「職業は看護師です」と話すと、「お給料いいでしょ」と返されたたことはありませんか。たしかに事務職をやっている同級生と比較すれば月給は多めですが、ハードな業務内容を考えると本当にバランスが取れているのかな……と思うことがよくあります。ふとそんな疑問をいだいたり、仕事に慣れてきたからこその問題や不安が生じるのは、働き始めて数年目くらいからかもしれません。そこで今回は、様々な悩みや夢を持ちはじめた入職3年目頃のことについて、先輩看護師に聞いてみました。共感したり気づきもあるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。
看護師になったばかりの1年目は、とにかく右も左もわからないもの。たとえ懸命に勉強して国家試験に受かっても、実際に仕事をしてみないとわからないことばかりです。そんな新人時代、頼りにしていたのが先輩の存在です。先輩には仕事のことはもちろん、休日の過ごし方なども教えてもらい、とても参考になったのを覚えています。
2年目に入ると仕事にも慣れてきて、「将来はどんな看護師になりたいか」なんて考えるゆとりも出てきました。3年目になると、今度は自分が新人の看護師にいろいろ教える立場になり、「自分も最初の頃はこんな感じだったんだな」と振り返ることもありました。
3年目あたりになると、「いずれ結婚して出産したい」と将来をイメージする看護師も出てきます。つまり、どこで次のライフステージに進むべきか、決断する必要性も出てくるのです。看護師3年目というのは、仕事に突っ走ってきた自分を公私ともに一度振り返る「人生の分岐点」と言っても過言ではないでしょう。
私ははじめから病棟勤務だったため、私生活をゆっくり振り返る時間もありませんでした。休みの日は洗濯と買い物、家事、そして寝るだけという生活を繰り返していました。体力に自信がない人は病棟勤務ではなく、小さめのクリニックに就職するというのもひとつの手です。ただし夜勤が無い分、病棟勤務よりお給料が安いことも頭に入れておかなければなりません。
看護学校時代の私の友人は卒業してから1年半ほど救急病棟に勤務していましたが体力的にきつく、今は介護施設に転職してうまくいっているようです。救急病棟で働いていた頃よりも、よく食べてよく笑うようになったと言っていました。
職場を選ぶ時は、自分の未来のビジョンやお給料などのバランスを上手に取って、自分の人生設計にマッチした職場を選ばなければなりません。
例えば、結婚して子どもを産み子育てにも力を入れたいと考えている人には、急性期の病棟勤務はあまりおすすめできません。また、キャリアを積んで数年ごとにより良い条件の場所に転職していきたいと考えるキャリア志向の人は、、つねに新しい職場に順応していく大変さもあります。。岐路に立ったとき、そういったメリット・デメリットをトータルで考えて職場を選んでいく必要があります。
また、どんな職場でも人間関係を大事にしておくことはとても重要です。信頼できる人間関係が広がっていけば良いアドバイスをもらえる機会も増え、人生の可能性がどんどん広がっていくものです。
看護師は皆それぞれ夢を持って今の仕事を志したのだと思います。ただ働いてみて「ここは私には合わない」と思ったら、できるだけ早く転職活動をするのもひとつの手だと思います。
反対にそこが理想の職場だと思ったら、どんなにつらくても頑張ってみることをおすすめします。「石の上にも三年」という言葉もあるように、3年ほど頑張ってみると次のステージが見えてくるということもあるでしょう。思いがけない役職についたり、別の職場からオファーが来たりなど、努力が何らかの形で自分に帰ってくる可能性もあります。
職場では、1年目は「?基本的な知識・技術・態度を身師として看護実践できるようになる」といった明確なステップを定めていますが、これとは別に自分自身の目標を掲げることが大切です。ぜひ3年目あたりに、仕事だけでなくプラーベートの人生プランと合わせて見つめ直してみてください。
これから勤務先を探す人は目先の仕事についてだけでなく、自分の可能性を引き出してくれる職場かどうか、ステップアップできる環境が整っているところかどうかを確認するとよいでしょう。また、仕事以外になにか趣味を持つこともおすすめします。余暇は好きなことをして、上手にストレスを解消しながら働いていきましょう。
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