看護の現場では、人には言えないさまざまな悩みや不安を抱えている方も少なくありません。
現場に入ったばかりの新人さんや、転職したばかりで人間関係に悩んでいる方、現場でのスキルアップに不安をもつ方…など、皆それぞれが一度や二度は心の中のモヤモヤにぶつかることがあるのです。
現在ではインターネット上にある掲示板やブログなど、さまざまな媒体を使って悩み相談が出来るようになりました。中にはナースのための公的な相談窓口も用意されており、労働条件に関する問題など、すぐには解決のできないトラブルも専門的に相談することが可能です。
では、ナースが仕事で悩んでしまった時に頼れる相談窓口をご紹介します。
ナースのための公的相談窓口「ナースのはたらく時間・相談窓口」では、「働き続けられる労働条件・環境づくり支援事業」の一環として、夜勤や超過勤務などといった労働時間問題を専門に相談することができます。
超過勤務が毎日のように実施されていて困っている、労働時間に給与が見合わない…など、上司にも相談しづらい悩みに対して、最適なアドバイスが受けられます。
心の問題についての相談は厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)へ。
こちらではメンタルヘルスに関する相談を受け付けており、それぞれの都道府県・政令指定都市にある公的な相談機関に直接電話相談ができます。
労働における悩みや問題、トラブルの相談は「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳」へ。こちらは厚生労働省が委託しているサイトで、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が運営しています。専門の相談機関や医療機関の連絡先が掲載されています。
真面目な方ほど自分ひとりで我慢をし、抱え込んでしまう傾向があります。でも、我慢し続けないでください。自分だけの悩みとして抱え込んでしまうと、強いストレスやプレッシャーは解消されることなく、逆に膨らんでしまったり、うつや体調不良などを引き起こし、仕事へのモチベーションの低下や身体を壊してしまう可能性もあります。
上司や同僚に言いにくい内容ならば、なおさら一人で抱え込まずに専門の相談先へ話をすることが大切です。人生経験の豊富なカウンセラーや、法律の知識をもって物事の解決にあたってくれる専門家に話をしてみれば、「こんなに簡単なことだったんだ」と心から重荷が取れて、楽な気持ちになれるかもしれません。話すという行為だけでも、自分を立て直せるかもしれませんよ。
専門家は秘密厳守してくれます。第3者の視点から思いつかなかった解決策を見出してくれるかもしれません。
つらい思いをしているのに、「些細なことで相談しては悪い」などと思わないでください。
相手はプロです。悩みに応じて、ストレス発散の手段や心を落ち着かせる方法、または専門的な観点からのアドバイスをもらうことができ、安心できますよ。
新人の頃は誰もが経験不足からくる悩みを抱えています。しかし、それらを乗り越えたところに精神的にも肉体的にも鍛えられていき、ちょっとした事では動じない強さを身に付けていくのだと思います。
しかし悩みを抱えたままでは、問題を乗り越えることは簡単ではありません。現状打破のためには、周りの人はもちろんのこと、ここぞという時に相談できる窓口を一つか二つ持っておくと安心なのです。
「考えるのも辛い」、「相談する勇気がない」という方もいらっしゃるかもしれません。でも、つらい今が永遠に続くよりは、少しだけ頑張ってみてください。自分だけは自分を助けてあげられる味方でいてくださいね。
「辛くて辛くて、職場で居場所がない」、「もう仕事ができる気がしない」など、ギリギリのところまで追い詰められてしまうと、一人で問題を解決するのは難しくなってしまいます。
院内に相談できる人がいれば一番良いのですが、それも難しいという場合には、第3者である専門の相談窓口へぜひ、相談してみてください。勇気を出して一歩前に踏み出し、悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。今は見えなくなっているあなたの看護師としての未来が、きっと見えてきますよ。
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