患者さんの「ありがとう」の一言で「明日も頑張ろう」と思えることもありますが、日々忙しさに追われ、仕事にやりがいや充実を感じることは難しいのが現実ではないでしょうか?
それでも頑張りすぎていると、ある日突然、無力感に襲われ、自分ではどうしようもできないほど、心も体も動けなくなってしまうということがあります。
今回は、頑張り過ぎている看護師へ、今よりきっと楽になれる“自分の甘やかし方”をお伝えします。頑張るあなたは素晴らしいですが、自分の体や心のシグナルに耳を済まして、守ってあげてくださいね。
無力を感じていても日々の業務はあるので、とにかく目の前のことをこなす日々になっていませんか? まずは自分の疲労度に気づくことがケアの第一歩ですよ。
こんな人はとくに気をつけてみてください。
頑張りすぎて、急に無力感に陥ってしまう可能性があります。
・勝ち負けに敏感な人
・完璧主義な人
・責任感が強くまじめな人
思い当たる方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
このような性格が直接無力感に繋がるわけではありません。
ですが、このような性格を持った人は、毎日の疲労の蓄積、学会発表や院内研修などの準備、後輩への指導、環境になれていない新人など、『いつも以上に頑張る状況』があると、それが引き金となって、突然無力感に襲われてしまうということがあるようです。
一度無気力になってしまうと、そこから心を上げるのはかなり大変なものです。
そうならないためには、自分を甘やかすことがとても重要なのです。
真面目で責任感が強い人というのは、自分を甘やかすのが下手な方が多い傾向にあります。
甘やかそうとすると、緩んでいる自分を責めてしまうのです。
そういう方の場合は、意識的に自分を甘やかす必要があります。
意識するための『3つの課題』をあげてみたいと思います。
「完璧にしなければ」と思うことで自分へのハードルを上げ過ぎてしまうと、失敗した時にとても落ち込んでしまい「自分はダメだ」「自分だけできない」などと思って、無力感に繋がることがあります。
看護師は特に患者さんへの処置などを行うため、失敗はできないですが、万が一、ヒヤリハットがあった時も自分を責めるのではなく、今後、同じことを起こさないための材料として捉えることも大切です。
「すべてを完璧にする」のではなく、「より良い看護をするには」と物事の捉え方を変える意識を持ってみてください。「自分は何もかも完璧にできる人間ではない」ということを認識することは、ミスの予防にもなりますので、それ自体は悪いことではないのです。
完璧主義者である人は、自分の失敗を他人に話すのが苦手な方が多い傾向があります。
しかし、一人で抱え込む人は、自分の心の許容範囲を越えてしまうと、辛さや苦しさが爆発し、その後に無気力になってしまう可能性があります。
また「自分だけができない」「看護師に向いていない」と落ち込み無気力になるケースもあります。
先輩や同僚看護師も似たような失敗の経験があるものです。
失敗談を聞いてもらうと、そんな他の看護師の意外な側面を知る機会となり、「自分だけじゃない」「みんな通ってきた道だ」と思えます。
また、先輩や同僚看護師が経験から得た学びを聞ける機会にもなります。
自分の失敗を誰かに話すことは、恥ずかしくてもいいことがあります。『自分の弱さを見せて誰かに甘えてみる』ことも、自分の人生を豊かにしたり、幅を広げる機会になりますよ。
疲れが溜まった時には「しっかりと休息を取る」ことが何より必要です。しかし、仕事のこと、家のことなど忙しいと、自分の時間を作るのが難しいかもしれません。
それでも職場と自宅を行ったり来たりだけでは、いつか無気力になり、何も頑張れなくなってしまいますよ。
そんな時は、意識をして「自分にご褒美」の時間を作ることをおすすめします。
趣味の時間や好きなものを食べる、買い物をする、旅行に行くなど好きなことをしてリフレッシュすることが大切です。あるいは何もしなくてもいいので、ひとりだけの時間を作ってみてください。そしてその時間は自分のためだけに使うと意識してください。
誰かのことを考えるとしても、『自分のために』という基準で考えることが大切です。
頑張り過ぎている人は、自分自身の中にあるさまざまな感情に気づいてあげていないことがあります。そうしたものが溜まって、無気力になることもあります。
ノートやスマホでもいいので、自分の心のなかに浮かんでくる思いをただ言葉として吐き出すことも、自分の中に溜まっているモヤモヤをデトックスする行為になりますよ。
自分のだめの自分時間を意識して作ってください。そして、決めた時間の間だけは、どんなことも後回しにして、自分のために過ごしてみてくださいね。
勝ち負けに敏感な人、完璧主義な人、責任感が強くまじめな人は、日々を頑張り過ぎて、ある日とつぜん、無気力に襲われてしまうことがあるかもしれません。
「しなければならないことがあるのに、何もしたくない」。あるいは、「したいのに動けない」という状況はとてもつらく苦しいものです。
無気力になってしまう前に自分自身の声を聞き取って、誰かに話したり、自分を見つめ直したり、何もせずリラックスしたりして、意識的に『自分のために過ごす時間』を取ってにてはどうでしょうか。
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