
頑張って資格を習得し、日々、患者さんのために働く看護師さんたち。
でも、挫折を感じ、看護師を離れていく人も少なくはありません。
今回は、そんな挫折を感じていた看護師が、復帰を果たす力となった言葉をご紹介してみたいと思います。
以下、看護師に聴いた言葉です。
新卒で入った病院で初日からひどい扱いを受け、挫折しました。簡単に言うと無視です。
私が何かして、それで怒っているのならわかるのですが、初めて挨拶した瞬間からプリセプターは一度も私を見ませんでした。普通に考えたらおかしい状況。でも、私は初めての職場で緊張していたし、周りから「プリセプターとはうまくやらないと」と言われた言葉に縛られていた気がします。
挫折した自分を責めて落ち込んでいた私に、私がダメなのではなく、職場との相性が悪いだけじゃないかと言ってくれたのは、飲み屋で会った友達の友達でした。
まったく私の職場を知らない人から見たら、“そんなもの”なのかと思うと、それまで悩んでいたことが少しだけ楽に思えました。
その後、転職をしたら嘘のように楽しい環境で、自分が悪かったわけじゃないと思えました。
一生懸命な方ほど、できないことを自分のせいにしてしまう傾向がありますよね。
視野が狭くならないように、看護師以外の人との交流も大切にできるといいですね。
5年勤めた急性期病院を寿退職しましたが、結婚生活は1年で離婚となり、挫折しました。
復職したものの、なかなか合う病院が見つからず、いくつもの病院を転々とすることに…。
「結婚に失敗したことがすべての元凶だ」と思っていたころに、元夫が離婚後2年も経たずに再婚するというウワサが耳に入り、元夫を憎み、新しい奥さんを恨みました。
そんな時、友人に「自分の人生だよ」と言われたんです。自分の人生だから責任も自分にあるけど、自分の人生だから自分で選択して、進んでいけるのは自分だけなんだ、と。
私は「過去」に縛られすぎていて、自分のこれからの人生までダメにするところでした。
もう離婚のせいにはせず、自分で選んだ道を、自分の責任でやっていくと思ったら、すごくスッキリして、挫折から復活できたんです。
何かのせいにしていると、なかなか前を向けないものですよね。
自分で責任を負うのは勇気がいることですが、前に踏み出せて本当によかったです。

NICUで働いて4年。毎日が忙しく、休日を待ち望んでいると1週間はあっという間で、それを繰り返していたら、どんどん年月が過ぎていました。
実は5年前に1年間休職して助産師の専門学校へ行き、助産師の国家試験を受けましたが合格できずに挫折。収入も必要だったので「いずれ産科に異動できるから」と言われ、人手の足りなかったNICUに復職しました。しかしそれ以後、異動の気配はまったくありませんでした。
看護学校の友人に「私は夢に挫折した」と愚痴ったところ、「最後まであきらめなかった人の勝ちだよ」と言われました。
あきらめた所が自分の限界。あきらめなければ、まだ夢に向かっているということ。
忙しさを言い訳にするのはやめて、もう一度、助産師を目指してみようと思わせてくれた言葉でした。
あきらめない限り、夢は叶う可能性がありますよね。
苦しかった経験も、きっと強さにかわっていくことでしょう。
看護師としての日々に疲れを感じていましたが、「あんなに頑張って取った資格なんだから」と無理をして頑張っていました。でも、肉体的にも精神的にも限界を感じ、退職することに。
挫折した自分が情けなく、尊敬していた先輩に辞めることを泣きながら謝った時、この言葉をもらいました。
「逃げてもいい、罪悪感なんか感じる必要ないよ」。私の中にはなかった言葉。それを尊敬していた先輩が言ってくれたことで、どれだけ救われたか知れません。
その言葉のおかげで、私は挫折した自分を責めることなく、しっかりと1年間の休養を取って、看護師に復帰することができました!ナース服を着れた時は、すごくうれしかった。違う病院への復帰だけど、先輩も褒めてくれました。
人生、時には立ち止まってもいい。後ろ向きな自分を認めることができたら、とても楽になれた気がします。
一見、後ろ向きに見えることでも、前を向くための大事な時間。
頑張ることももちろん大事ですが、頑張らない時間も必要なんですよね。

看護師にはさまざまな理由で挫折を感じている方がいらっしゃいます。
でも、挫折は悪いことばかりじゃない。
その先にも、人生は続いています。あなたの人生の物語を、諦めて幕を引いてしまうか、ハッピーエンドまで続けるかは、あなた次第。
挫折からの復帰を果たした看護師さんを支えた“前を向かせてくれる言葉”が、今、苦しんでいる誰かの役に立つことを願っています。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載