看護師となり「新人」と呼ばれている間は、とにかく一人前になるために必死だったという方がほとんどではないでしょうか。そして、3年、5年と経つにつれて、さまざまな経験やノウハウを積み重ねていきます。
そんなある日、ふと「私はこのままでいいんだろうか?」と悩む看護師は少くありません。とくに30代を前にした看護師は、今までの頑張りに一息つき、これからの自分について悩む傾向があるようです。
こうした看護師の多くは、今の職場でずっと看護師として仕事を続けることは可能ですし、特別な事情がないかぎり、転職をする必要もない方がほとんどです。
しかし、女性にとって結婚・出産などが比較的おおい20代後半から30代。その後の人生設計も含めて、どういう働き方が自分にとっていいのか、考える機会となっているようです。
そこで今回は、先輩看護師に「中堅以降の看護師の働き方」について伺い、そこから得られたポイントをまとめました。
看護師の定年は60歳程度が一般的ですが、65歳定年としている医療機関もあり、各病院によって上限が異なります。
しかし基本的に60代までは働けるということで、一度看護師として働き始めれば、同じ病院に60代まで勤務し続けることができます。
最近では、定年を過ぎても現役で活躍サれている看護師が多くいらっしゃいます。定年後も働く看護師の数は、増加傾向にあるようです。
仮に「定年を65才」と考えても、30才では「あと35年ある」ということになります。
この先35年働く場合、「新人から駆け抜けてきたような働き方でいいのか」「今までの経験領域だけでいいのか」「その他の看護とはどのようなものなのか」「自分に合う看護はどういうものか」「看護師以外の仕事を経験した方がいいのか」など、考える時期なのかもしれませんね。
30代は多くの女性にとって人生の節目がやってくる年代といわれています。結婚や出産などで離職して、ブランク期間が発生する方も少くありません。
家庭と仕事を両立している方も多く、女性の場合、身体的変化も起こりやすい30代以降は、どのようなスタイルで、どんな職場で働くかをそれぞれが考える必要があります。
看護師の先輩いわく「30代の中堅からが、病院の看護を引っ張って行く存在」ということ。また「看護の深さや面白さがよりわかる」という意見も多く聞かれます。
院内で率先してチームをまとめたり、院内外の活動などに参加したり、さらなる専門性を追求したりと、20代よりもさらに実践的で応用的な段階に進んでいくのが、30代の看護のようです。
看護師の中には、 認定看護師や専門看護師などの資格を取得し、より専門性を備えた看護師として道を切り開いていく方もいます。他にも教育関係に進まれる看護師もいます。
退職までずっと同じ職場ではなく、他の部署へ異動したり、転職するケースもあります。
病院からクリニックへ転職したり、クリニックから病院へ戻るなど、施設形態を変更したり、医療機関から施設看護や教育機関、企業などの新しい領域へ転職される方もいます。
また常勤から非常勤になったり、夜勤専従になったり、単発の派遣で働く方もいます。 看護師を離職した人でも、復職してもう一度看護師に戻る方も少くありません。
看護師はライフスタイルの変化や目的によって、さまざまな職場と働き方を選んでいくことができるのです。
その一方で、看護師を辞めて家庭に入ったり、親の介護に専念したり、体力的にもう少し楽な別の職種に転職するなど、新たな人生に入っていく方もいます。
もちろん、同じ職場で「スペシャリスト」として活躍されている方も、数多くいらっしゃいますね。
選択肢やライフスタイルの変化が多いだけに、30代からの働き方を考えることは難しい面があります。
しかし、こうした選択肢の多い看護師という職業だからこそ、思い切った選択をすることも可能だと言えます。
「こんな看護師チャレンジしてみたい!」「子供のために育児に専念してみたい」「専門資格習得のために勉強と両立したい」など、自分のやってみたいことがあるならば、人生は一度きりです。後悔のないようによく考えて、一生ものの看護師の資格を生かして、より良い人生選択を続けていければ良いのではないでしょうか。
看護師にもそれぞれの人生の選択肢があり、エキスパートとして病院の看護を担う存在になる人もいれば、専門領域を深めて活躍されている方もいます。
プライベートと仕事の両立をしている方も入れば、専業主婦やOLなど、看護師以外の道を選ぶこともあります。
病院以外の医療機関や福祉施設、教育機関、企業、その他の団体など、看護師の活躍の場はさまざま。雇用形態もさまざまです。
今の働き方だけにとらわれず、幅広い視野を持ちながら、「自分が興味の持てる職場」・「自分の持つスキルが活かされる職場」「プライベートを大事にできる職場」など、自分の未来設計に合わせた働き方を、その時、その時の状況に合わせて、後悔のなように考えてみることが大切なのではないでしょうか。
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