職場トラブルにも発展するかも!?ナースが知っておくべきインターネット依存の危険性と克服方法

2017.6.4

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携帯電話やスマートフォン、タブレットなどを持つことが当たり前となっている現代。PCはも含め、インターネットを使う頻度が高い人は多いのではないでしょうか?

看護師さんも、仕事の休憩時間や通勤中にインターネットで情報を見たり、お買い物に利用する方も多いですよね。 忙しくても、電波環境があればアクセスして、さまざまなことができるインターネット。本当に便利ですよね。

しかし、このインターネットに依存し過ぎてしまう依存症気味な方は、注意が必要だと言われています。それはどんな危険性があり、どんな人のことを言うのでしょうか。
今回は、インターネット依存症についてまとめました。

◆インターネット依存度が高すぎると危険なこととは?

インターネット自体は、とても便利で活用できるものですよね。
でも、依存度が高すぎると現実世界での出来事に鈍感になってしまったり、一緒に過ごしている人から引かれてしまったりすることも……。

またインターネットの世界は、無法地帯。書かれていることが真実ではなくても、まことしやかに流布する情報も多く、個人情報が広まってしまう危険性も含んでいます。

またエゴサーチをして、自分についてインターネット上で誰かが何かを言っていないか調べる行為により、知らなくてよかった他人の悪い感情を見てしまい、ひどいケースでは、社会不適応になったり、自殺を試みる人もいるという事件が世界で実際に起こっています。

またインターネットで呟いたり、投稿した写真が周囲にバレてしまい、良くない噂や批判を受けてしまったというケースも多くあるようです。インターネットで気軽につぶやいたことのせいで、現実世界が生きづらくなってしまうのはツライですよね。

 
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◆「こんな人は嫌だ」と思われるインターネット依存の人とは?

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インターネット依存になっても「人に迷惑をかけているわけでもないしいいじゃないか」と思われる方もいるようですが、実際に依存度の高い人には、周囲から批判的な目で見られていることもあるようです。
ここで、身近なインターネット依存度の人への意見を聞いてみました。

「どこへ出かけても、写真を取ってネットに上げることばかり考えていて、“写真待ち”ばっかりさせられます。食事は美味しいうちに食べたいし、サクサク移動して楽しみたいのに、一緒にいる人を待たせてばかりで、ネットの向こうの人のことばかりなのは、ちょっとどうかと思いますね」

「SNSで『いいね』の数ばかり気にしている人は正直、疲れます。それが人生の何に役立つの? そんなので数増えたからって何があるの? って思います。芸能人にはどうせかなわないんだし」

「患者さんや医者、スタッフのことの文句をネットで書いている同僚がいて、院内の人が気づいて問題になっていましたよ。匿名だけど、けっこう情報読めばバレますよね。それはやったらダメでしょって思います。看護師として最低です」

「同期で、ネットの中で知り合った人に恋した人がいたんです。かなり熱中していて、実際に会ってしまったらしく、そしたら想像と違いすぎてがっかりしたそうです。目が冷めてよかったけど、熱中している時は、会ったこともない人に夢中になりすぎていて、かなりやばいなって思いましたね。危険な目に遭わずに済んでよかったですよ」

「一緒にいて話をしているときも、つねにスマホ見ていて、ずっとネットチェックしている人。本人は話をちゃんと聞いているつもりみたいだけど、ものすごい感じ悪いですよね。そんなに朝から晩まで何を見ているのか……」

「スポーツジムで携帯を見ながらやマシーンをやっているやつ、迷惑です。それが心拍数図るとかストップウォッチとか運動に関係することならまだいいのですが、マシーンを占領して、スマホ見ててなかなか進まないやつ、本当にむかつきます」

「病棟のグループチャットに返事をしないと激怒する人がちょっと迷惑です。夜中でも関係なく、くらだないどうでもいいことを書いてくるので、そんなのにいちいち答えていられないですよ。プライベートの時間なんだから、止めて欲しいです」

