
本記事では、院内スタッフの身近な人を職場に招待する取り組み、喫煙が子どもに与える影響を語った講演会の記録、クリニックが地域イベントに参加した際の体験談を紹介します。院内の枠を超えて活動の場を広げ、地域全体の健康意識の向上に関わりたい看護師さんは、ぜひ一読されてみてください。

東京都練馬区にあるねりま脳神経外科は、地域密着型の脳神経外科専門クリニックです。
頭痛学会認定専門医による専門的な診療が受けられ、日常的な頭痛から脳卒中予防まで幅広く対応しています。
クリニック内にはMRIやCTを完備しており、迅速な検査と的確な診断が可能。
頭痛やめまい、もの忘れなどの症状や頭部外傷、生活習慣病といった脳に関する些細な不安でも気軽に相談できるのが特長です。
患者さん一人ひとりに寄り添った丁寧な診療で、安心して生活できるようサポートしています。

そんな同クリニックでは、検査に関することや健康、スタッフの研修レポートなど、多彩な情報をコラムにて発信中。
その中から、今回は《「家族・友人DAY」を振り返って》という記事に注目してみました。
同クリニック初の試みとして開催された「家族・友人DAY」は、日頃スタッフを支えてくれている家族や友人を院内に招き、MRIやエコーなどの検査を実際に体験してもらうユニークな取り組み。
この企画には二つの狙いがあり、まず一つは医療従事者でありながら、身近な人の健康管理を見落としがちな現実への意識を高めること。
そしてもう一つは、大切な人がどのような環境で働いているかを知る機会を提供することでした。

福岡から両親を呼んだという筆者曰く、普段は多くの患者さんを検査していても、いざ自分の両親を検査する際には「どうか異常がありませんように」と祈る気持ちになったのだとか。
まるで、患者さんのご家族の心境を疑似体験したような感覚になったと述べています。
イベント後のアンケートでは、参加者全員が「満足」と回答したそう。
寄せられたコメントには、「明るい雰囲気で安心できた」「スタッフがやさしく、通いたいと思える病院だった」などの声があり、日頃の医療への取り組みが、外部の方々にもしっかりと伝わっていたことがうかがえます。
この記事からは、患者さんやご家族の気持ちに寄り添う医療の重要性が伝わってきます。
患者さん目線でのケアを大切にしたい看護師さんにとって、きっと参考になるのではないでしょうか。

沖縄県沖縄市にある、ゆいクリニックは産婦人科・小児科・禁煙外来を標榜し、WHOの指針に基づいた手厚い母乳育児支援に注力しています。
自然なお産を尊重しつつ、オーソモレキュラー療法による栄養指導やホリスティックなケアを実践。食事や生活習慣の改善から母子の生涯の健康を支える独自の取り組みは、地域医療のモデルケースとして厚い信頼を集めています。

今回はそんなクリニックのコラムから、院長が参加した研究会に関する記事《第14回子どもの禁煙研究会の報告》に注目しました。
記事では、講演内容を軸に、受動喫煙が子どもたちの身体的・精神的発達に与える深刻な影響について、最新のデータと知見を交えて解説されています。
なかでも目を向けたいのは、「胎児期から乳児期、さらには小児期までの環境が、その人の一生の健康に影響する」という「DOHaD」の概念です。
この視点に基づいた、親の喫煙習慣や生活背景が次世代の病気のリスクを高めるという指摘は、妊産婦ケアやプレコンセプションケアを担う看護師さんにとって、患者指導における強力な説得材料となるでしょう。
また、近年普及している加熱式タバコや電子タバコに関する「害が少ない」という誤解についても深く触れられています。
ここでは、「有害物質95%削減」と謳われていても、実際には有害事象が変わらない点や、子どもが短期間で強いニコチン依存に陥る実態について提言。これらの知識は、保護者の安易なタバコの転換利用を未然に防ぎ、家庭内の環境を整えるための具体的なアドバイスをするうえで大いに有用でしょう。
そのほか、栄養療法を推進する同クリニックならではの視点として、喫煙がいかに栄養素を損ない、心身の健康リスクにつながるかという側面も示唆されています。
単に禁煙を促すだけでなく、「なぜ今やめる必要があるのか」「やめることで家族の未来がどう変わるのか」を論理的、かつ親身になって説明をする際に役に立ちそうですね。

産婦人科や小児科のみならず、患者さんの生活背景に寄り添うすべての看護師さんへ有益な知見をもたらす当記事。ぜひ一度、目を通してみてください。

沖縄県石垣市に拠点を置くぬちぐすい診療所は、訪問診療を軸に、内科・小児科外来の診療、および認知症相談に対応しています。
認知症ケアにおいては、県の指定を受けた「認知症疾患医療センター」の一つとして、専門的な相談や連携窓口の役割を担っています。
また、認知症の当事者交流会や市民向けの勉強会、専門職向けの研修会といった啓発活動も展開しています。
一般市民向けにも、出張講座や親子防災講座といった各種イベントを開催し、地域との密な交流と連携に力を入れています。
そんな同診療所の地域との積極的な関わりが垣間見えるのが、《【9/15】まーるフェスティバル》という記事。
同診療所が、地域のイベント「まーるフェスティバル」にブース参加したときの様子が綴られています。
まーるフェスティバルとは、石垣島の地域通貨である「まーる」という、オンライン上のコインのみを使用できるイベントのこと。
まーるコインを使って、お金では買えない体験をしたり、オンライン上で誰かとコインをやりとりしたりして、地域の人々を「ありがとう」の気持ちでつなげることを目的にしています。

同診療所は、医師による講話や認知症相談に加え、来場者が体験して楽しめる参加型ブースも出展。
講話は「認知症があっても島でしあわせに生きる」をテーマに語り、介護に取り組む方や、自身の健康状態が気になる方などが多く耳を傾けていたといいます。
参加型ブースでは、自家製無農薬ハーブティーの試飲や血圧当てチャレンジ、管理栄養士による味噌汁の飲み比べなどの、健康にまつわる企画を用意しています。さまざまな年代の方々が参加し、楽しんでもらえたそうです。

この取り組みから、同診療所が医療提供だけでなく、地域コミュニティの一員として積極的に活動し、住民の生活全体を支えていることが伝わってきます。
地域医療に関心があり、地域住民との関係性を深めたいと考える看護師さんは、記事を参考に、交流イベントを企画してみてはいかがでしょう。
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