
問診はできれば端的に、けれど必要な情報を的確に聞き出したいですよね。けれど、すべての問診がスムーズに行くわけではありません。
そんなつもりはなかったけど、きづいたら問診に時間がかかってしまい、待っている患者さんから冷たい視線を受けてしまうなんてことがあることも…。
今回はそんな、問診に時間がかかってしまったエピソードを看護師のみなさんに聞いてみました。

私は健診のクリニックで働いています。問診票を事前に記入して頂き、内容を確認しています。
毎年、このクリニックで健診を受けられている受診者さんには内服の変更がないかを聞き、初めての受診者さんには既往歴と合わせて確認をします。
そんな時、「あの薬、ほら丸くて…」、「ラがついて、なんだっけ?あの病院で毎月もらっている…」、「オレンジで…」などなど、受診者さんからクイズを出されているようです。
「次回からお薬手帳を持ってきて下さいね。携帯で写真を撮っておくのも簡単で忘れないし、アプリも色々あるようですよ」などと最後にお話をします。
名前が出てきた時には「看護師さん、さすが!凄い!」と褒められますが、時間が…。病名からわかる薬をあげるのですが、最近はジェネリック薬品も多くて覚えきれません。
病院の外来に勤務しています。受付で記入していただいた問診票を患者さんに確認することがあります。ご本人のことを聞いているのですが、奥様の血圧の話になってしまうのです。話を元に戻しても、また別の答えが返ってきます。記載がわかりずらかったので確認したのですが、問診したらもっと混乱するはめに…。
ところが、診察にご案内すると私の時とはまるで別人、ドクターへの回答は的確でした。話を切り上げてしまうのも申し訳なくて、私は聞いてしまうのですよね。私の会話技術が不足しているようです。でもね、聞いてしまいたくなるほど一生懸命にお話をされたんですよ。
診察終了後、その患者さんは私に声をかけて手を振ってくれました。その笑顔が嬉しかったのですが、私の時にも的確に答えた欲しかったぁ。ドクターと同じことを聞いたと思うのですが、なんでかなぁ。
内視鏡室に勤務する看護師です。検査の前に検査の説明と問診表の確認などをしています。先日は、ご兄弟の多い患者さんがいました。胃がんやピロリ菌などについて伺ったのですが…。ご兄弟が多すぎて「M兄さんの上がL姉さん、あれ?その間のO兄さんは亡くなってるな?何年前だったかな?」と、私の顔を見ながら話されていると親戚になった気分になりますが、全然わかりません。兄妹の順番も混乱させる要素になっていました。時間がかかってしまい、次の患者さんの咳払いが聞こえてしまいました。
検査を終えると安心するようで、今度は患者さんから「看護師さん、ご兄弟は? お子さんは?、内視鏡は受けたことあるの?」と質問をされることが時々あります。そういう時に限って、だいたい検査の予約が多い時なんですよね。じっくりコミュニケーションをとれなくてごめんなさ~い。
整形外科のクリニックに勤務しています。80代の女性が腰痛で受診されて来ました。記入されていない箇所があり、問診表の確認を行いました。
私は痛みがいつからなのか、既往歴や内服薬はあるのかなどを聞き出そうとするのですが、その答えはあいまい…。
情報収集するのが大変で困っていると、友人のSさんがこの整形外科を受診するよう勧めてくれたと、Sさんとのやり取りの経過を細かく聞くことに…。
そして、私はSさんの事を知っているのか、Sさんは自分の話をしたかどうかなど質問責めにあいました。
Sさんのことをすっかり頼りにされているご様子なので、Sさんが一緒に来てくださったら、この方のことをご本人より詳しく教えてくれそうなのにな、と思いました。
最後には、「今日は痛みがなく体調もいい」とおっしゃっていたので、ひとまずツライ症状はないとわかりホッとしましたが、気づいたらけっこう時間がかかってしまいました。
ときには問診に時間がかかってしまうこともありますよね。しかし、他の患者さんの待ち時間も考え、問診はできるだけ完結に必要な情報を引き出し、スムーズに行えるといいですね。
さまざまな方がいらっしゃいますが、経験を積むことでタイミングや切り上げ時などわかることが増えていくと思うので、ぜひ、ポイントを抑えて問診ができるように、頑張ってください。
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