
長い通勤時間や人が隙間なく詰まった電車・バスに強いストレスを感じる人は多いでしょう。
この記事では通勤を快適にしたい、通勤を意味あるものにしたいと考える看護師へ、通勤時間を短くするメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
記事後半では、看護師が職場に着くまでどんな時間の使い方をしているかをまとめたインタビューを収録。経路が変えられない人にとっても参考になる内容です。
看護師が働き続けやすい通勤時間の目安は、20分以下です。これは通勤中の体力やストレス減少、自分で管理できる時間を確保することを目的としています。また、通勤時間を短くすることで、業務の能率が上がるといわれているのです。
この項目では、看護師の通勤時間は20分以下が望ましい理由を説明します。
総務省統計局が行った平成28年の社会生活基本調査によると、社会人全体の平均通勤時間は約1時間19分とあります。往復なら約2時間40分となり、1日のうちの1割以上を仕事の行き帰りのために使っている計算です。
参照元
総務省統計庁
統計局ホームページ 平成28年社会生活基本調査 47都道府県ランキング
看護師の理想の通勤時間は20分程度といわれています。体力のいる仕事の看護師にとって、通勤時間でのストレスや体力消耗は業務への影響が大きいのです。そのため、通勤中の体力消耗を防ぐことで、気持ち良く業務に取り組むことができるでしょう。
ただし、電車やバスの座席などに安定して座れる場合や、通勤時間を学習に充てたい場合など、個人差による例外があります。
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この項目では、通勤時間が短いと看護師にどんな影響が出るのか、メリット・デメリットの両面から説明します。
通勤時間を短くすることで、休息や勉強の時間を確保でき、業務効率を上げることができるでしょう。家族のいる方は夫婦の時間や子育てに時間を使うことが可能です。
ここでは、通勤時間を短くするメリット4つを紹介します。
深夜帯の出退勤がしやすくなると、夜勤シフトに入りやすくなるでしょう。
通勤時間が長いと、主な交通手段は電車や自家用車、バス、バイクなどといった長距離の移動に対応できるものに限られます。看護師の夜勤はシフトによって0時前後の退勤もあり、電車やバスの場合、最寄り駅の終電がなくなっていることが多いのです。車通勤の場合、夜勤後は、疲労や眠気により、集中力が低下した状態で運転することになり、リスクが高くなるでしょう。人によっては、病院の仮眠室で始発を待ったり疲れを取ったりしてから帰宅する看護師もいるといわれています。通勤時間が短くなると、交通手段に徒歩やタクシーなどの選択肢が増え、終電の時間や仕事疲れを気にせず帰宅できるのです。
勤務時間が短い分、自由な時間を長く確保できます。
自分の疲労に合わせて休息を取ったり、家で学習する時間を確保したりすることが可能です。業務の振り返りや検定のための学習をしたうえで、翌日のための体力を回復できます。自由な時間があると、趣味や買い物といったストレス発散に時間を取ることもできるのです。
プライベートな時間を家族や友人との付き合いに回すことで、業務外の人間関係を良好に保てます。特に家族がいる方の場合、夫婦の時間や子育てに時間を使うことで、円満な関係を築けるのです。家族との時間を大切にしたい方や、友人関係を守りたいという方は、通勤時間が短い職場を積極的に探しましょう。
急な出勤の可能性や職場の人と業務外で会うことがあるなど、短い勤務時間にはデメリットも少なからず存在するでしょう。ここでは、通勤時間が短いことで考えられるデメリットについて説明します。
業務とプライベートにメリハリがつかなくなり、仕事に集中しづらくなる可能性があります。
通勤距離が短いということは、職場が近いということです。家の近所で勤務先の看護師と遭遇するなど、仕事とプライベートの境界があいまいになる可能性があります。自分の知られたくないプライベートな話題が出回ったり、親しくなる分同僚や上司の愚痴や悪口を聞いたりする場合もあるでしょう。職場が近いことはメリットですが、仕事とプライベートの切り替えが難しいというデメリットがあります。
職場との距離が近いぶん、ほかの職員よりも急な出勤をお願いされる可能性が高くなるでしょう。特に手術室やICUといった緊急出動のある部署や、オンコールのある職場などに考えられます。場合によっては災害や流行病への対応で出動を求められる場合もあるでしょう。
もし緊急出動のある部署で働く場合、どうしても出動できない日付は内容も含めて病院に申請しておくのが無難です。
他の看護師は通勤時にどんなことをしているか、インタビューを行いました。通勤時間を有効に活用することで、リフレッシュやスキルアップができるでしょう。
どうしても通勤時間を短くできない方は、ぜひ参考にしてください。
「今日の勤務はリーダーです。昨日も慌ただしかったので、朝から緊張します。気分転換の為にも、通勤時にはテンポの良いダンス系音楽を聞きながらテンションを上げています」
「健診のクリニックで働いています。受診者さんに運動の習慣でお勧めすることがあるので、自分でも実践しています。通勤時は運動のチャンス!腹筋を意識し、正しいウォーキングを意識して歩いてます」
「都心のクリニックに勤務しています。最近、外国人の患者さんが多いような気がします。毎回、対応を終えてから思うものです。こう言えば良かったって……。英語が話せるママ友にお勧めのアプリを終えてもらったので、それを聞きながら歩いてます」
「帰宅をすると、子どもたちの喧嘩の声など騒がしい日々。車の中は唯一の一人の時間。好きな音楽をかけて気分を落ち着かせるようにしています。夜勤明けは眠くならないように、テンポの早い曲。日勤の帰りは優しい音楽などと勤務によって曲を変えています」
「病棟の忘年会が今年もあります。田舎の病院なので、旅館などの大広間を借りて、出し物やカラオケがあります。新人さんからベテランさんまで楽しめるような選曲をして、車の中で練習しています。今年も同期と一緒に振り付けもありで歌います。卒後3年目、歌って踊れる看護師を目指してます」
「運転に集中していますが、朝の田舎の道は四季折々を楽しめます。桜が満開の道を抜け、新緑の道を通り、赤や黄色い葉っぱがパラパラ舞う道を通ったりと、窓を開けると空気がとても気持ちいいです。でも雪の時には命がけです」
「健診ナースとして働くようになってからは、通勤ラッシュの満員電車の中、筋トレをしています。運動習慣について受診者さんにアドバイスをすることがあります。自分が経験していないと、なかなか相手の立場になって話せないですよね。でも、ちゃんと周囲に迷惑のかからないような筋トレですよ」
「朝の通勤は、ラッキーなことに始発駅なので座れます。朝の日差しで目を細めたまま、暖房がきき出す時期は眠ってしまうことがあるんです。寝過ごさないように気をつけています。不思議なことに、電車で寝ると短時間でも熟睡できてしまいます。夜勤入りの前、自宅で電車の揺れを再現できれば、よく眠れそうな気がします」
「バスで通勤しています。スマホを持つようになってからは、スマホを見て、忘れてしまった手技やいろいろな手順の確認をしていることがあります。医療系の物は、一般の方には驚かれる写真などもあるので、私はスマホに覗き見防止のシートを貼っています。周囲もスマホを操作しているので、つられてしまうこともありますね」
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