
10年以上、子どもたちが喜ぶ音楽イベントの実施に尽力してきた同法人は、こうした取り組みを広げるためにイベントの様子やプログラムの詳細をホームページや動画で発信しています。今回の記事には、子どもたちの心に響くようなイベントを実施したい看護師さんに有益な情報が詰まっているので、気になる方は目を通してみてください。
OnPalは、音楽を通じて、入院生活を送る子どもたちに笑顔と元気を届ける活動を行っている特定非営利活動法人です。
法人が誕生するきっかけになったのは、2006年に発足した“元気アートプロジェクト”。九州大学病院を舞台としたプロジェクトでは、マイうちわづくり、松ぼっくりクリスマスツリーづくりといったデザインワークや音楽授業や院内コンサートなどみんなで楽しめる活動を実施していました。そんな中、もっとたくさんの入院する子どもたちに笑顔を届けたいという思いが生まれ、2013年にOnPalが誕生しました。

OnPalの活動では主に、音楽家やアーティスト、コーディネーターが病院を訪問し、音楽授業やコンサート等をボランティアで行っています。また、病院に限らず、大人や健康な子どもたちにも笑顔を届けるため、コンサートや学校への出前授業などの依頼にも応じています。
OnPalは、そんな10年以上の活動の中で得たノウハウを拡散するため、ホームページを使って音楽授業やコンサートの情報を発信しています。
音楽やアートは人の心を動かし、元気を引き出す可能性の塊です。法人は、そんな音楽やアートのエネルギーを最大限に活かし、大勢の人々に元気や笑顔を届けています。
OnPalでは、入院する子どもたちに対して、音楽授業とコンサートを行っています。
音楽授業は病院の中にある院内学級で行っており、演奏を聴かせるだけでなく「ハープの弦の数は何本?」といった楽器クイズや、実際に楽器に触れて演奏をする楽器体験で子どもたちの学習意欲を高めています。楽器に触れて、演奏して、と日常ではなかなかできない体験に、子どもたちのモチベーションも高まります。

コンサートでは、生演奏を披露する他、みんなが知っている曲を一緒に歌ったり、一緒に演奏したりして、会場を盛り上げています。みんなで演奏する際には、手拍子やペットボトルシェーカーといった簡単な楽器を取り入れ、誰もが気軽に参加できるような工夫がされています。
さらに、OnPalオリジナルの絵本を使った紙芝居ミュージカル「うんちはかせ」や「カンタローのぼうけん」も魅力の一つ。紙芝居と生演奏が一体になっており、鑑賞する人をストーリーの世界に誘っています。絵本は、動物のうんちのお話や、物や環境の大切さを伝える内容になっており、子どもたちを楽しませながら、一人一人の健全な心を育んでいます。
コロナの影響で音楽を届ける活動がすべて休止になり、それでも入院している子どもたちを少しでも元気にする方法はないかと考えた結果、法人はYouTubeの“おんぱるチャンネル”を開設しました。
おんぱるチャンネルには、歌や、花火大会、クリスマスコンサート、紙芝居ミュージカルなどがアップされており、いつでもどこでもOnPalのコンサートを体感することができます。
外に出かけることもできず、病室で病気と闘っている子どもたちにとって、これらの動画はワクワクするような気持ちを思い出させてくれる心の支えになるはずです。病院で子どもと関わっている看護師さんは、ぜひみんなを楽しませる催しとして、おんぱるチャンネルの動画鑑賞会を開いてみてはいかがでしょうか。
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