新聞販売店に勤めながら奨学金を受けられる「新聞奨学生」という制度があります。
後から奨学金を返済する必要がないので、卒業と同時に奨学金が返済できる制度です。
「奨学金を受けて看護師資格を受けたい」と考えている人の中には、さまざまな手段を模索されている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、奨学金制度のひとつである「新聞奨学生」という手段で、看護学生が仕事と学業を両立できるかどうかについてまとめてみました。
まず、「新聞奨学生」というシステムについて説明します。
「新聞奨学生」は奨学金をもらいながら「働いて返す」というスタイルをとっています。
卒業後に働いて返すパターンではなく、給与のかたちで支給されるため、学業と並行しながらお金を返せるというシステムとなっています。
一般的に奨学金を受ける時には、在学中にお金を受けとって、卒業後に返済します。しかし「新聞奨学生」は新聞配達業務を卒業の年まで続ければ完済できますので、それ以上の返済の義務がなくなります。
病院から奨学金を借りて、看護師資格習得後に一定期間借りた病院で働くという制度がありますが、それとは違うということですね。
新聞社によって内容は異なりますが、業務内容は朝刊と夕刊の配達、チラシなどの折り込みの付帯、新聞代金の集金などを行います。
給与が支給されるので、学費だけでなく生活費にも回すことができます。また無料の住居を提供される新聞社も多くあります。どんな部屋が貸与されるのかは、新聞社や地域によっても差があるようです。
それでは、新聞奨学生と看護学生(看護系大学生)は両立していけるのかについて、みていきたいと思います。
新聞奨学生というのは、奨学金をもらい勉強しながら、同時に働いて返済もしていくということなので、継続できるかどうかがポイントです。
朝が早い+夕方からも仕事がある(配達元によって異なる)ということで、一日のスケジュール通りに事が進まなかったり、場合によっては授業に出られない可能性があります。
看護学生の場合、授業を休むということは考えられないですよね。
こうしたことから看護学生にとっては、無理に「新聞奨学生」になるよりも、他の奨学金システムを選択した方がよいと考えられます。奨学金制度はさまざまなところで行っているので、よく調べ、学業と両立できそうなものを選ぶのがよいのではないでしょうか。
もし「授業を優先しながらお仕事できる」という新聞社があったとしても、看護学生の場合、講義や実習に出るだけでも精神的にも体力的にも疲れてしまいます。そこにプラスして早朝と夕方の新聞配達や集金の仕事をこなすとなると、かなりの労働力と精神力が必要になるので、現実的に厳しいのではないかと思います。
学生の間に働きながら返せる「新聞奨学生」は、卒業後には借りたお金が返済でき、生活費も稼げるというメリットがあります。
看護学生の場合は、授業のほか実習なども多く、体力面や精神面で余裕がなくなるとなかなか大変です。
また、授業や実習への参加は必須ですので、3時頃から始まる夕方の新聞配達業務との両立は現実的に難しいといえます。
結論として、奨学金制度を使って看護学校や看護系大学に行こうと考えている方は、「新聞奨学生」になるよりは、学業を邪魔しない範囲で続けられそうな奨学金制度を探してみるのがよいかと思います。
今回はあくまでも看護学生のケースを考えたことですので、その他の学業との両立を目指す方の中には、この制度が合っている方もいるかと思います。
各自が自分の目標と仕事のバランスを考え、また返済計画も視野に入れて、奨学金制度を選び、利用するかの検討していく必要があるのではないでしょうか。
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