最近テレビなどでもよく耳にするようになった「睡眠負債」という言葉。睡眠負債とは何かご存知ですか?
睡眠不足が溜まっている状態を睡眠負債といい、危険だと言われることが多い現状にあります。看護師の仕事は夜勤や準夜勤もある仕事ですので、寝不足になってしまうこともあるかと思います。
では看護師と睡眠負債、どのように折り合いをつけて付き合っていけばよいのでしょうか?今回は睡眠負債について考えてみます!
私たち人間はそれぞれ一日に必要な睡眠時間があり、必要な睡眠時間を十分に確保できていないと睡眠不足として徐々に蓄積されていきます。
この積み重なった睡眠不足のことを「睡眠負債」と呼んでいます。睡眠負債は、寝不足となった前後に補えるだけの睡眠をとっていれば問題ありません。しかし何日分もの睡眠負債が溜まっている状態の場合、休日の「寝だめ」で負債を返済することはできません。
睡眠負債は眠ることでしか負債を返済することができません。睡眠負債が溜まった状態が続くと身体にはどのような影響が起こるのでしょうか?
睡眠負債が溜まるにつれて夜に眠れない分、日中に眠気を引き起こすようになります。脳が眠れと命令することで、判断力・注意力といった思考力も低下します。
昼寝ができる環境であれば、前日の負債を昼寝で返済することができますが、仕事や学校などで昼寝ができないようであれば、負債が積み重なっていくことになります。
睡眠負債が長い間続くと、自律神経の交感神経が優位になった状態が続きます。これにより、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れによる不眠症状や抑うつ気分、食欲不振、筋肉の硬直による筋肉痛、免疫力の低下など、さまざまな症状を引き起こす引き金となってしまいます。
週の中で日勤や夜勤がバラバラにある看護師は、夜勤明けは眠りが浅くなったりなかなか寝付けなくなったりと睡眠負債を背負ってしまいやすいです。
では、睡眠負債とどのように付き合い対処していけばよいのでしょうか?
夜勤中の仮眠時間があっても、いつもと環境が違っていたり、考え事をしていると目が冴えてしまって眠れないことがあります。眠れない時でも目をつむりリラックスした環境を作ることをおすすめします。
夜勤明けでいざ眠ろうと思っても、外は明るくカーテンを閉めてもなかなか眠ることができない時があります。そんな時は遮光カーテンに変えて部屋を暗くしたり、アロマや好きな曲でリラックスして睡眠の質を上げてみてください。
不規則な生活リズムで睡眠負債が溜まりそうになったら、休憩時間を利用して少しでも仮眠や昼寝をすることがおすすめです。また、休日にいつもより睡眠時間を多く取り、体をしっかりと休める時間を作ってください。
どうしても不調から抜け出せない、仕事に支障をきたすほど眠いという場合は、一度医師の診断を受けた方がいいかもしれません。
また休職して一度体内リズムを正常に戻すことも必要なケースがあります。
身体の健康は何にも代えがたい大切なものです。自分の身体をサインをしっかりと聞き取ってくださいね。
睡眠負債は今後も多くの課題をかかえており、夜勤がある看護師も睡眠負債を解消する対策に取り組まなくてはなりません。
しかし、夜勤中の仮眠や休日に多く睡眠をとることで、疲れや負債を溜め込まないようにすることはできます。忙しい看護師ですが、しっかりと休養を取ることも仕事のひとつかもしれませんね。
患者さんのために日々がんっている看護師のみなさん、何より大切なのはあなたの健康です。そのことだけは忘れずにいてくださいね。
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