予防啓発・専門ケア・在宅看護で命と生活に寄り添い支援する組織

本記事では、科学的知見に基づき子宮頸がん予防の検定試験を実施する法人や、多職種連携を通じて産前産後ケアの専門人材を育てる協会、保険の制度に縛られず柔軟な在宅看護を行う企業をご紹介します。

がん予防の正しい知識を広めたい方や、母子へ切れ目のないケアを届けたい方、病院の枠を超えて一人ひとりの生活に寄り添いたい看護師さんは、ぜひ参考にしてみてください。予防から在宅ケアまで多様な関わり方に触れることで、日々の看護実践やキャリアの幅を広げるヒントが見つかります。

※調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

特定非営利活動法人 子宮頸がんを考える市民の会

▲画像提供:特定非営利活動法人 子宮頸がんを考える市民の会

子宮頸がんの予防や対策に関する課題に対し、市民の視点から社会へ働きかけを行っている、特定非営利活動法人 子宮頸がんを考える市民の会。医療現場の切実な声に応える形で発足して以来、病気にかかる若い世代が増加傾向にある現状を受け、正しい知見の普及と受診しやすい環境づくりを推進してきた組織です。

同会では、特に20代から30代における検診受診率向上を目指すとともに、HPV検査の導入や検診精度の向上など、時代に合わせた検診の効率化・適正化を求めて行政や専門機関へ積極的な提言を行っています。
また、産婦人科医をはじめとする専門家の監修のもと、全国への講師派遣や啓発ツールの提供、体験型イベントの開催など、多角的な手法を展開。市民や医療現場と深く連携しながら、誰しもが適切な予防措置を選択できる社会づくりに尽力しています。

正しい知識を身につける「子宮頸がん予防検定」

日常の看護で子宮頸がんや検診について尋ねられ、説明方法に悩んだ経験はないでしょうか。子宮頸がんは原因が解明され、適切な対策で予防できる疾患です。
しかし国内では、若い世代の罹患や死亡が深刻な課題となっています。だからこそ現場では、科学的根拠に基づいた正しい知識を分かりやすく伝えるアプローチが重要です。

こうした課題に対応するため実施されているのが、「子宮頸がん予防検定」です。本検定は、世界保健機関(WHO)が提示する子宮頸がんの征圧に向けたグローバル戦略に基づいて設計されています。産婦人科の専門医をはじめとする複数の専門家が内容を監修しており、同会では根拠のある知識を体系的に学べる体制を整えています。

試験は段階を追って学べる構成で、初級・中級・上級の3つの級が設定されています。たとえば初級では、無料で挑戦できるオンラインテストを通じて、自分自身の予防に必要な20問の基礎知識を動画学習とともに確認できます。
中級試験では、女性の体の仕組みや疾患、感染原因、予防対策などを講義動画やテキストで体系的に学習。50問の選択問題を通じ、周囲へ正しい予防策や受診勧奨を伝えるための専門知識が身につきます。
また上級試験では、地域や職場で予防を広めるための実践的なアプローチまでしっかりとカバーしています。

すべての試験がオンラインで完結するため、勤務の合間や自宅の空き時間にペースを合わせて受検を進められます。
合格者にはデジタル証明書を発行し、名刺やプロフィールへ記載して知識の習得を提示できるほか、専用のマグネットバッジを購入できる仕組みも整備。特に中級以降で得られる知見や資格は、医療・健診現場における説明品質の標準化をはじめ、企業研修や履歴書への記入など、多様な場面で信頼の証として役立ちます。

対象者は医療従事者にとどまらず、企業にお勤めの方や学生、患者さんのご家族まで幅広く開かれています。日々の看護実践で生じる疑問をクリアにし、自信を持って正しい知識を届ける足がかりとして、本検定での学びを活かしてみてはいかがでしょうか。

一般社団法人全国産前産後バースケアラー協会

女性の人生に寄り添う専門家の育成に力を注ぐ、一般社団法人全国産前産後バースケアラー協会。「産後うつの予防」を目指し、妊娠中から産後、そしてその先のライフステージを見据えた支援活動を展開している組織です。

▲画像提供:一般社団法人全国産前産後バースケアラー協会

同協会では、助産師や理学療法士、栄養分野の専門家といった多職種が連携し、身体のケアはもちろん、心の健康や育児、パートナーシップなど女性が抱えるさまざまな悩みに対応しています。
オンラインでの産前産後ケアプログラム「MY Team」をはじめ、親子向け講座や地域イベントの開催、さらには「こども防災教育」など多岐にわたる事業を推進。全国や海外どこに住んでいても自分らしく子育てができる環境を整え、女性とその家族が安心して過ごせる社会づくりに取り組んでいます。

医療の経験を生かせる「産前産後バースケアラー養成講座」(スタンダードコース)

