人や仕事などに苦手意識を持っていると、看護師として困ってしまうシーンはありますよね。
しかし、苦手意識を一度持ってしまうと、それを解消するのはなかなか難しいものです。
そこで今回は、苦手意識を解消する方法について考えてみたいと思います。
まず始めに知っておきたいのは、「苦手」というのは、脳の思い込みのひとつであるということ。
脳は生命維持を第一優先としているため、危険を回避するための思考を作る傾向があります。
「苦手」は、危険回避のために、脳が思い込んだ危険信号なんです。
一度、「苦手」という意識が脳にインプットされてしまうと、その情報を変化させることが難しく、さらに苦手意識を持つ傾向があります。
脳には処理しなければならない事象が多いので、「苦手」というレッテルを一度貼ったら、じっくり検証しているひまがないのです。
しかし、それはあくまでも脳の勝手な思い込みのひとつであり、「苦手」というレッテルを貼らなければ、他のこととたいしてかわらないものです。
まずはそのことを理解してください。
「苦手」は脳の思い込みが貼り付けたレッテルなのです。
では、どうすれば脳の思い込みである「苦手」を解消できるのでしょうか?
何かの業務に苦手意識があり、困っているという方。もしかするとそれは、苦手なのではなく、ただ慣れていないだけではないでしょうか。
「慣れ」は人によってかかる時間が違うので、願っているよりもずっと時間を要する方もいるかもしれません。けれど、周りの人が自分より早く慣れ、できるようになっていくと焦ってしまうものですよね。
焦った結果、余計に上手くできず、苦手意識の上塗りをしてしまっているということもあります。
そこで大事なことは、「周りと比較しない」ということです。比較してもいい影響は何ひとつありません。
苦手なことはコツコツと、自分の脳と運動神経に覚えこませるようにやっていくしかないのです。
苦手なことに取り組む前に、できれば得意なことをやって自信をつけてから苦手なことにトライをすると、気持ちが前向きな状態でトライできます。
自信のない状態で取り組むよりも、前向きな気持ちで取り組む方が、うまくいく確率があがります。一度、上手くできたという成功体験を感じると、次も成功する確率が増えます。
こころと身体はつながっているんですよね。
中長期的には、好きなことや得意なことを「伸ばす」ということを考えてみてください。好きなことや得意なことがどんどんできてくると、視野が広まってきます。
そして、苦手なことさえも「好きなことを伸ばすために必要!」と感じられて、「努力してみようかな」という前向きな気持ちで取り組めるようになります。
好きなこと、得意なこと、自信のあることのための努力なら人は頑張れるものです。
好きなことを伸ばすための手段として、苦手なことが克服できるといいですよね。
短期的には、苦手なことに取り組む際に、とにかく丁寧にひとつひとつ進めること。
取り組んでいる間は、とにかく作業に集中してください。
反省やもっと上手くできたかどうかは、あとでゆっくり冷静になって考えてみます。その場で自分を責めるようなメンタルにはならないように。
後で検証する際は、ダメだったことを責めるのではなく、「どうすると上手くできたか」、その方法を検証するようにします。
こうした意識を繰り返すことで、自分がまた同じシーンにあった時、「あ、この場面だ」と冷静になれ、苦手なことがうまくできるようにシフトしていけるのです。そこまでくれば、もう苦手意識は解消されますよね。
苦手な人にはどうしても意識がいってしまうもの。でも、思い切って割りきることが大事です。
苦手な人は苦手なままでいいのです。ムリをする必要はありません。
心の壁の向こうの住人にしてしまい、他人事のように傍観してください。
方法としては、その相手を「分析する」素材として考えててみること。
その人について苦手と感じることについて、心理学の観点から検証してみるといいですよ。
自分とは切り離したひとつの事例として相手を客観視できると、「苦手」という意識から少し離れることができます。
また、あなたが本来、その場所に来ている目的を思い出すことも大切です。苦手な人がいると、その人を中心に狭い世界を眺めてしまいがちになります。
しかし、その人のためにあなたの毎日があるわけではないですよね?
あなたがその場に何のために来ていて、何を目標として頑張っているのか、それは苦手な人とは関係のないこと。
あなたにとって本当に大事なことに集中することで、苦手な人を自分の意識の蚊帳へ追いやることができます。
自分が本来やるべきことに夢中になってみてくださいね。
もし、苦手な人が親しくなりたい相手ならば、自分を映す鏡のように、あなたが苦手と感じている相手も、あなたを苦手と感じている可能性は大きいです。
でも、相手から変化を待っていても、それはなかなか難しいかもしれません。
相手も自分と同じように、相手から変わってくれるのを期待しているのではないでしょうか。
だとしたら、まずは自分から明るい挨拶をすることから始めてみてください。
人の記憶は常に新しい記憶に塗り替えられていきます。
だから、今までがダメでも、これから新しく積み重ねていけば、印象や関係性を変えていくことはできるのです。
それは勇気がいることかもしれませんが、自分が変われば相手の表情も同じように明るくなってきます。
それが始まりとなり、お互いに影響を与え合っていい方向に変化していくことでしょう。
人は自分を慕ってくれる相手を嫌いにはなりにくいものです。一時的に拒否されたとしても、かわらず適度な距離感を持って、親しみを伝えていくことが大事です。
自分だけが必死になっているように感じてつらいと思う時もあるかもしれません。
ですが、それを乗り越えられたなら、相手は、「どんな時も変わらずに親しみを持ち続けてくれた」と、あなたの存在に気付き、信頼を感じてくれるのではないでしょうか。ピンチはチャンスかもしれませんよ。
苦手なものがあってもいいんです。何もかも完璧な人なんかいないのですから。まず自分を認めてください。
苦手なことはいつの間にかできるようになるもの。意識するほど、できなくなるものです。
あきらめることがとても大事です。あきらめるとは、逃げることではなく、リラックスをすることです。
苦手意識は、自分を見失っている時に出てくるもの。ひとつひとつの今が重なって、あなたの自信になり、苦手を消し去ってくれます。
苦手なものがある時期はとても苦しいと思いますが、少しでもこの記事がヒントとなって、早くあなたが苦手意識から抜けだせることを願っています。
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