看護師ができるボランティア活動とは?内容や団体を解説

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ボランティアに興味がある看護師や看護学生の方もいるでしょう。このコラムでは、看護師資格を活かせるボランティアについて解説。国内・海外で参加できるボランティアの内容やメリット・デメリットについて説明しています。また、ボランティア団体についても具体的に紹介しているので、参加を検討している看護師や看護学生の方はせひ参考にしてみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師が国内でできるボランティアの内容は?

看護師資格が活かせる国内のボランティアには、被災地支援のほか、山岳診療所での登山者の応急処置、小児がんの子どものサポートなどがあります。以下で各ボランティアの内容を詳しく見ていきましょう。

被災地支援

国内で看護師が活躍できるボランティアの一つに、台風や地震、豪雨などによる被災地支援があります。日本看護協会では「災害支援ナース」を派遣し、被災した看護職の負担を減らし、被災者の健康維持を支援する役割を担っています。被災地での活動時期の目安は、発災後3日~1カ月間。個々の派遣期間は、移動時間を含めた3泊4日です。

参照元
公益社団法人 日本看護協会
災害看護

山岳診療所での応急手当

北アルプスに多く設置されている「山岳診療所」では、登山者の急な病気やけがの対応を行っています。山岳診療所のほとんどが大学と連携。大学OBやその大学に勤務する山好きの医師と看護師、医学生が主に夏季休暇などを利用してボランティア活動を行っています。そのため運営費が潤っている施設はなく、診療活動とは別に募金活動を行っている施設もあるようです。

参照元
一般社団法人 日本登山医学会
山岳診療所・救護所

小児がんの子どもをサポート

国際医療NGOのジャパンハートでは、2010年に小児がんの闘病をする子どもたちとその家族を応援するプロジェクト「SmileSmilePROJECT」を立ち上げました。同プロジェクトは、小児がんと向き合う子どもとその家族が思い出の場所で笑顔で過ごし、かけがえのない大切な時間を過ごすためのもの。看護師を含む医療者のボランティアは、旅行に付き添ったり、小児がんの子どもを対象としたイベントを開催したり、患者側に寄り添った支援を行います。

参照元
特定非営利活動法人 ジャパンハート
SmileSmilePROJECT

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看護師が海外でできるボランティアの内容は?

世界中で医療従事者が不足しているため、看護師は海外でも必要とされています。この項目では、看護師資格が活かせる海外のボランティアを見ていきましょう。

出張診療

海外では、医療処置を受けられない地方在住の方のために、出張診療活動を行っている団体があります。ジャパンハートではミャンマーで、医師や看護師、事務スタッフ、ドライバーを一つのチームとして、各地の村や寺院へ派遣。1~3日の間、診療所を開設し、診療代や薬代は無償で医療サービスを提供しています。手術が必要な患者は、後日病院で無償で手術を受けることが可能です。

参照元
特定非営利活動法人 ジャパンハート
出張診療

手術活動

海外で、災害や紛争でけがを負った人々の手術活動を行うボランティアもあります。たとえば、国際協力NGOの世界の医療団では、開発途上国での形成外科治療などを行う「スマイル作戦」を実施。先天的疾患や戦災などにより、顔面や身体が著しく損傷した人々の修復外科手術を行い、「ごく普通」の社会をとりもどすための医療支援をしています。プロジェクトを開始して約30年、これまで20カ国延べ17,000人以上が治療を受けました。多くの日本人が経験と技術力を活かして活躍しています。

参照元
国際協力NGO 世界の医療団
スマイル作戦

看護業務の指導

海外のボランティアで、看護師が重要な役割を担っているのが、現地の医療スタッフに向けた看護業務の指導や住民への教育活動です。主な活動は、医療事故や院内感染防止に向けた病院スタッフの指導、地域住民への生活習慣病予防のための啓蒙活動など。また、看護の専門学校で学生を指導することもあります。

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看護師がボランティアに参加するメリット

看護師がボランティアに参加するメリットは、貴重な経験を積めたり、出会いが広がったりすることなどが挙げられます。人生観が大きく変わったと感じる看護師もいるようです。

さまざまな経験を積める

看護師がボランティアをするメリットは、通常の業務では経験できない貴重な体験ができることです。看護師が参加できるボランティアは、国内外、短期間から長期間のものまでさまざまな種類があります。短い期間でも人々の温かさにふれて、参加して良かったという看護師の声も。「忙しくて参加できない」と心配している方は短期間のボランティアに挑戦してみても良いでしょう。また、海外のボランティアに参加する場合は、国内の活動以上に文化や価値観の違いを肌で感じることができるはずです。

