医療従事者のスキルアップや豊かな日常生活の実現に寄与する組織

2022.7.12

医療現場において、コミュニケーションは円滑に業務を進めるうえで重要な役割を担っていると言っても過言ではないでしょう。また、現場によってはアドバイスを求められたり、自由がきかないことに悩みを抱えていたりと、患者さんとの関わり方もさまざまです。
そこで本記事では、医療コミュニケーションのスキルアップに寄与する団体、母子栄養学の普及啓発を図る団体、服の不自由の解消に向けて挑戦を続ける企業を紹介します。
医療現場をより良い雰囲気にしたいという看護師さんや、妊産婦さんと関わることが多い方、患者さんの豊かな日々を支援したい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

一般社団法人 日本医療コミュニケーション協会

一般社団法人 日本医療コミュニケーション協会は、医療現場におけるコミュニケーションの改革をサポートする団体です。医療コミュニケーションアドバイザーの育成をはじめ、キャリアや業種によって異なる研修・講演、医療コミュニケーションの情報共有と医療現場の課題のダイアローグを中心とした勉強会・交流会などの事業を行っています。

「医療コミュニケーションアドバイザー養成講座」

医療従事者同士はもとより、患者さんやその家族、連携先など多角的な人間関係をより良くするにはコミュニケーションが大切です。
コミュニケーションが良好になることで、インシデントやクレーム、人間関係といったトラブルを防げるかもしれません。それがさらに良い方向へと循環して業務の効率化が図れたり、医療従事者の仕事に対するモチベーションがアップしたりすることもあるでしょう。

こうした医療コミュニケーションのスキルを高めるために有用なのが、医療コミュニケーションアドバイザー養成講座のベーシックコースです。プログラムは、大きく「医療従事者に求められるコミュニケーションの本質を理解する」「共感力コミュニケーションで信頼関係を築く」「アサーティブコミュニケーションで伝え方を学ぶ」の3つからなります。
同講座を通して、医療現場で相互理解を深めるには医療従事者一人ひとりがどうあるべきなのか、相手と信頼関係を構築し、快く行動してもらうにはどのようなコミュニケーションをとれば良いのかなどを学ぶことが可能です。
また、講座の最後には相談コーナーの時間が設けられています。自分が今現在抱えている課題や疑問に対して、翌日から活用できる答えをその場でプロフェッショナルから受けられるのもポイントです。

なお、同講座はZoomを活用して行われるため、どのエリアからでも受講できます。医療コミュニケーションを磨きたい看護師さんは、受講を考えてみてはいかがでしょうか。

 
登録は1分で終わります!

一般社団法人母子栄養協会

一般社団法人母子栄養協会は、母子栄養学の普及啓発を行っている団体です。事業内容については、母子栄養に関連する資格取得養成講座や食育・料理教室の開催、コラム執筆、レシピ制作など多岐にわたって展開。さまざまな活動を通して、各家庭の笑顔になれる食卓および健やかな子育てに寄与しています。

「妊産婦食アドバイザー養成講座」

産婦人科で妊産婦さんに食事や栄養についてのアドバイスを求められた場合、医療従事者自身がそれらに対してしっかり理解できていないと答え方に悩むこともあるでしょう。いつそのような状況が訪れるかわからないからこそ、あらかじめ母子栄養学を身につけておくと安心です。
同団体が開催する妊産婦食アドバイザー養成講座では、妊活から産後まで包括的な女性の栄養相談に乗るための自信が持てるようになります。

講義は前半と後半の2日間にわたって行われ、講義時間は各日2時間半の計5時間です。また、Zoomを使ったオンライン対面コースが用意されているため現地に足を運ぶ必要がなく、受講しやすいのがポイントでしょう。
カリキュラムは前半に「妊娠時の体重管理と基本の栄養」「妊娠初期(2-4カ月)」、後半に「妊娠中期・後期の栄養(5-10カ月)」「産後、授乳期」「妊娠前(妊活)」「妊産婦食の指導・アドバイス」が組まれています。
講義で用いられるのは同団体のオリジナルテキストです。一方、受講者からは「テキストに掲載されていない指導ポイントやプラスアルファの知識なども教えてもらえた」「質問にも丁寧に答えてもらえた」といった声が寄せられており、受講中は充実した時間を過ごせるでしょう。

そして、受講を終えた後に出される調理課題と筆記試験をクリアすると、晴れて妊産婦食アドバイザーとして活躍することが可能です。妊産婦さんにさらに一歩寄り添ったサポートをしたい看護師さんや助産師さんにとっても、同団体の講座は有益と言えるのではないでしょうか。

株式会社ケアウィル

ブランド名「ケアウィル」はcare+will。「ケア」を必要とする方の「意思(ウィル)」を第一に尊重し、ファッション性と機能性を併せもった製品を企画販売しています。「着たい、選びたい、着て人と会いたい」という思いに重点を置き、服づくりの面から楽しくかつ自由に過ごせる日々の実現を支援しています。また、「服の不自由を解決する」というミッションのもと、当事者とそのご家族、医療・介護従事者、デザイナー、パタンナーなど、ユーザーと多職種が連携しながらものづくりをしていることも特徴です。同社では特定の障がいや傷病がある方向けの量産品と一人ひとりに合ったオーダーメイド(オートクチュール)サービスを用意しています。

同社のプロダクト

プロダクトの一つであり2021年度グッドデザイン賞を受賞した「アームスリングケープ」は、ケープの内側に作られた内袋に腕を通すことで、アームスリングの役割を果たしてくれるケア衣料です。
内袋の中央部分は開口した状態で、左右どちらの腕にも対応しています。ゆとりがありながらも安定した固定感、そして見た目もスマートに収まるのが特長です。また、片手のみでもスムーズに着脱できる滑りやすい生地を背中の裏面に使い、腕の自重で首が傷まないように肩と背中へ重さを拡散する工夫が施されています。
傷病が回復した後には、通常のケープとして着用することも可能。長期的に使える仕様は、着用者にとっても魅力が大きいのではないでしょうか。

▲アームスリングケープ/画像提供:株式会社ケアウィル

そして、「アームストラップシャツ」はシャツとアームストラップを一体化させたケア衣料です。
バンドタイプのストラップは長さと高さを2段階調節することが可能で、腕および手首をしっかりとフィットさせて固定できます。さらに、ループ状にした患側のストラップを首にかけて回転させることにより、一人で容易に着脱を行えるのもポイントです。
そのほか、ストラップが誤った場所へ接着しないための工夫や、肌に優しい素材を使った別付けストラップ、片手でも前を閉じられる面ファスナーの採用など、随所に着用者への思いが込められています。

▲アームストラップシャツ/画像提供:株式会社ケアウィル

どちらの製品も腕や肩に何かしらの傷病があったり、補助具を使用していたりする急性期もしくはリハビリ期の患者さんに最適です。リハビリテーション科、整形外科や脳神経外科の領域で働いている看護師さんは、同社の取り組みを知ることで看護とは異なる方面からも患者さんをサポートできるかもしれません。

 
登録は1分で終わります!

この情報はお役に立ちましたか?

無料でさらに聞いてみる

「看護のお仕事」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。