はじめに
さっきまで元気だったのに「急に熱が出てきた!」、「朝起きたらぐったりしている!」子どもが小さなうちは、こんなこともよくありますよね。ママである自分が看病してあげたいけれど…。
ナースの勤務は限られた人数、その日の担当業務が決まっているので急に休むことはなかなかできません。苦しんでいるわが子を心ゆくまで見てあげたい。だけど患者さんたちが待っている。他のスタッフに負担をかけてしまう。このような葛藤、ママナースたちはどしているのでしょうか?
今回はママナースたちの実態に迫ってみたいと思います。
数日調子が悪ければ、早めに小児科を受診したりして、まだ多少の対策を取ることもできます。ですが突然おう吐したり、高熱を出したりすることもあるのが子ども。小さければ小さいほど急変することも多く、ママはハラハラさせられます。
ですがナースの仕事はシフトがしっかり決まっているので、極力休むということはしたくありません。「なんで今日なのよ…」、「休みの日であればいいのに…」と思ってしまうこともあるのが本当のところなのです。
できるならもちろん自分が看病したいけれど、ナースには仕事があります。そんな時まず頼りたいのが夫。ですが夫が看病のために休んでくれるなどという話は、現実にはほとんどありませんよね。
もし実母が近くに住んでて、仕事などをしていなければ頼ることができるかもしれませんが、遠く離れている場合にはムリな話。となると病児保育やシッターさんに預けることを考えなくてはなりません。
病児保育はナースさんに保育してもらうことになるので、なおのこと「ナースの自分がなぜわが子を看病せずに仕事をしているのか!」という葛藤がどうしても生まれてしまうのです。
とても具合が悪くつらそうなわが子を見ていると、母として側にいてやりたい気持ちが湧いてくるのは自然なことです。「ママ~! 行かないで!」としがみついてくるわが子を抱きながら涙を流すママナースも少なくありません。
そんな時には職業人としてではなく、やはり母としての気持ちに押し流されてしまいますよね。ナース仲間で急な休みにも対応できる体制が整っていれば、まだ休みも取りやすいもの。
ですがそのような状況下でなく、日頃から「自分ばかり休ませてもらっている」という自覚がある場合には、心は激しく葛藤してしまうのです。そしてそれはいつまでも、決して割り切れるものではないといえます。
母としての愛と同じくらい、患者さんに対する責任感もあるのがナースですよね。
他のスタッフに負担が増えて、スタッフにも患者さんにも迷惑や負担をかけてしまうと、誰よりも分かっています。
「嵐が来ようが吹雪であろうが、何としてでも職場にたどり着かなければならない」という使命も、ナースならだれもが持っているのも事実。そう、「患者さんも私を必要としている!」その使命感に突き動かされて、ナースは仕事をしているのです。
子どもを病気から遮断することはできませんが、少しでもかかりにくくすることはできると思います。
うがい手洗いを徹底する、早寝早起きをして生活リズムを崩さない、熱はなくてもだるそうにしていれば外出をやめるなどの工夫です。
小さなことですが、実践すると大事に至らず微熱程度で済むことも。こういった小さな工夫の積み重ねが、子どもの発病の回数を少しだけ減らしてくれるといえます。
病気にならない子どもはどこにもいません。
いつも厳しいことを言う師長さんも、ベテランナースとしてバリバリ仕事をしているあの先輩も、子どもが小さかった時には同じ想いをしていたのです。
なんとかその日々を乗り切って今があるということを知り、目標や励みにしたいものです。職場で相談できる場合には、時々、話してみるのも気持ちが楽になりますよ。おわりに
子どもは病気をして免疫力を手に入れていきます。その過程があってこそ、強くなることができるのです。
小学校に上がると病気はぐんと減り、高学年になるころには年に数えるほどしか熱を出さなくなります。
子どもは必ず大きくなる。年齡や成長による悩みは出てきますが、今の状態はずっと続かない。この事を胸に、大変な今をなんとか乗り切っていきたいですね!
そして、急な休みを了承してくれた職場と、負担をかけてしまったスタッフには感謝の気持ちをしっかり伝えることがとても大切です。
まだ小さなお子さんのいるママさんナースのみなさん、いつかは今も思い出になります!頑張ってくださいね!!
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