看護師として病院や施設に勤務していると、疾患が回復し退院させる患者さんの笑顔が励みになります。
でも中には、ご家族の悲しみに包まれて亡くなられて退院される患者さんもいます。
亡くなられ患者さんとご家族のために看護師が行う最後のケア、エンゼルケアはどんなことを心がけたらよいのでしょうか?
退院された後で「あっ!こうしておけば…」と思うこともあるかと思います。ご家族のために心がけていることはありますか? 一緒に考えてみて下さいね。
患者さんの亡くなられたときの状況はどうでしょうか?
長く闘病されていた患者さんとご家族の様子は、看護師かかかわる入院中にわかることもありますね。
不慮の事故で亡くなられる場合、回復していると思っていた時に急変される場合などはご家族の様子はどうせしょうか?
その場面に応じたご家族への対応が必要になってきます。連絡や対応には気をつけたいですね。
医師が死亡を確認した後になります。モニターなどの医療機器の電源を切り取り外し、周囲の環境を整え、看護師は退出します。
その時にご家族に声をかけますが、どの方を中心としているか(奥さんか息子さんかなど、窓口を1つにということもあります)理解して、ご家族のそれぞれに声かけをするよりは、その方に伝えていけると混乱しないかと思います。
時間を少しおいてから、ご家族に確認をしてエンゼルケアを行うようにするといいですね。
エンゼルケアを行う前にご家族のご意向を確認しておくといいですよ。例えば、以下のようなことがあります。
ご家族の中には、一緒にエンゼルケアをさせて欲しいといわれる方もいます。施設によっては、看護師の方から声をかける場合もあるようです。
ご家族が一緒にされる場合は、ご家族に声かけをしながら、ご家族に無理のないようにすすめられるといいですね。
また、亡くなられた患者さんにも「体を横に向けますね。綿を詰めていきますね」などの声かけをしながら、最後のケアが行えるとよいですね。
ご家族によっては、着物を患者さんが気に入っていたものを着せて欲しいと言われる場合があります。
女性の場合は、愛用の化粧品がありそれでお化粧をして欲しいといわれることもあります。
ご家族に、施設内で看護師が出来る範囲内のことであれば確認してご意向に添えるようにできるといいですね。
地域、火葬場によって入れ歯が火葬できない場合があるようです。
看護師がエンゼルケアで入れ歯を入れて顔を整え退院された後、自宅などで葬儀屋の方がはずす場合もあるので、必ずと言うわけではありませんが、前もってわかっているような場合は、はずしておけるといいかもしれませんね。
看護師の行ったエンゼルケアを葬儀屋さんが綺麗にやり直したこともあるようですが、そのままの場合もあるようなのですよ。地域によって違いがあるので、知っているとよいかもしれません。
私が勤務する病院で祖母が亡くなりました。病棟が違ったのですが、看護師さんから「一緒にやってみますか?」と言われエンゼルケアを行いました。
言われたら断れない気もしましたが、祖母の為に最後のお世話が出来てよかったと思います。
私の実家は田舎なので、風習が色々あり「え? そうだったの? 今まで病院ではこうしていたけど?」と思うことが、葬儀の前にわかりました。祖母の死に直面したことで、患者さんおご家族の気持ちがわかりました。
いかがでしたか? エンゼルケアの目的と技術は理解していても、実際の場面とご家族への配慮は皆さん同じではないですよね。
患者さんやご家族から、一緒にエンゼルケアを行う看護師から学ぶことが多いと思います。
人の人生の最期に立ち会うことをは、辛い時もありますが、これからも業務の中で感じたことや学んだことをケアにつなげていけるといいですね。
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