「1日に何回もつぶやく友人がいるんですけど、ネガティブな気持ちの吐露ばかり。仕事がつらいとか先輩にこう言われたとか、同じ看護師として共感できることもあるけど、慰めの言葉を入れると、なぜか否定されて、慰めなきゃよかったという気持ちにさせられるんですよね。人の意見が欲しくないなら、公の場で嘆かなきゃいいのにと思います」

インターネットは自分だけの世界のようですが、現実社会の中で生活を送っているからには、必ず誰かと関わって、影響をしあっているものです。「自分が良ければいい」という社会ではなく、周りの人と気持ちよく共存できる社会がいいですよね。

◆インターネット依存症から脱却する方法は?

もし自分もインターネット依存症かも……と思った方。できれば直した方がいいけれど、なかなか難しいという方におすすめのインターネット依存脱却方法をまとめました。

*音楽を聴くなど、他のことに集中する

移動時にスマートフォンを見がちな人は多いですよね。その時間に別のことに意識を向けてみてはいかがでしょうか。例えば音楽を聴くことに集中して歌詞をよく聞いてみたり、ミステリー小説など引き込まれる本を読んでみたり、「移動時間は勉強の時間」と決めるなどすると、スマートフォンでインターネットを見る時間を減らすことができます。

*スマートフォンをすぐ取れる場所に置かない

ポケットやバックの外ポケットに入れたり、寝るときの枕元や食事の時のテーブル周辺など、すぐに手がとどく場所にスマートフォンや通信機器を置かないようにすると、インターネットを見る行為を減らすことができ、現実の行動や目の前の人などに意識を向けることができます。

特に就寝時は少しベッドから離れた場所にスマートフォンを置くことで入眠しやすく質の良い睡眠を得られ、目覚める時もアラームを止めるために布団から出ることになるため、寝起きがよくなるかもしれませんよ。

*スマートフォン依存解消アプリを利用する

最近では、スマートフォン依存解消アプリがいくつも開発され、世の中に広まっています。スマートフォン依存で困っている方がけっこういるということですね。

*スマホの依存症度を診断!スマホの病院スマホスピタル
客観的にスマートフォンの利用頻度やパケット数などをチェックできます。自分で気づくことが、変化へのきっかけには大切ですよね。
Android版はこちらから

*Forest: スマホ中毒の解決法
スマートフォンを触らないと植物が育つという依存度解消アプリです。植物が育つ癒やしもあり、楽しみながら続けられます。
Android版はこちらから
iphone版はこちらから

UBhind – モバイル?ライフ?パタン
スマートフォンのロック機能があり、設定した時間内はスマートフォンを使えなくなるので、強制的にスマートフォンの使用を制限することができます。
Android版はこちらから
iphone版はこちらから

この他にもインターネット依存を解消する方法として、「サイトにID登録をしない」、「ブックマークをしない」、「周囲の人に素直に意見を聞いてみる」など、さまざまな法法があります。自分に一番効果のありそうな方法を試してみてくださいね。

*それでもダメなら専門家を受診する

重度のインターネット依存で、自分だけではどうにも解決できない、生活に支障をきたすというほど依存度が高いという方は、専門家に相談することをおすすめします。

インターネット依存症の専門外来を設けている医療機関もありますので、相談してみてはいかがでしょうか。また、こうした医療機関のサイト内では、インターネット依存度を確認できるチェックシートを設けているところもありますので、まずは確認から入ってみるといいかもしれません。

おわりに

インターネット依存は、現実世界での人間関係を悪化させたり、意図せず自分を世間の笑いものにしたり、批判対象にしてしまう危険性なども含んでいます。

インターネットはあくまでも、現実の世界を生きるための便利なツールとして活用できるように、依存度が高くなりすぎないようにしたいですね。

また、病院の連絡などで仕方なくSNSに入っているケースでも、活字のみでの会話だと、誤解を生んでしまい、トラブルとなるケースも多くあるようです。問題が生じたら直接会話してみると、誤解が解けて和解できるかもしれません。

便利なインターネットと上手く付き合って、日々の生活を充実できるといいですね。

 
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