人脈が広がる

看護師がボランティアに参加すると、普段出会えない人たちと接することができます。同じ志を持った仲間に出会うこともあれば、自分とは異なる価値観を持った人が派遣先にいるかもしれません。さまざまな人に出会うことで、多様な価値観を知り、視野を広げられるでしょう。ボランティアの経験がその後の人生に大きく影響することもあります。

看護師がボランティアに参加するデメリット

看護師がボランティアに参加するデメリットは賃金が発生しないため、自主的に活動する意欲がないと継続が難しいことです。自分がなぜボランティアしたいのか、じっくり考えてみると良いでしょう。

奉仕の精神がないと続かない

そもそもボランティアは、社会活動などに無償で参加する人を意味しており、他人のために尽くす気持ちがないと続きません。モチベーションを保つためにも、ボランティア活動に参加する目的をはっきりさせておくことをおすすめします。

交通費などの経費がかかる

ほとんどの活動が自腹での参加のため、ボランティアにかかる経費も基本的には参加者負担です。なかには交通費や宿泊費などを負担してもらえる場合もあるので、事前によく調べておきましょう。

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看護師が参加できるボランティア団体は?

ボランティアに参加すると決めたら、まずはボランティア団体に登録すると良いでしょう。この項目では看護師が参加できる5つのボランティア団体を紹介します。

日本看護協会

日本看護協会は、看護の資格を持つ個人が自主的に加入し運用する、日本最大の看護職能団体です。都道府県看護協会と連携し、大規模な自然災害発生時には「災害支援ナース」を派遣し、看護支援活動を行っています。「災害支援ナース」の登録者数は、2020年3月末時点で10,355名。活動には、交通費や宿泊費、日当も支払われます。登録の条件は「都道府県看護協会の会員であること」「実務経験年数が5年以上」「災害支援ナース養成のための研修を受講している」など。勤務先の所在地にある都道府県看護協会が登録先となるので、興味のある方はぜひ登録してみてください。

参照元
公益社団法人 日本看護協会

キャンナス

キャンナス(CANNUS)は、「地域に住んでいる看護師が、忙しいご家族に代わって介護のお手伝いをする訪問ボランティアナースの会」です。本部は神奈川県で、全国各地に拠点があります。主な活動内容は、一時外泊や旅行などの付き添いサービスといった介護保険制度下では対応しきれない滞在型訪問介護。同団体は有償ボランティアで、利用料は1時間800円~2,000円ほどです。地域の情報や代表の考え方によって料金は異なります。興味のある方は、お近くのキャンナスに問い合わせてみると良いでしょう。

参照元
キャンナス

ジャパンハート

ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人です。1995年の活動開始以降、ミャンマーやカンボジア、ラオスなどの東南アジア諸国で高度医療を含む治療を年間約35,000件実施。国内では、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っています。海外ボランティアには短期コース(※2021年5月時点では、新型コロナウイルスの影響により募集を停止)と長期コースがあり、自分に合ったプランが選択可能です。また、語学やキャリアなども必要としないため、参加しやすいといわれています。ただ、渡航費用などは自己負担で、参加費もかかるのでよく調べておくと良いでしょう。

参照元
特定非営利活動法人 ジャパンハート

世界の医療団

世界の医療団は、世界各地で「医療」から疎外された人々の支援(人道医療支援)に取り組む国際NGOです。73カ国で373のプログラムを実施し、日本は世界16カ国にある事務局のうちアジアの拠点として、国内の医療ボランティアを世界各地に派遣しています。ボランティアの参加条件や活動期間については、ホームページなどで確認しましょう。

参照元
世界の医療団

JICAボランティア(青年海外協力隊)

JICAボランティアは、日本政府のODA予算より独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する事業です。看護師として応募する際の条件は実務経験3年以上で、より専門性が求められる場合は5年以上が望ましいとされています。要請内容によっては、特定の疾患や部署での知識や実務経験、プライマリ・ヘルスケア、母子保健、糖尿病療養指導士資格などが求められることもあるようです。主な活動内容は、病院や地域での看護業務の指導や住民への啓発活動で、往復の渡航費や現地での生活費も支給されます。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

参照元
JICAボランティア

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