仕事
2018.3.1
看護師にとっても、聴診器は欠かせないアイテム。しかし、初めて自分の聴診器を買おうと思っても何を基準に選べばいいかわからず、迷って買えないなんていう看護師さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
「とりあえず」で看護師の仕事に慣れてきて、聴診器を使うことも多くなってきたら、使いやすい聴診器に買い換えたいものですよね。
そんなとき、どうやって聴診器を選べばいいかわからないこともあるかと思います。そこで、良い聴診器を選ぶために参考にしたいポイントをまとめてみました。
聴診器には、部位によってその役割や選ぶときのポイントが違いますので、まずは、特に重視したい部位のポイントをご紹介します。
イヤーピースは、音を聴くために耳に挿入する部分です。この部分が、耳にフィットしていないと、音が聴こえづらくなってしまいます。音楽を聴くときのイヤホンなどでもわかるように、耳の形によって合うもの・合わないものが人によって異なります。
<ここがポイント>
耳の穴の形は、意外と複雑なので、自分に合うものを選ぶには一度装着してみるのが一番手っ取り早いですね。
でも、ネットの通販などが主流になってきているので、実際に試してみるのは難しいもの。
そんなときは、ネットならではの強みである口コミを利用するのがいいですね。実際に使ったことのある人の意見はとても参考になります。
イヤーピースは、着脱可能でその部分だけを購入することもできるようので、どうしても合わないようだったら、イヤーピースだけ取り替えることもできます。
また、耳にフィットするのはやわらかめなもののほうがいいのですが、硬いもののほうが、しっかり音を伝えてくれるので、どちらを重視するかによっても変わってきます。
チェストピースは、患者さんの体に当てる丸い部分のことです。材質はステンレスやチタン、アルミやプラスチックなど様々で聴診器の値段や重さに大きく関係しています。
この部分を体表面と密着させることに音を聞き取るので、当然大きいほうが、音を集めやすくなりますが、大きすぎると体に密着させるのが難しくなります。すきまが少しでも出来てしまうとそこから音が逃げてしまうおそれがあります。
そのため、国内で販売されているものは日本人の体に合わせてチェストピースの大きさが統一されており、成人用なら45mm?50mm、小児用なら37mm?40mmになっています。
チェストピースは、ダイヤフラム面とベル面があり、それぞれ聴こえる音の範囲と用途が異なります。
<ここがポイント>
チェストピースの選び方は、その大きさとダイヤフラム面とベル面があるかどうかです。ダイヤフラム面は高周波の音が聴き取りやすく、呼吸器系の診断に必要になります。
ベル面は高周波域から低周波域まで幅広く聴き取ることができ、心臓の音を聴くのに適しています。看護師が使用するのは、基本的にダイヤフラム面になるので、ベル面のないものでも、困ることはないと言えます。
全体的なポイントとしては、重さがどのくらいかということですね。聴診器は首にかけたりポケットに入れて運ぶことが多いと思いますが、実際に使用するより持ち歩く時間のほうが多いので、できるだけ軽いものが負担になりにくいですよね。
少しの差でも、ずっと首にかけているとどうしても肩や首が凝ってしまいます。女性の場合は、150gよりも軽いほうが負担なく持ち運べると思います。
また、最近は聴診器もカラフルなカラーのものが多くなっています。仕事道具なのであまり気にしない人もいるかもしれませんが、毎日使うものですし、自分の好きな色を選びたいですよね。
聴診器の値段は1000円から数万円まで幅広いですよね。もちろん高いものが高品質だとは思いますが、看護師にとって使いやすいものを選ぶためには、高ければいいというわけではありません。自分が勤務する診療科に合わせて、聴診器に求められる性能を基準に選ぶようにするといいと思います。自分にとって使いやすいベストパートナーが見つかるといいですね。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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