ナースのみなさん、いつもお仕事お疲れさまです!
いつも笑顔で冷静、迅速な対応で働いているナースのみなさんですが、時に人知れず涙を流すくらいの想いに遭遇されることもあるのではないでしょうか。
今回は、そんなナースの密かな涙エピソードをあつめました。
新卒で入った病棟に、とても怖い先輩がいます。普段は別の先輩にみてもらっていますが、その先輩が休んだ日には怖い先輩が指導につくことがあります。
患者さんがいるところでは何も言いませんが、常にじっと睨んでいて、ナースステーションに戻ると私が行ったことについて細かく質問され、答えられないと「何を勉強してきたの?」と強い口調で問い詰められます。私だって完璧にやりたいと思っています。でも、先輩がそばにいると緊張して、頭が真っ白になってしまうのです。
ある日、帰りに1時間以上も怖い先輩からの質問責めに遭い、私のすべてを否定され、リネン室で泣きました。またあの怖い先輩と一緒の日があると思うとつらくてしかたありません。
ただでさえ経験のないことをやるのは怖いですよね。そんな時、怖い先輩にじっと睨まれていると本領発揮も難しいのかもしれません。
でも、こう考えることはできませんか?
先輩も叱るのは疲れるのです。自分の仕事をしながら、誰かの仕事を1日中見ているのも大変なもの。
それでも帰りにあなたのために時間をさいてくれるのはなぜだと思いますか?
「あなたならもっと成長できる」と思っているからではないでしょうか。
まだ自信がないのに放置されて、緊急を要する患者さんの前にひとりだったら、きっともっと怖いですよ。
あなたの今のその涙は、きっとあなたの未来の強さにかわります。そう考えたら、もう少しだけ頑張れそうじゃないですか? 今の大変さがきっと力に変わる日が来ます。自分に負けないでくださいね。
受け持ちになった患者さんから、「他の看護師さんに替わってくれない?」と言われてしまいました。理由は、リモコンとってほしいとか、売店に行ってきてなどの理由でナースコールを頻繁に鳴らすことを注意したからでした。
他にも受け持ちの患者さんがいますし、他の仕事もあります。しかし、患者さんは「ナースステーションでしゃべっているだけだろう」と言うので、思わず言い返してしまったのです。
主任に怒られ、患者さんに謝りましたが、やるせない思いで帰り道に泣いてしまいました。
それは理不尽な思いをされましたね。ナースは付き人ではないんですけどね。しかし、その患者さんには付き添いの方がいらっしゃらないようですね。
もしかしたらその患者さんの本当の用事は、頼み事ではなく、寂しかったり不安だったりして、看護師を必要としているのかもしれませんよ。
そして、あなたという看護師だからこそ、甘えられるのかもしれませんね。
こうした患者さんの言動の中にも、看護に役立つ情報が詰まっているのかもしれません。例えば今後、この患者さんが治療に非協力的になってしまった時、受け持ちのあなたなら、この患者さんの言動の裏にある本心、何が不安なのかに気付いて、治療の妨げになっていることを解消できるかもしれません。
忙しい中で瀕コールされるのは大変ですが、ひとりの人間としては理不尽なことでも、看護師として見れば大事な情報にかわります。そう思えれば、その涙にもきっと意味が出てくるのではないでしょうか? あなたはきっと頼れるナースなのです。
何年看護師をしていても、患者さんの死は悲しいです。とくに受け持ちの患者さんが亡くなられた時は、「もっと何かできなかったんだろうか? 何もできなかった」という虚しい気持ちに支配されてしまいます。
そして、どうしてこんなに過酷な仕事を選んでしまったのだろう家で泣いています。
しっかり関わり合ったからこそ、患者さんの死はツライですよね。あなたが悲しんでいるということは、患者さんとの絆が出来ていたからではないでしょうか。そして、そのことは患者さんにとってどれだけ励みになったか、癒やしになったかしれませんよ。
死を見送るのもツライですが、死を迎える人の思いは想像すらできません。それでもそんな患者さんに寄り添い、看護する人の手は、笑顔は、声は、どんなにか暖かったでしょう。
辛くても、患者さんの最期までそばにいれる、看護師は尊い仕事です。そういう人は絶対に必要です。泣いてもいいです。でも、無力だと思わないで下さい。
私は50代後半の看護師です。私の受け持ちの患者さんは30代の働きざかりの男性で、急に倒れて思うように身体を動かせなくなってしまった方です。
まだ小学生のお子さんがいて、本当に悔しい思いをされているだろうと思いますが、奥さんやお子さんがいらしているときは弱音を吐かず、消灯後にひとりで声を出さずに泣いていらっしゃいました。
ラウンドでそれに気付いた私は、声かけをして背中をさすりました。その時、患者さんが「温かい手で背中をさすってもらうと、不思議なくらい痛みが楽になるよ」と言いました。
そして、「看護師さんは、本当に頑張り屋さんですよね。どんな時も笑顔で接してくれて、本当にありがとう」と言ってくださったのです。
十分に頑張っている方からのふいの言葉に、私は思わず目頭が熱くなってしまいました。
こちらこそ、いつも勇気をいただいてます。感謝です。
看護師さんは、この患者さんがとてもすごい人だと話していますが、それは何より看護師さんの日頃からの思いが届いているからではないでしょうか。
病気や怪我などで辛い時、寄り添ってくれる看護師の存在は患者さんにとっては、本当にありがたいものです。
そこに仕事だけでない人間の尊厳を大事にする思いがあるから、こんな素敵な関係も気づけるのでしょう。こんな暖かくなる涙なら、いくらでも流したいものですね。
涙にまつわる看護師の4つの物語はいかがでしたか?
看護師という職業は、人の命に関わる仕事であり、健康な状態を失っているツライ患者さんに対応する難しく、デリケートな仕事でもあります。
真剣に仕事に取り組むからこそ悔しかったり、辛かったり、虚しかったり、嬉しかったり、さまざまな感情にも出会うのですね。
涙は頑張っているからこそ出る心の汗です。実際に涙をこぼしてもこぼさなくても、心の涙を流せる看護師は、きっと一生懸命な素敵な看護師なのですね!
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