同協会では、産前産後の女性を心身両面から支える専門家を育成する「産前産後バースケアラー養成講座」(スタンダードコース)を開講しています。

本講座では、助産師や理学療法士をはじめとする専門講師陣から、妊娠・出産・産後の身体の変化、女性ホルモン、骨盤・姿勢ケア、栄養学、メンタルヘルス、育児支援などを体系的に学べる内容となっています。
講義は動画教材とオンラインでの対面講座を組み合わせた形式を採用しているため、各自のライフスタイルに合わせて自身のペースで繰り返し学習を深めることが可能です。単なる知識の習得にとどまらず、一人ひとりの悩みに寄り添い、適切な支援につなげるための実践力も重視したカリキュラムとなっています。

これまでの臨床経験や専門知識を生かしながら、病院や施設の枠を超えて地域やオンラインなどで女性を継続的に支えたい看護師や助産師の方々にとって、新たなキャリアを切り拓く機会となるでしょう。

▲資格取得後の活躍までサポート!/画像提供:一般社団法人全国産前産後バースケアラー協会

同協会の大きな特徴は、資格を取得して終わりではなく、その後の活動まで継続的に支援している点です。
専門家による勉強会や受講生同士の交流、オンライン講座、地域イベントへの参加機会に加え、集客やサービスづくりなど、習得した専門性を実際の仕事につなげるためのサポートも整えられています。さらに、多職種連携によるオンラインケア「MY Team」のメンバーとして活動する道や、個別でのサポート体制が整えられている点も魅力です。
受講生を募集している同協会では、毎月無料勉強会を開催しています。興味のある方は公式LINEより参加してみてはいかがでしょうか。

株式会社 倞

大阪市北区に拠点を置く株式会社 倞。同社は「365ナース すぅまる」の運営を通じ、利用者の生活を支える自費訪問看護(プライベートナース)をはじめ、健康管理や疾病管理の支援事業を手掛けています。

催事や旅行の現場へ赴くイベントナースやツアーナースの派遣、訪日外国人に向けた受診同行やホテル療養サポートまで柔軟に対応。医療や介護に関するコンサルタント業、子育て家庭に関わるベビーマッサージ業に至るまで幅広く展開し、近畿圏を中心に医療や看護の知見を活かした安心の環境づくりに注力している企業です。

一人ひとりに寄り添う「プライベートナース」

日々の看護実践の中で患者さんやご家族と向き合っていると、退院後の療養生活や介護負担について相談を受ける場面は少なくありません。自宅での医療処置に対する不安や外出・移動時の付き添い、介護を担うご家族の休息など、寄せられる悩みは多岐にわたります。
公的な訪問看護は日々の暮らしを支える心強い存在ですが、利用時間や回数、提供場所などに制度上の枠組みが定められています。そのため、患者さんやご家族の細やかな希望に十分寄り添いきれないもどかしさを感じる看護師の方もいるのではないでしょうか。

こうした制度の枠組みでは手が届きにくい隙間を補い、生活を支える選択肢となるのが、同社が展開する「365ナース すぅまる」のプライベートナースサービスです。全額自己負担の自費訪問看護という形態を活かし、時間や場所の制約を受けずに個別性の高い看護ケアを提供しています。

対応するスタッフは、病棟での臨床経験を5年から7年以上積んだ看護師や、在宅・終末期ケアの経験者で構成。医療処置の確かな知識や技術はもちろんのこと、丁寧な接遇面やコミュニケーション力にも心を配っています。

支援の範囲は、清拭や入浴介助、排泄ケアといった日常生活の援助にとどまりません。主治医が発行する訪問看護指示書に基づき、在宅酸素療法や人工呼吸器の管理、痰吸引、点滴、血糖測定、褥瘡処置といった処置にも的確に対応しています。終末期の看取りや痛みの緩和、ご家族への介護指導や精神的なサポート、認知症の方の一人暮らしにおける服薬確認や見守りまで幅広く担っています。

さらに、外出や移動の同行支援に力を入れている点も特徴です。通院や検査時の体調管理、医師説明の同席サポートをはじめ、冠婚葬祭への参列や旅行への同行にも対応。退院時に病院から高齢者施設へ移る際にも付き添い、移動中のバイタルチェックや医療機器管理、施設スタッフへの引き継ぎまで行い、医療と介護を安全につなぐ役割を果たしています。

こうした支援は、急な依頼や1日だけのスポット利用、夜間帯の対応など柔軟に相談できるため、既存の訪問看護や主治医の治療と併用しながら、ご家族の休息(レスパイトケア)としても役立てられています。

退院調整や療養支援に携わる看護師の方々にとっても、患者さんの希望を叶える実践的な選択肢として心強い後押しとなるはずです。

\ 働き方に悩みはありませんか /
お読みいただきありがとうございました!
いいね・シェアで編集部が喜びます

記事の制作について

「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。

看護師さん向けお役立ち情報 コンテンツ制作ポリシー

看護師の転職で「レバウェル看護」が選ばれる理由

レバウェル看護の新着求人

編集部Pick up

人気記事ランキング

タグから記事を探す

キャリア

働く場所

選考対策

資格

その他

読みもの

連載

LINE

レバウェル看護は相談からでもOK!

\ 登録はカンタン1分! /

無料まずは相談してみる