看護師になろうと思ったとき、看護学校を卒業した日、心に誓った看護師としての使命や理想。なのに…看護師として日々、頑張っている中で、気づけば自分の中に“性格の悪い看護師”が!?自分のことなのに、その苛立ちが止められず、怖い!
そんな看護師さんが、人知れず増えていることをご存知でしょうか?
まさか自分が…と思いながらも、止められない憎しみのような悪い部分が自分の日常を乗っ取っていく恐怖。そう、それは自分の意思ではもう抑えられない恐怖なのです。
そんなことになる前に、他の看護師さんの体験談を通して“性格の悪い看護師”を知り、苦しみから抜け出しましょう。
新人の頃はただひたすらに先輩に怒られながら仕事を覚え、患者さんやそのご家族への対応も必死な日々。時間はあっという間に過ぎていきました。
その頃、怖い先輩を見て、「なんでこんなひどいことを言うんだろう?」、「自分は絶対に“性格の悪い看護師”にはならない!」と思っていました。
それから3年。私は指導係りになり、その頃、同期が同じ病棟に異動してきました。
今まで「周りはみんな敵」と気を張っていたので、本音を言える仲間ができて本当にうれしかったです。
でも、その子にグチを言うようになってから、何かが変わっていきました。
今までならムカついても仕方ないと思えていたことも、口に出した瞬間から、「仕方ない」と思えなくなり、悪い部分が出てきたのです。
そのうち、誰かが「あの2人(私たち)に目をつけられると怖い」と言っていると聞き、「ヤバイ」と思いました。でも、もうその頃には、自分の中の“性格の悪い看護師”を止めることができなくなっていたのです。
子育てしながら仕事をしています。子どもが2歳を過ぎ、いわゆるイヤイヤ期になり、朝の忙しい時間にも言うことを聞いてくれない子どもにイラつき、とうとうキレてしまったことがありました。子どもは私の恐ろしい形相に泣き出しましたが、そのときは自分を止められず、怒鳴り続け夫に止めらたのです。性格が一変してしまったかのようでした。
それから、絶対に子どもには怒鳴らないように気をつけていますが、今度は職場でイライラを抑えられなくなっていきました。
今まではナース服を着れば、気持ちのスイッチは看護師に切り替わり、プライベートの悩みは忘れて、笑顔でテキパキと仕事をすることがリフレッシュだったのに、最近は、患者さんのしょうもない言動やドクターのくだらない話に苛立ち、同僚のダメな仕事ぶりも目についてしょうがありません。
怒りたくないと気持ちを抑えているせいか、気づくとイヤミっぽい言葉を言ってしまっているんです。そうでもしないと気持ちも治まらなくて…。私、“性格の悪い看護師”になってしまったんです。
正直、こんな自分好きじゃない。それが余計につらいです。“性格の悪い看護師”なら、いっそ看護師辞めたいけど、経済的にもそういうわけにはいかないし。苦しいです。
“性格の悪い看護師”に、なりたくてなる人はいないですよね。
自分に余裕がないときや、頑張り過ぎて溜め込みすぎたストレスが、その引き金になってしまうようです。
“性格の悪い看護師”の恐ろしい部分は、自分自身で気づいても、止めるのが難しいところ。沸きあがってくる負のパワーを沈めようとすれば、また別の形のストレスが溜まってしまうのです。
この解決法は大変難しいですが、まず性格が悪くなっているかもしれないという自覚をもつこと。そして自分を責めすぎたり、抑圧しすぎるは解決にならないので、できるだけおおらかな信頼できる人と、この自覚を共有することが大事かもしれません。
負のパワーは伝染して、周囲も負のパワーに満ちさせてしまう危険性もあるので注意です。
まずは、気づけることが大切です。気づけたことならば、きっと少しずつでも修正していくことはできるでしょう。気づけた自分を、どんな自分にしたいのか、そこにはどんな問題があるのか、しっかり把握して、無理をせず、少しずつ自分にできることから変えていってください。根本から性格が悪くなってしまうわけではありません。
看護師になろうと思った時、はじめて看護師となったあの日を思い出して、ここから一度やり直せばいいのです。
ただ、一度できてしまった人間関係を変えるのは、長い時間と努力が必要です。
もし、そのこと自体がつらく余計にストレスとなるのなら、思い切って職場を変えて新しい場所で新しい自分でやり直すのも一つの手です。
“性格の悪い看護師”を増やさないためにも、負の連鎖、断ち切れるといいですよね。
看護職はやりがいのある仕事ですが、やりがいを感じられるかどうかは、職場の雰囲気にも左右されます。『看護のお仕事』で、自分に合った理想の職場を探してみませんか?待遇や給料など、自分では少し言いにくいことも『看護のお仕事』が代理でフォローします。
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