仕事
2022.4.7
近年では、ストレスによる心の不調が身体に悪い影響を与えるという認識が広まってきています。それに伴い、心と身体のつながりを意識し、身体と精神の全体に働きかけるホリスティック医療が注目を集めています。
そこで今回は、ホリスティック医療の研究に熱心に取り組み、普及に尽力する団体を紹介しています。ホリスティック医療をケアに取り入れたいと考える看護師さんは、ぜひ内容を確認してみてください。
一般社団法人 日本ホロス臨床統合医療機構は、臓器・診療科別や、職種の枠組みを超えて、ホリスティックな健康観に基づいた統合医療を学ぶ場と有益な情報の共有をめざす団体です。
ホリスティックとは、全体性を意味する「ホロス」を語源とし、全体・バランス・つながりといった意味を包括した言葉として用いられています。
医療におけるホリスティックとは、人間を体だけではなく、体・心・精神・霊魂等の統合体として捉え、環境や社会とのつながりも含めて全体的に診ることを意味します。
日本ホロス臨床統合医療機構は、そんなホリスティックな観点に基づき、西洋医学だけでなく、東洋医学・伝統医学・代替補完療法・セラピー等も組み合わせて、患者さんにとって最適な治療・病気予防を目指す「統合医療」を社会に浸透させるべく活動しています。
統合医療の実践に必要な正しい知識を持つ人材を育成し、情報共有を行い、統合医療に関わる人々が医療の枠組みを超えて連携できる体制を作っています。
西洋医学だけにとどまらず、ホリスティックな視点で健康を考え、患者さんの視点にたって支え、癒していく統合医療について知り、看護ケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
統合医療について、包括的に学べる講座を開催。臨床に役立つ幅広い分野について学ぶことで、看護ケアのステップアップが目指せます。
【講座例】
ホリスティック臨床人間学/サイモントン療法/分子栄養学/中医学と漢方/フィトセラピーとハンドケア/口腔内と全身の関連など
●詳細は(日本ホロス臨床統合医療機構ホームページ)よりご確認いただけます
バイオレゾナンスとは、ドイツで生まれた振動医学のこと。「すべての物質が固有の振動を持つ」という考え方にもとづき、人間の細胞や臓器の振動が健康におよぼす影響について理論づけ、実践に落とし込まれたのがバイオレゾナンス(生体+共鳴)です。
対処療法ではなく、体の本質的な滞り、化学物質・重金属などから受ける影響、薬やサプリメント等の効果について確認するための振動医学の知識について、関心のある看護師さんは「入門講座」をチェックしてみてください。
私たちは現代に生きる中で、有害重金属・化学物質・プラスチックなどさまざまな有害物質を身体に取り込んでいます。
同団体が実施している「Naturopathic detox(ナチュロパシックデトックス)アドバイザー講座」は、生活圏内に溢れる有害物質の影響と、デトックスの必要性・方法について理解できる講座です。同団体代表理事の医師が、臨床事例から導きだした貴重な知識を学ぶことは、患者さんに健康の知識を伝える場面で役に立つのではないでしょうか。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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