看護部・院長ブログ紹介_vol.89

医療現場では日々、さまざまな課題に直面することがあります。スタッフのスキルアップ、患者さんとの関わり方、検査への不安を和らげる工夫など、取り組むべきテーマは多岐にわたるでしょう。今回ご紹介する3つの医療機関のブログには、そうした現場の悩みに対するヒントが詰まっています。実際の取り組み事例を通じて、より良い医療提供について考えてみませんか。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

(1)医療法人 南川整形外科病院の新着・イベント情報

福岡市西区姪浜にある医療法人 南川整形外科病院は、1958年から地域に根付き、医療貢献してきた歴史ある病院です。
整形外科を主軸に、内科、リウマチ科、形成外科などの診療科を標榜する、計117床の救急告示病院で、緊急性の高いスポーツ整形外科や交通外傷、労災事故の診療にも対応しています。

そんな同院は、「病める人の身になって、心のこもった医療を提供します。」を理念に、患者さんのニーズに沿った高度な医療を提供。
各分野に専門医が多く在籍しており、なかでもひざ・手・ひじ・肩については、それぞれに精通したスペシャリストが治療にあたっています。
また、入院の必要がない軽症から、手術やリハビリを要する重症までの幅広い症状に対応できる点も強みです。

ここでは同院のブログより、《【勉強会】ハイブリッド院内勉強会『セラピストのキャリア』を開催しました!》という記事に注目したいと思います。
「セラピストのキャリア」をテーマにした勉強会では、6名の講師がそれぞれの経験や大切にしている価値観を共有しました。
参加者の感想では、人それぞれの多様な意見に触れて「キャリアに正解はない」と気付き、「どのように人生を築きたいのか」を考える大切さを実感したと綴られています。
この勉強会の報告は、現場スタッフの視野を広げ、働く意識を高めるためのヒントになるでしょう。

▲ハイブリッド院内勉強会の様子/画像提供:南川整形外科病院

また、同院の教育への姿勢は、リハビリテーション科の新人教育にも表れています。
同科では、全スタッフが講師となり、新人の成長を段階的にサポートしているとのこと。
教える側と学ぶ側が相互に成長できる体制は定着しつつあり、大切な教育スタイルとして採用されているといいます。
全スタッフで新人を支える体制は、看護師の後輩育成や現場全体の成長、そしてチーム作りを考えるうえでも参考になるのではないでしょうか。

▲新入職員勉強会の様子/画像提供:南川整形外科病院

(2)OneStepCloser株式会社 すてっぷ訪問看護ステーション長岡京のブログ

京都府を拠点に地域密着型の在宅医療サービスを展開するOneStepCloser株式会社。
同社が運営する「すてっぷ訪問看護ステーション長岡京」は、「安心して地域で暮らせるサービスを提供する」「関わるすべての人の夢への一歩を応援する伴走者になる」を理念に掲げ、地域医療に貢献しています。
小児から高齢者まで幅広く対応し、利用者さんとそのご家族が安心できる療養生活を送れるよう支援するステーションです。

▲事務所内の様子/画像提供:すてっぷ訪問看護ステーション長岡京

今回は、現場の温かい雰囲気と看護師のリアルな働き方が伝わってくるブログ記事《とある日の訪問風景》に注目しました。
この記事では、S看護師の午前中の訪問に密着。利用者さん一人ひとりとの丁寧な関わりが、具体的な業務内容と共に綴られていたのでご紹介します。

まず、1件目のA氏の訪問では、バイタルチェックや内服薬のセットに加え、動画を使った筋トレを実施。写真撮影に緊張気味のA氏の様子や運動が上手くできた際の和やかなやり取りからは、良好な信頼関係がうかがえます。
続くB氏の訪問では、入浴介助や足の処置のほか、服薬を促す場面も。拒むB氏に対し、「まあまあ、せっかくやし飲んでおられる所を確認させてください」と優しく粘り強く関わるS看護師の姿が綴られていました。

記事の後半ではS看護師へのインタビューが掲載されており、これも非常に興味深い内容となっています。
職場の魅力として「スタッフの人柄の良さ」を挙げ、意見を尊重し合い、学び合う風土があると回答。当初は苦手意識のあった小児分野や看取りのケアに挑戦することで、看護師として大きく成長できたと語られていました。

▲スタッフの皆様/画像提供:すてっぷ訪問看護ステーション長岡京

これらは、訪問看護の仕事内容を知りたい方はもちろん、スタッフの成長を支える職場の雰囲気、看護師としてのキャリア形成に関心のある方へ、多くの示唆を与えてくれるのではないでしょうか。
現場の声をとおして、ぜひ、同ステーションの温かさと働くことのやりがいに触れてみてください。

(3)青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニックの院長ブログ

神奈川県横浜市青葉区にある青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニックは、消化器内科・内視鏡検査などを行っているクリニックです。
苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラや日帰り大腸ポリープ切除、潰瘍性大腸炎診療など、幅広い消化器疾患に対応。
青葉台駅から徒歩3分という好立地で、患者さんの負担を最小限に抑えた質の高い内視鏡検査を提供しています。

そんな同院の患者さんに寄り添う姿勢がよく表れているのが、《大腸カメラ検査は恥ずかしいですか?》というブログ記事です。
多くの患者さんが抱える大腸内視鏡検査への心理的ハードルに真摯に向き合い、その対策について詳しく綴られています。

▲画像提供:青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック

この記事では、検査に対する「恥ずかしさ」の正体を3つの要因に分析。肛門からカメラを入れることへの抵抗感、排便過程を見られるかもしれないという不安、検査中の姿勢への恥ずかしさといった、患者さんの率直な気持ちを丁寧に整理しています。
同院ではこれらの不安に対し、鍵付き完全個室での準備・着替え、希望する女性患者さんへの女性医師・スタッフ対応、鎮静剤の推奨といった取り組みを実施。特に鎮静剤については、ウトウトしている間に検査が終了するため、恥ずかしさや苦痛をほとんど感じることなく検査を受けられるそうです。

また記事では、検査の流れに沿って同院で実施している恥ずかしさを和らげるポイントを紹介。来院後すぐに個室へ案内されることや、検査中はお尻部分のみを開ける検査着を着用するため全身が露出することはないことなど、患者さん目線での配慮が随所に見られます。

▲検査の様子/画像提供:青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック

患者さんの心理的な壁を理解し、それに対する具体的な解決策を示すこの記事は、看護師として患者さんへの対応を考える際に参考になるでしょう。
恥ずかしさという自然な感情を否定せず、それを乗り越えるための環境づくりに取り組む同院の姿勢から、患者さん中心の医療提供について多く学べるはずです。

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