女性の社会進出は当たり前になった昨今。30代や40代でも独身でキャリアを積んでいる女性も多くいます。一方、早めの結婚、出産する方、30代で結婚、出産する方も多く、保育園のママたちは20代から50代までと幅広くなっているようですね。
ナースでも、現役で活躍されている30代~40代の方や、復職を考える方の多い時期ではないでしょうか。
そんな現代、「ミッドライフクライシス」という言葉が広まっているのをご存知ですか? 別名「中年の危機」と言われています。
これは、30代~40代の女性に訪れる大きなメンタルの危機。
20代の方も、今の選択がまさにこの「ミッドライフクライシス」につながるんですよ。
今回は、そんな「ミッドライフクライシス」の特に女性のケースについてまとめました。
「ミッドライフクライシス」とは、ズバリ30代~40代にかけて、「私の人生の選択は正しかったのだろうか?」と自分を振り返る精神的に不安定になる時期のことです。
女性の生き方が多様化したことで、キャリアを積むことに熱心で結婚や出産を選ばなかった人、または結婚や出産を選んだためにキャリアを積んでこなかった人、それぞれが自分の人生を振り返って、「自分の選択は正しかったか」と自問する時期なのです。
なぜこの時期にそういうことが起こるのかというと、女性の出産にはある程度の理想の年齢がありますよね。
最近では50代でも出産される方がいますが、やはり安全な出産と体力気力のいる育児に適した年齢というものがあるため、30代後半頃になると出産を経験しなかった女性が「これで本当にいいのだろうか?」と真剣に考える機会が増えていきます。
逆に20代~30代を出産と育児に専念してきた女性が、30代~40代にかけて子供が手を離れ始めて育児時間が少なくなると、ひとりの女性として何をすればいいのか…と考え始めるのです。
キャリア経験が少ないナースの場合は、復職する場合にも、ずっと働いてきた同期とのスキルや求められるもの、収入の違いなどに大きな差ができてしまっていて、「これでよかったんだろうか…」と振り返るのです。
また「キャリアを選んでよかった」と思っていても、中間管理職となり、「これ以上のキャリアアップをどうすればいいのか?」と悩む方もいますし、「育児を優先してよかった」という人でも、「この先の自分の時間をどう充実させたいか」と考え悩むのです。
もちろん、どちらの人生が正解などという答えはありませんし、人生は後戻りできません。
そして、選んだ人生が一番だからこそ選んできたのですが、それでも人生の折り返し地点で、自分の人生を考えた時、どうしても「選ばなかった人生」の方について考えてしまうもののようです。
30代の女性には、「厄年」が何度もやってきますよね。「前厄」と「後厄」も入れると、30代はほぼ「厄年」と言っても過言ではありません。
この「厄年」というのは、「悪いことが起こる年」という意味で捉えられがちですが、実際には、「体調に変調が起こりやすい時期なので気を付けて生活しましょう」という年です。
女性の30代は、人にもよりますが、ホルモンバランスに変化が起こり始め、自律神経などにも影響が出てくるものです。また、身体を守るために脂肪がつきやすくなったり、代謝が低下していくのを実感する時期でもあります。
ホルモンバランスや自律神経の変調は、身体の不調だけではなく、メンタルにも影響を及ぼします。イライラしたり、逆に落ち込んでばかりいたり、日によっても人によっても、その症状はさまざまに変化します。
こうした精神状態で、「ミッドライフクライシス」もやってきてしまう現代の女性は、なかなかハードな中年期を過ごすことになるのですね。
「ミッドライフクライシス」は、けっして悪いことばかりではありません。
自分の人生を返りみることで、気づけたり、感謝できることはたくさんあります。
例えば出会いです。
今まで出会った友人、そして、今そばにいてくれる人々、経験を積ませてもらえた場など、多くのことに出会えたことは、人生を豊かにし、喜びを体験させてくれたことでしょう。
もちろん残念やことや叶わなかったこともあったかもしれません。しかし、その選択をしていなかったからこそ、今の大事なものと出会えているのです。
女性にとって結婚や出産は生活を大きく生活を変化させる出来事です。
だからこそその影響を受けた人、経験しなかった人、それぞれに思うところがあり、「自分の選ばなかった道の方が幸福だったかもしれない…」などと考えてしまうのでしょう。
しかし、繰り返しになりますが、人生で最良な選択をしてきた結果が「今」です。
「今」は、あなたが選び続けてきた希望の上なのです。
そして、それはこれからも続きます。
「ミッドライフクライシス」で気づけたことをむねに、これからの自分を選択していくことができます。
あなたが願う未来は、誰かをうらやむ未来ですか? 人を許せる未来ですか? 誰かに感謝する未来ですか? 誰かを嫌う未来ですか? 何かの資格を取りますか? 誰かに自分の知識を伝えますか? あなたの役割はなんでしょうか?
今まで与えられることが多かったなら、それを誰かに与えていくこともできますね。
ナースをしてきたみなさんは、多くの患者さんの人生にも触れられてきたことでしょう。
その経験もまた、あなたに教えをくれていませんか?
大事なことは、まず今までの自分を認め、受け入れることです。
そこから、新しい、自分らしい一歩が踏み出せるのです。
「ミッドライフクライシス」は、とくに現代の中年期に起こる心の不安定な時期です。
ナースとしてキャリアを積んできた人、一度職を離れて育児に専念してきた人、さまざまな人がいてよいのです。
選ばなかった道は、結局、選びたくなかった道です。
それよりも、今出会えたすべてのことに感謝しながら、これからも自分の選びたい道を間違わずに見つけられることが大切です。
隣の芝が蒼く見えても、あなたの場所は他には変えられないものです。
そして、これからは、常にあなたの選択の先にあるのです。
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