看護師に多い退職理由とは?そこから見える問題と解決策

2022.10.7

1932_TOP_看護師に多い退職理由とは?そこから見える問題と解決策.jpg

憧れの看護師としてデビューして、現場でバリバリ働いてきた人でも、さまざまな理由で職場から離れるときがくるかもしれません。看護師は転職する人が多い職業とも言われています。

そこで今回は、看護師はどんな理由で転職しているのかを見ていきたいと思います。

1、結婚・出産・育児など

女性が多い看護師にもっとも多く見られる退職理由は、ライフスタイルの変化です。中でも、結婚・出産・育児などを理由に現場を離れる方が多いようです。

育児休暇や出産休暇などが利用できる職場であれば、一時的に仕事を休めば良いのですが、そのような制度がない職場の場合は、いったん退職し、出産、育児が落ち着いてから職場復帰するという選択をしなければならないこともあるのです。

また復職制度があっても、育児と仕事の両立を考えた場合に、無理なく働ける雇用形態をもとめて、現職を退職される看護師も少なくありません。

出産・育児ではなくても、結婚により、パートナーとともに新居に引っ越すということもあり、それが遠方だと今の職場に通うことができないために、引っ越すことになるのです。

しかし、看護師はさまざまな雇用形態や施設形態があるので、ライフスタイルの変化に合わせた働き方が可能です。その時、その時の状況に合う職場を見つけて復職できるのは、看護師の強みではないでしょうか。

今の職場に満足していますか?

2、体調不良

看護の現場は体力と精神力を必要とし、夜勤がある場合は不規則な生活の中で仕事をしたり、予定外の残業あったり、休日出勤などが発生する場合もあります。

人の命に関わる仕事のため、精神期にキツイ出来事があったり、神経を張り詰めているために、疲れやストレスの蓄積から体調不良を起こしてしまうこともあります。責任感の強い看護師だからこそ思い詰めてしまう人もいるようです。

また患者さんの車椅子移乗や体位変換、介助により、腰痛に悩まされ、看護師という仕事が好きでも、退職を余儀なくされる方もいらっしゃるようです。

一度は体調不良でリタイヤされた看護師でも、復職して頑張っている方は少なくありません。
リフレッシュをしっかりしたり、職場を変えたり、ボディメカニクスを学ぶなど、さまざまな方法で、看護師として復職している看護師はたくさんいますよね。

3、仕事への不満

職場のリスク管理の甘さや、仕事量・労働環境に関する不満、自分の看護観に合わない職場のやり方だったり、スケジュール管理がなっておらず負担が看護師に来る・・・など、仕事に不満を持って辞めていく看護師も少なくないようです。

「看護のお仕事は嫌いではないし、職場の人間関係も良好。でも仕事内容が・・・」という、悩みを抱えているケースもありますし、仕事への不満と同時に人間関係や上司との付き合いにも悩んでいるケースもあるようです。

このような理由の場合、上司に相談することで現場の声に上が気付き、問題が解決できることもあります。しかし、訴えても改善が見込めない場合は、転職することをおすすめします。
看護師の職場はさまざまです。自分に合った職場に出会うことができれば、今までのスキルをムダにせず活躍していくことができますよ。

4、人間関係

1932_4人間関係.jpg

退職理由でも比較的多く耳にするのが、職場内での人間関係です。

先輩看護師からきつい叱り方ばかりされたり、他の人にくらべて自分だけが風当たりが強かったりすると、頑張る意欲も次第に弱まってしまいますよね。
残念なことですが、中には「いじめ」や「パワハラ」と取れかねない言動をされる看護師もいるようです。ひとりでも自分の味方がいれば頑張れることもありますが、あまりにもつらいと感じるようであれば、無理をせずに、職場をかえるのも手段だと思います。

また相手に悪気がなくても、たとえば自分だけが20代で、自分以外が50代の看護師ばかりだと、話題が合わないと感じてしまったり、相談しづらいと思う看護師もいるようです。
また子供のいる看護師の場合は、同じように子育経験のある看護師がいないと理解されないという悩みにぶつかることもあります。

人間関係の問題は、改善が難しいことが多いので、転職するのが解決の早道です。転職の際は、同じ問題にぶつからないように、転職先の職員の情報を確認することが大切ですよ。

今の職場に満足していますか?

5、給与に関する不満

どんなお仕事でも、頑張った分だけお金がいただけるのが理想的ですよね。しかし、自分の頑張りと給与に見合わないと感じてしまうと、不満が募るものです。
また手当の少なさや意図しないサービス残業が続いたり、昇給額が少なかったり、昇給がなかったりすると、職場に対して強い不信感を持つようになり、続けていくことが難しくなるようです。

またご自身の都合で、収入アップが必要になることもありますよね。お子さんの進学や親御さんの介護、家族が病気になってしまうなどの問題が起きた場合に、収入アップをもとめて、退職をされる看護師もいるのです。

給与の不満は、まずは上司に相談してみてください。退職まで考えているとなれば、給与アップをしてくる可能性もあります。それでも納得のいく給与がもらえない場合は、転職を考えてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

看護師に多い退職理由を5つに分けて紹介いたしましたが、複数の理由を同時に抱えて辞めていく方もいらっしゃるかもしれません。

看護師は全国に需要があり、活躍できる職場も、医療機関を始め、企業や施設、公的機関、教育機関など、さまざまです。
もし、どうしても退職さざるを得ない場合は、その退職理由を解決できる新しい勤め先を見つけてみるといいかもしれませんね。

せっかく取った看護師資格です。今の職場を退職しても生かしていけるといいですよね。

今の職場に満足していますか?

この情報はお役に立ちましたか?

無料でさらに聞いてみる

「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。

インタビュー参加者全員にギフト券3,000円分プレゼント!