生活習慣や病気、心の不調で悩んでいる方をサポートしているグループ

2022.1.20

人にはある程度決まった生活サイクルがあり、それが崩れてしまうと体に影響を及ぼしてしまうことがあります。主に、睡眠や食生活の乱れは体調不良の原因になりがちで、自己管理が重要です。また、心の不調も体に影響が出やすく、周りのサポートが欠かせません。

そこで、本記事では睡眠改善を支援する組織や、糖尿病の正しい知識を発信する組織、子どもを亡くした方の心のケアをしている組織を紹介します。

目次

一般社団法人 日本栄養睡眠改善協会

睡眠改善に有効な情報発信や、睡眠と食生活のリズムを整え正しく知識を活用できる人材の育成に注力している、一般社団法人 日本栄養睡眠改善協会。認定資格の取得が可能な講座を定期的に開催し、睡眠と食の大切さを広く社会に伝える活動を行っています。

睡眠と食生活を改善するために

人にとって、睡眠は心身を休めリセットするために重要な行動の1つです。その睡眠時間が極端に短かったり、睡眠の質が浅かったりすると睡眠不足や睡眠障害へと繋がり、その状態が続けば重大な事故や病気を引き起こすきっかけとなり得ます。それだけ体へ大きく影響する睡眠は人にとって重要であることは間違いなく、健康を維持するために自己管理を徹底して行う必要があると言えるでしょう。

しかし、睡眠に関する正しい知識を皆が持っているとは限りません。そこで立ち上げられたのが、同法人です。夜勤業務のある医師や看護師といった医療関係者はもとより、輸送関係者や教育関係者などさまざまな職域の方ほか、睡眠と栄養に興味がある方向けに、睡眠改善と食生活改善に役立つ講座を実施しています。

たとえば、「栄養睡眠改善リーダー(R)」という講座は、睡眠や食の生活リズムを整えたい方や学校での健康指導に携わっている方など、広く一般の方が受講可能です。睡眠と体の関係や、睡眠と食生活リズムについての基礎知識を学ぶことができます。

まずは、はじめの一歩として知識を吸収するのに最適な講座です。同講座を約4時間受講した後に「栄養睡眠改善リーダー修了証」を取得できます。

一方、上級編の「栄養睡眠改善トレーナー(R)」という講座は、医療や介護の国家資格を有する方が主に受講対象です。カリキュラムは、睡眠と生活習慣病の関係性や時間栄養学の基礎知識、睡眠リズムの整え方といった実践的な内容で、約5時間の受講後に同法人認定の試験に合格すると、「栄養睡眠改善トレーナー修了証」を取得できます。

こちらの講座は、実際に歯科医師や看護師、理学療法士などが受講し、資格取得した実績があります。特に、夜勤業務などで睡眠リズムを崩しがちな看護師からは好評で、自身の睡眠改善はもちろん、患者様にも睡眠の悩み解消のアドバイスができるという喜びの声が寄せられています。

なお、両講座ともに通信講座が設けられているのも特徴です。遠隔で受講できるため、自身を労り看護業務に活かすために受講を検討してみるのもいいかもしれません。

     ▲講座開催風景/画像提一般社団法人 日本栄養睡眠改善協会

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一般社団法人 日本栄養睡眠改善協会

アンズスマイル

胎児や乳児など、子を亡くした親の心に寄り添ったサポートをしている、アンズスマイル。静岡県を拠点に全国的に活動し、オンラインセミナーやカウンセリング/コーチングセッションを通して、子と死別した方の心のメンテナンスを行っています。

小さな命を亡くした方の心の拠り所に

親にとって、子どもに先立たれるのはとても辛いものです。これまで大切に育ててきたお腹の中の小さな命が流産や死産となり、ある日突然消えてしまったら、ようやく生まれてきてくれた幼い命が突然失われてしまったら、親はとても正気ではいられません。

同団体の代表である押尾亜哉氏は、そのような辛い経験をしました。だからこそ、本当の意味で小さな命を亡くした親の悲しみに心から寄り添うことができるのです。

活動の中で実施している「グリーフケアオンラインセミナー」では、数回に渡ってグリーフケアの基礎知識や心の回復過程を学び、今後の心の進行状態について理解を深められます。受講者同士で繋がり、悩みや相談をシェアできるのも力強いものとなっているのかもしれません。

また「カウンセリングセッション」では、深い悲しみを和らげたり、「コーチングセッション」では自身の心のクセを探り、それが自己肯定感を下げるものであれば課題を設け、伴走して解決方法を見つけて行きます。どちらも幸せになるための心理状態を作ることが目的の対話式セッションで、今後の方向性を見出すことができます。

たとえば、単発のコーチングセッションとして実施している「100万人の翼プロジェクト」では、誰にでも必ずあるその人なりの強みを引き出すセッションを行っています。自分では気づきにくい心の奥底にある魅力を引き出すことで、自信をもって羽ばたいていく取り組みを実践しています。

こうした活動から、押尾氏の当事者への配慮と、未来へ新たな一歩を踏み出してほしいという切なる願いが伝わってくるのではないでしょうか。職場で同様の悲しみを抱く方と関わる機会がある看護師さんは、同団体の活動内容について深く考えさせられることでしょう。

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アンズスマイル

特定非営利活動法人ADMS

足立区の方を対象とした糖尿病に関する情報誌の発行や講演会の開催、勉強会の実施など、糖尿病治療と予防に力を入れている、特定非営利活動法人ADMS。健やかなる社会を目指し、地域住民の糖尿病への関心を高めるための教育と啓発活動を行っています。

糖尿病への関心を高めてもらうために

生活習慣病の1つとして知られる2型糖尿病は、体質や運動不足、食生活の乱れなどさまざまな原因により発症します。やっかいなのは、この糖尿病が多くの合併症を引き起こしやすいことです。いかに、個々が糖尿病の正しい知識を備え、リスクを回避するための予防と生活改善を徹底して行うかが鍵となります。

そこで同法人は、足立区の糖尿病関連の医療費が全体の約2割を占めているという現実と、比較的に短命な区民の平均寿命の現状を鑑みて、糖尿病対策の推進を目的に設立しました。

主な活動として、情報誌「ADMS NEWS」を年4回発行し、糖尿病対策に関する有益な情報を発信しています。

また、糖尿病患者とその家族、医療従事者などを会員とする組織「あだちDMクラブ」を運営し、糖尿病関連の勉強会や会員同士の親睦会を実施。足立区医師会開催の「特定保健指導実施者研修会」では同法人が企画と運営を担い、より質の高い医療的アドバイスができる人材育成を支援しています。

そのほか、医療関係者や糖尿病関連の専門家を講師として招いた「東京東部CDEJネットワーク勉強会」を定期的に開催しているのも、注目すべき活動の1つです。過去には、療養指導の取り組みや糖尿病管理の仕方、嚥下障害患者への栄養投与方法といったテーマを設け勉強会が行われました。看護師にとって、自身の看護を今一度振り返るきっかけとなりそうです。

こうした同法人の取り組みは、全て「健康無関心層を減らす!」というスローガンのもと行われており、いずれの活動も医療従事者には考えさせられるものがあるのではないでしょうか。

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特定非営利活動法人ADMS

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