒手リンパドレナージとして知られ、手を用いてリンパ排液を促すマッサージ療法です。
しかし、適切な方法で行わないと、いくら時間をかけてもなかなか変化が見られず、期待する結果が得られないことがあります。

そこで注目したいのが、同法人が提供する「最新の浮腫理論・MLD」オンライン講座です。この講座では、浮腫治療に関する最新の知識を効率的に学ぶことができます。
同講座は、インターネット環境があれば自宅から受講可能です。オンラインのビデオ授業形式が採用されており、いつでも好きな時間に学習できる魅力があります。
ビデオ授業は、1コンテンツあたり約10分で構成されており、全58コンテンツを3ヶ月間で受講する仕組みです。
講座内容としては、循環の基礎から始まり、リンパ管の解剖学的分類、改定スターリングの法則、微小循環、静脈とベルヌーイ理論など幅広いトピックをカバーしています。特に注目すべきは、日本浮腫式MLD理論や過去の理論の再検討、皮下における水分貯留深度の重要性など最新の知見に基づいた内容が含まれている点です。
最後のセッションでは、臨床的MLDとして4種の先進的MLDを紹介し、それぞれの評価と治療法について詳しく解説しています。
さらに、Zoomを利用した1時間のオンラインスクーリングも含まれており、質疑応答が可能です。講座内容について疑問点があれば解消できます。Zoomスクーリングは予約制で、質問したい内容を事前にメールで連絡することで、より充実したスクーリングを受けられます。

同講座は、浮腫治療に携わる医療従事者にとって、最新の知識を効率的に学び、臨床実践に活かすための貴重な機会となるでしょう。興味のある方は、ぜひ公式HPにて受講料やコンテンツ内容などの詳しい情報をご確認ください。
京都府に拠点を構え、医療・介護分野のコンサルティング事業を展開している、株式会社アイリック。主に、医療機関・介護施設・歯科医院向けのマネジメントコンサルティングのほか、eラーニングやWeb制作を行っています。
具体的なサービスとして、ISO9001認証取得支援や、インターネットを活用した職員教育システム、職員満足度調査、目標管理システムの改善支援などを通じて、医療機関の品質向上と組織改善をサポート。また、ホームページ制作や写真・映像制作によるマーケティング支援も実施しています。
常に学習し、変化する医療環境に適応しながら、地域に信頼される医療機関づくりに貢献している企業です。
同社が提供する「アイリックeラーニング」は、医療機関・介護施設向けに特化したインターネットベースの学習システムです。同システムでは、医療安全シリーズ、感染対策シリーズ、個人情報シリーズ、ISO9001シリーズの他、自院で作成したオリジナルの研修を教材としてご利用いただける等、医療現場で必要とされるさまざまなテーマの教材を提供しています。

たとえば、感染対策シリーズでは京都大学医学部附属病院 感染制御部が監修する「標準予防策 手指衛生編」「標準予防策 個人防護具編」「感染経路別予防策」などのコースが準備されています。「標準予防策 手指衛生編」では手指衛生の意義、正しい手指衛生の方法など感染予防策の中でも最重要な項目で構成されており、実際の現場や業務内容に置き換えてイメージしつつ学習できるのがポイントです。
同システムの特徴として、学習者登録後すぐに学習開始できる多様なコースを用意していることが挙げられます。また、自院のオリジナル教材も登録・学習でき、各医療機関の特性に合わせたカスタマイズが可能です。初期投資が不要で、インターネット環境があればすぐに利用できるため、低コストでの導入が実現します。さらに、スマートフォンに対応しており、いつでもどこでも学習できる利便性が魅力的です。
医療現場の実情を考慮し、利用しやすい価格設定となっていることも、多くの医療機関から選ばれている理由かもしれません。また、無駄をなくし必要最小限の機能に絞ることで、使いやすさを重視したシンプルなシステムとなっているのも注目すべきポイントです。

同システムのメリットとしては、全職員への一斉教育が容易になること、受講者の理解度確認や教育記録の管理が効率的に行えること、さらに時間や場所の制約なく学習できることが挙げられます。
また、医療機関特有のニーズに応えるために用意されている、個人情報保護に関する専門コースでは、個人情報保護法や厚生労働省のガイドラインについて、医療機関の文脈に沿って学ぶことが可能です。
なお、導入を検討する医療機関のために、無料の体験版も提供されています。これにより、実際のシステムや教材の質を事前に確認することができるのではないでしょうか。
同システムは、医療現場の教育負担軽減と効果的な学習環境の提供を通じて、医療の質および患者満足度の向上に貢献することが期待できます。看護師の方々の継続的な専門能力開発を支援し、より質の高い医療サービスの提供に寄与する有効なツールだといえるでしょう。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載