看護師として活躍されているみなさん、看護学生の頃、一番大変だったことはなんですか?
そのひとつに「実習」をあげる方は少くないかもしれませんね。
今回は、みなさんから教えて頂いた看護学生の実習の思い出をまとめました。
実習の中でも看護手技を初実践した時は、印象に残っているのではないでしょうか。机上の勉強でわかっていることでも、患者さんを前に実践するのはとても緊張するものですよね。
「初めての採血の時、緊張で手の震えが止まらず困りました。患者さんから『落ち着いてね』と言われてしまって、あの時は本当に申し訳なかったです。でも、採血は1回でできたのでよかったです」
他にもカテーテルや経鼻胃チューブを挿入するなどの患者さんに対する行為は、とても緊張したという声が多く聞かれました。そんなみなさんも看護師となり、連日看護手技を使うようになると、いつの間にか慣れて緊張しなくなっていったのではないでしょうか。
実習中は何かと記録したり資料を探したりして、どんどん紙が増えていきます。フォルダははちきれそうにパンパン。書類の重さが尋常ではない量になったという方がほとんどだと思います。
「教科書や資料は実習先でも寮でも何度も見返したいので、いちいち持っていったり持ち帰ったり…。それが尋常ではない重たさでつらかったです」
あんなに大量の書類に詰め込んでいた知識も、看護師となり、経験を積んでいくと、いつの間にか自分のものになっているってすごいことですよね。
実習中の大変な思い出の中でよく聞かれたのが申し送りが怖かったというもの。多くの先輩方の円の中、ただでさえ緊張するのに、するどい質問にすぐ答えられないと緊張が増しますよね。
「あれは公開処刑なのかと思うほど怖かったですね。受け持ちの患者さんについて、あれもこれも伝えなきゃと気を張っていて、先輩から『そんなことはいいから、必要なことだけ伝えて』と言われ、どこまでが必要なことかわからないと泣きそうでした」
申し送りの独特の空気感、緊張しますよね。これも慣れてくると何を送ればいいのかわかってくるのですが、実習ではまだそうはいかないものですね。
看護師というのは、患者さんの命にも関わりかねない重要な仕事を任されるため、その看護師になるには本当に大変な勉強が日々必要ですよね。同年代は遊び盛りですが、看護学生はプライベートの時間は眠りたいという人が少くないようです。
「実習後の記録物の作成などを始め、看護目標や評価をつけたり、受け持ちの患者さんの病態についても勉強しなければなりません。明日もあるから準備も大事。予習・復習、振り返り…。睡眠不足がつらかった。プライベート充実というより何より眠りたかったですね」
ひとつの目標のために必死になっていた時期。睡眠不足は辛いですが、あんなに大変な時を乗り越えられたことは、その後看護師の日々を支える源にもなっているのではないでしょうか。
大変な日々の看護実習。眠れず勉強付けの日々に、看護師って大変! 私、看護師になれるかな、やっていけるかな…と悩むこともあるようです。
「もう看護師なんて無理かもとまで思っていました。でも、実習最終日に、患者さんから『頑張って看護師さんになってね』と言われて涙がこみ上げました。ご迷惑をおかけすることもあったのに…。辛かったことも忘れて、『必ず白衣を来てここへ戻ってくる!』と思ってしまいましたね」
看護師実習だとしても、臨床で出会える患者さんとの関わりから、貴重な大変を得る看護学生は少くないようです。患者さんのことを思えたなら、きっといい看護師になれることでしょう。
辛い日々も、大変なことも、そして、患者さんとの間の出来事も、すべてが看護師としての大事な基礎になります。
日々の業務の中で看護学生時代を思い出すこともなくなっていくと思いますが、たまには記憶のアルバムを引き出して、あの頃なりたかった看護師になっている自分を、あらためて見てみるのもいいかもしれませんね。
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