看護師は緊張感のある医療の現場で仕事をしているため、常にプレッシャーを感じ、ストレスに感じている方も少なくないかもしれません。そのためか、看護師には喫煙率が高いという説もあるようです。
「看護師辞めたい」と思う方も少なくないようですが、そんな看護師が、看護師を辞めずに続けているのは、なぜでしょうか?
看護師という仕事に疲れを感じ、時に嫌気がさしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、悪いことばかりではありません。日々の業務を一生懸命していると誰かが必ず見てくれているものです。
それはやはり患者さんです。
今回は、看護師が退院時に患者さんやご家族からもらった言葉を紹介したいと思います。
「いつも迷惑をかけてごめんなさい。看護師さんがいてくれたから入院生活がつらくありませんでした」
入院中、なかなか治療が上手くいかずに苛立つこともおおかった17才の患者さんから、退院時にもらった手紙にあった言葉です。
本来なら元気に学校で友達と過ごせる時期に、長期のつらい入院生活。「患者さんはつらいのだ」とわかっていても、あまりの非協力的な態度や暴言に、看護するこちらまで参ってしまいそうになることもありました。
でも、お見送りの際、患者さんが涙をながしながらくれた手紙や、何より元気になって退院された姿に、私も頑張ってよかったと心から思えました。早くいつもの生活に戻れることを願っています。
「看護師たちさんのおかげでつらい闘病生活もなんとか挫けずに続けることができました」
この言葉をいただいた患者さんは、働きざかりの30代後半の男性患者さんで、お子さんが生まれたばかり。精神的な落ち込みがかなりひどく、一時はうつ状態で、こちらの声かけにもまったく反応してくださらなかった患者さんでした。
あきらめずにチームで見守りながら、看護をしていきました。
この患者さんは、時には前向きに治療に取り組み、また落ち込んでふさいでしまうなど、何度もアップダウンを繰り返しましたが、やっと退院できるまでに回復されたのです。
退院の日の朝、交代でナースが多い時間に「忙しい時間、おじゃましてすいません。どうしても感謝を伝えたくて」とかわいいあかちゃんを連れてナースステーションまで来てくださり、深々と長い時間、頭を下げられた姿が忘れられません。私は夜勤明けでしたが疲れが飛んでいくようでした。
定期検査で今も時々、お会いしますが、元気そうな姿にこちらが元気を頂いています。
「今、こうやって退院できるのも、看護師さんの献身的なお世話のおかげです。本当にありがとうございました」
これはある患者さんのご家族から頂戴した言葉です。 毎日病院にいらして、献身的にご家族の世話をされる姿にいつも感心していましたが、その方が、看護師の姿をいつも見ていて、本当に大変な仕事だと思ってくださったようです。
患者さんだけではなくご家族からも、このような感謝の言葉をもらうと、それまでにつらい気持ちが綺麗になくなってしまうようです。
大変な日々でも、誰かがみていてくださり、役に立てたのだと実感できると、看護師を続けてきて良かったと思えます。
看護師の仕事は自分で選び、自分のためにしているひとつの職業です。夜勤も忙しさも、仕事として当たりまえのこと。でも、それはけっして楽なことではなく、努力や我慢が必要なものです。
そんな仕事ぶりを誰かが見ていてくれ、それに感謝の思いまでいただけるなんて、やはり看護師はすばらしい仕事なのだと思います。
「看護師辞めたい」と思ってしまった時、それでも「看護師を続けよう」と思えるのは、こうした患者さんやそのご家族からの言葉に癒され、少しでも誰かの役に立つことができたと実感できる看護師としてのやりがいがあるからなんですね。
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