看護師の仕事は、患者さんの命にも関わるお仕事。だからこそ後輩は経験のある先輩を頼るものですよね。だけど先輩も大変なのは同じ。いくら先輩でも、仕事にプラス指導も行なうので、なかなか余裕がない時もあるかもしれません。
そんな中でも、「素敵だな~」とひそかに憧れる先輩に出会ったこともあるのではないでしょうか?
今回は、後輩たちがひそかに憧れてしまう先輩看護師ってどんな人なのか、後輩看護師の声をお届けします。もしかして、あなたも憧れられているかもしれませんよ。
看護師は緊張するシーンや緊迫する事態にも遭遇しますよね。そういうとき、頼れる仕事のできる先輩はやっぱりかっこいいですね。また仕事ができる人は、余裕もあるんですよね。
「私は、やっぱり仕事のできる先輩に憧れますね。どんな状況でも知識がすごくて、自信ある態度で判断を下して私達に指示をだしてくれる先輩は、厳しくても尊敬します。いてくれるだけで安心。注意もされるけど「いつかこの人のようになりたい」と思えるので、素直に聴けます。本当に仕事ができる先輩はかっこいいです」
「みんなが曖昧で不安になっているときも『どうしたの?』と声をかけてくれて、どうすれば解決できるか教えてくれる先輩。緊張もするけど安心感の方が大きいです。この前、先輩と夜勤のペアになった日に急患があったんですけど、先輩と一緒なら大丈夫だって落ち着いて対応できました。私もそういう存在になりたいな」
自分ひとりで対応に困ってしまうことがあっても、忙しそうな先輩に声をかけるのは申し訳ないと思ってしまいますよね。そんな時、先輩から気付いてさりげなく助けてくれると、優しさに感動しますよね。
「中堅になってきて、後輩の指導やリーダー教務など、仕事にプラスしてできることも増えてきました。周りから認めてもらえてうれしいけれど、逆に人に頼れなくなっていました。悩みも自分ひとりで解決しようとして。そんな私に気付いてくれた先輩が、二人だけの時にさりげなく私が悩んでいることを話題に出してくれました。そして、私に相談するような話し方で、問題解決のいとぐちを教えてくれました。私のことを信頼しているという態度を見せながら、私の悩みも汲み取ってくれたんだと思います。私はまだまだだなと気づけました。上からものを言うばかりではなく、相手を思いやれる、あんな先輩になりたいです」
「2年目になり後輩ができましたが、まだまだ自分もできないことだらけで毎日疲れ果てています。先日、後輩と二人のときに、患者さんに検査へ行くのを拒否されてしまい、とても困っていました。一生懸命患者さんにお願いしたのですがぜんぜん聞いてもらえず、困り果てて先輩に来てもらいました。先輩はとても爽やかに患者さんと会話をして、あれよあれよというウチに患者さんをその気にさせて、笑顔のまま検査室へ連れていってくれたのです。新人と一緒に『すごいね~』とただただ感心してしまいました。その後『気にすることないわよ。あの患者さんはね…』と今後の対策まで教えてくれました。私ももう少し先輩らしく成長したいな」
最近では、新人を辞めさせないよう叱ることを禁止されている職場もあるようですが、優しくするだけでは新人看護師に大事なことが届かないこともあり、かえって新人看護師がつらい思いを経験し、離職してしまうことも。しっかりと相手のために叱る、さらに褒めるときは褒めれる先輩なら思いが伝わり、優しいだけの先輩より尊敬されるようですよ。
「自分でもまだ何がわかっていないのかがわからず、何を直すべきなのかも正直よくわかりません。ただ怒られると萎縮してしまうばかりで、どうしていいのかわからなくて泣きそうになります。私のプリセプターは、患者さんの前では助言をくれたり、助けてくれるだけですが、後にしっかりとどこが間違っていて、どうすればよかったのかを一緒に考えてくれます。他の同期はプリセプターが優しいと喜んでいたけど、私はしっかりと叱ってくれる先輩でよかったと思っています。もちろんすごく凹みますし、泣く日もありますが、わたしのために言ってくれているんだなって感じられています」
「新卒で3年いた職場では、ただ怒鳴られるか、影で文句を言われていました。転職した職場では、先輩たちはここができていない、これはこうするべきだったなどちゃんと叱ってくれます。自分のことをしっかり見ていてくれていると感じて、すごく安心できます。影で文句を言われているだけで新人は育たないと思います。叱る方もきっとパワーが必要だろうし、先輩たちも就かれているのにちゃんと言ってくれて、嬉しいです。あと、ちゃんとできたときや、できなかったことができた時にもしっかり褒めてくれるので、ここでなら成長できそうだと思います。いい先輩たちに出会えてよかったです」
いろいろ大変なこともあるかと思いますので、ストレスで愚痴を言ってしまいたくなる時もありますよね。女性はしゃべることでストレスを解消できるとも言いますので、そういうことも必要だとは思います。
しかし、人の陰口を言うひとは信頼できないですし、仕事の愚痴ばかり言っている人と一緒にいると疲れてしまいますよね。
「15年の間に4箇所の病院で働きました。そこで出会った多くの先輩看護師の中でも、魅力的に見えた先輩の共通点は、一緒にいると明るい気持ちにさせてくれるということでしょうか。仕事のことでも仕事以外の話でも、こちらの言うことをなんでも否定する人と一緒にいるととても嫌な気分になります。逆にこちらがどんなにネガティブな話をしても、思考の方向を前向きに持っていってくれる先輩は、一緒にいるだけで元気になります。意識的じゃないのかもしれませんが、笑顔が素敵で一緒にいるだけで元気をもらえる先輩が、どの病院にもひとりはいました。そういう方が素敵だなと思います」
「私が大好きな先輩は絶対に人の悪口や陰口をいいません。そういう会話をしていても明るく否定して、それ以上は話に加わりません。また仕事の愚痴も言ったのを聞いたことがないです。献身的に仕事をして、誰の悪口も言わず、医師からも看護師からも患者さんかたも親しまれています。サバサバしていて、ふざけているようで仕事は真面目で…。信じられる先輩です」
心身ともにキツイこともある仕事だからこそ、先輩のユーモアで乗り切る姿に憧れるようです。ユーモアのある人のまわりには、自然と人が集まりますよね。場をなごませてくれる人は、職場の雰囲気もかえてくれる存在。緊張しやすい新人にとっては、安心できる居場所のように感じられるんですね。そんな心地よいコミュニケーションは、後輩にとって憧れの存在と映るようです。
「いつも面白い話をしてくれたり、患者さんと楽しそうな会話のキャッチボールをしている先輩がいます。その先輩がいるだけで場が明るくなって、みんなから話しかけられています。私は口下手な方なのであんな風にはできませんが、先輩と一緒にいるのが好きです」
「私が落ち込んで相談すると、私の悩みを意外な捉え方で笑い話に変えてくれる先輩がいます。その先輩といるといつも笑っている気がします。仕事は大変なので、先輩のいる時間は、心の元気を補給してもらっている時間です」
医療という気の張る場所で日々働く看護師だからこそ、上記のような先輩は憧れの的であり、いて欲しい存在なんでしょうね。
後輩はよく先輩を観察しており、良くも悪くも先輩の影響を受けてベテラン看護師になっていきます。
素敵な先輩のいる職場は、職場の雰囲気もよくなっていくもの。
できるならば、憧れられる看護師になっていたいですね!
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