清潔や不潔操作ならおまかせ!解剖・生理の知識も豊富な手術室勤務の看護

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「オペ室看護師って解剖生理が完璧なんでしょ?」実は、これは誤解です。日々勉強の毎日です。医師から「え?」っと思われるかもしれませんが、特に診療科の多い手術室に勤務していると、頻繁に担当する診療科が偏ったり、得意な診療科が出てきたりします。今回は、オペ室看護師の解剖生理勉強方法をご紹介します。

※調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

実際の手術で学べ

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解剖生理は、なんと言っても百聞は一見にしかずです。初めは教科書やインターネットなどで勉強しますが、勉強した後に実際と比較するとリアリティが増します。
教科書では、教科書の症例についてしか解説されていません。しかし、患者さまの身体は十人十色、さまざまな状態です。大まかな構造は同じであっても、疾患や年齢による変化、臓器の位置や大きさ、傾き、血管やリンパ節の走行など異なります。
ですから、画像(レントゲン、CT、MRIなど)からも患者さまの状態を確認して実際の手術を観ると理解が深まると思います。
また、間接介助をしながら術野や資料、直接介助看護師の動きや使用する器具などをみることも勉強になります。担当した手術を後から映像で振り返ることも有効です。

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医師の解説に耳を傾けるべし

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術中は、オペレーターが後輩医師や医学生、看護学生に対して解説をしながら手術を進めていくことがあります。時には問題を出すこともあるかもしれません。それは、私たちオペ室看護師にとっても非常に重要です。このような術中会話の中で、自分の知識を確認したり、医師が今着目している視点や注意しているポイント、これからのアプローチ方法も把握することができるからです。

そう言った意味でも、医師の術中会話は聞き逃すことができません。事前に学習して、しっかりと付いていく必要がありますし、理解できない部分などは、状況が許す限りその場で質問しても良いでしょう。間接介助看護師であっても手術の進行状況を把握するために常にチームの会話を把握しています(患者さまに装着したモニターにも耳を傾けています)。このようにオペ室看護師も医師とコミュニケーションを図り、より安全に手術が進行していくように介助します。

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名称よりも組織の性質を

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突然ですが、みなさんはカニをどうやって食べますか?いきなり包丁で甲羅を叩き割るなんてしませんよね?多くの人が、足を外して身を食べて、甲羅をぱっかーんとやってカニ味噌を食べると思います。道具は何を使いますか?銀のカニ専用の棒(名称をご存知ですか?)で身を掻き出すかと思います。キッチンバサミも使用されるかもしれません。
では、取ったカニの足関節の名前をご存知のですか?カニ味噌って一体何という臓器でしょうか?それって知らなくても上手に食べられることだと思いませんか?きっと初めは誰かと一緒にカニを食べながら、「ここをこうやって‥」などと食べ方を教えてもらって、食べられるようになったのではないでしょうか。
実は取っつきにくい名称がわからなくても、解剖を理解することはできるんです。

その上で、自分でもカニについて調べ、毎日カニを食べながら組織や解剖の説明を受けることができれば自然と名称は頭に入っていきますよね。

オペ室看護師にとって大切な解剖生理の知識は、人体の構造、組織の性質、アプローチ方法とそこに適した道具がわかるということであり、すべての臓器や血管、リンパ節、神経、骨格系などの名称を暗記することではありません。パッと見てその組織が柔らかいか、硬いのか、どのような道具を用いて、どうやったら安全に剥離することができるのかなどを瞬時に判断できることが求められます。
しかし、手術は限られた時間で安全に行われなければなりません。カニで例えるならば、より早く、大きく綺麗な剥き身として、指を怪我したりすることもなく、美味しく食べられるということが重要になってきます。そのためには、それなりの解剖に関する名称や役割などの知識や道具に関する知識と技術が必要であり、必然的に身に付いていく部分も大きいわけです。

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使用する道具から解剖を理解する

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術中に解剖生理を理解していくポイントとしては、場面場面で使用する手術機器や針糸を覚えていくことも大切です。手術手技は、大まかに決まっており、使用する機器と部位(場面)が一致しています。機器によっては、「肺鉗子」のように用途が名称になっていたり、型番だけの鑷子などは「腸鑷子」などあだ名が付けられていることもあると思います。突然の交代や応援の際は、術野で使用していたり要求される機器や針糸で、今の進行状況や解剖を把握することも可能です。

◆おわり
ここまで勉強方法をご紹介しましたが、解剖生理やオペ室看護師の学習を進める上で外せないのは「絵」です。術野や医療機器、患者さまの体位や創の位置などオペ室看護師はサッと絵でメモを取ることも多く、できる看護師ほど上手なんじゃないかと感じます。外科医も同様ですよね。センスもあるかもしれませんが、「書き方」にはコツがあります。自分で正しく分かりやすい「絵」を書いて後輩に説明したり、看護記録に残したりできるようになれば、きちんと術野を観て解剖生理を把握できている証拠です。

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