”アナムネ聴取”にたいして、苦手意識がある方は多いかもしれません。
私の勤務する病院でも新人看護師の多くから「アナムネ聴取が苦手」という声が聞かれました。そう言われてみて、私も新人の頃は苦手意識があったかも、と思い至りました。
そこで今回はアナムネ聴取に苦手意識を持たないために、新人看護師に向けたちょっとしたコツをご紹介していきたいと思います。
各病院ごとで違いはあるかもしれませんが、アナムネで聞くべきことはあらかじめわかっているはずです。アナムネ用紙を元に、聞くべき項目の把握をしておくことは重要ですね。聞くべき項目がスムーズに口から出るよう、順序も考えて置くと患者さんは答えがしやすいですよね。
患者さんへの負担を最小限にできるように配慮することは大前提ですよね。そこで大事になるのが時間配分なのです。患者さんは”入院”という事柄自体にストレスを感じています。入院してアナムネ聴取をする前にも様々なこと(診察・検査・事務手続きなど)を行っていることでしょう。身体・精神共に疲れてしまっていると考えられます。なるべく短い時間で済むようにしたいものですね。
当たり前のことを言っていると思われる方も多いと思いますが、情報収集をしておくことがアナムネ聴取では重要ですよね。前の項目の短時間で終わらせることを目指すなら必須項目です。患者さんの情報をある程度知っておくことで、不要な質問をしないですみ、結果的に時間の短縮に繋がります。
環境整備というと大げさな気もしますが、アナムネで患者さんから聴取する内容は、患者さんの重要な個人情報です。また、アナムネ聴取にはある程度時間が掛かります。看護師・患者さん(ご家族)双方が落ち着いて行えるような環境であるということが大事ですね。
もし患者さんに「なんでそんな個人情報を!」と言われたら…。実際になくはないことなのです。私も患者さんに「根掘り葉掘り聞くことないじゃない!」など、言われた経験があります。実際に患者さんに聞く事柄は、プライバシーに関わることも多く、患者さんにしてみれば言いたくないことかもしれません。そんな時に自分がキチンと答えられるように、アナムネの目的や意味を把握しておくとよいですね。
疾患に対する基礎知識が十分でないと、大事な情報の聞き忘れに繋がり、再度患者さんに聞かなければなりません。患者さんにしてみれば、「また言わなければならない」などの煩わしさを感じさせらることに繋がります。
アナムネ聴取の際に慣れていない新人看護師がしてしまうことの一つに、専門用語(医療用語)を多用してしまうということが挙げられます。これはまだ自分の中に噛み砕いた専門用語の表現が身についていないために起こると考えられます。患者さんにしてみれば、わかりづらく答えづらいですよね。
ここまで簡単にアナムネ聴取のコツを見てきました。
どれも読んでみると当たり前だと思われる内容かもしれません。
しかし、実際に患者さんを前にして、いざ実施という段階になると、緊張してしまいうまくいかないこともあります。慣れという言葉は悪いかもしれませんが、ある程度の場数をこなすことで上達していくものかもしれません。
是非とも苦手意識を持たず、自分からアナムネにいけるような積極性を発揮してみてくださいね。
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