2018年11月、アメリカ・カリフォルニア州で発生し、50名以上が亡くなった山火事。そんな災害の中、救助活動を行ったアメリカ人看護師アリン・ピアースさんに、トヨタから新車が進呈されたことが話題となりました。一体アリン・ピアースさんはどんなことをしたのでしょう?このニュースの経緯をご紹介します。
2018年の11月8日にアメリカ・カリフォルニア州で起きた山火事。この火事は、死者は50名以上・行方不明者100名以上という深刻な被害をもたらしました。これはカリフォルニア州で起きた火事で史上最悪と言われています。一部の被災地では街のほぼ全てが焼けてしまう壊滅的な状態となり、その地域で避難できず取り残された人たちも多かったようです。
そんな中、残された人たちを救助しようとした勇敢な人たちがいました。そのうちのひとりが、その後大きな話題になる看護師、アリン・ピアースさんです。
彼自身も家や職場などを火事で失ってしまいました。それでも避難所には向かわず、看護師としての使命を果たすため、炎が上がる病院の駐車場で患者さんの治療に当たったのです。
山火事が勢いを増す中、そのとき病院にいたピアースさんは患者さんの避難をサポートした後、すぐに同僚と愛車に乗り避難所へ向かいました。
しかしその途中で火に囲まれて立ち往生してしまい、身動きがとれなくなってしまいました。ピアースさんは火事の後の取材で「このときは死を覚悟した」と語っています。また、炎が上がっている瞬間の写真もアップしていますよ。この炎の中に飛び込んでいくなんて、本当に勇敢ですよね。
引用:https://twitter.com/jacknicas/
そのとき偶然にもブルドーザーが車にぶつかったことで、避難所へ向かう道が確保できたそう。しかしピアースさんたちは避難所に向かうことなく、Uターンして病院へ向かい、怪我人の治療に当たりました。ピアースさんをはじめ現場にいた看護師や救急隊員たちは駐車場で応急処置を行い、20名以上の患者さんを助けたそうです。
そして病院にも火の手が回ってきた頃には患者さんをヘリポートへ搬送し、スタッフは全員避難所までたどり着くことに成功しました。
ピアースさんは当時の状況や心境を細かくSNSに投稿。この投稿が話題となり、当時の行動を讃えるコメントや温かい声が多くのユーザーから寄せられました。
ピアースさんは山火事に巻き込まれる前から SNSで頻繁に車の写真を公開していたほど、愛車を気に入っていたそうです。救助活動を終えた後の投稿では、愛車であるトヨタ車タンドラの焼け焦げた姿を公開。いかに危険な状況であったかが分かります。
そしてこの投稿を見た同じくタンドラファンによって拡散され、世界中で注目を集めるほど話題になったのです。
この投稿は、拡散されてから間もなくアメリカトヨタの目にも届いたようで、トヨタからピアースさんのSNSにメッセージが寄せられました。その投稿にはピアースさんの勇気ある行動を讃えたうえで、「車のことは心配しないでください。新車を差し上げます」というメッセージが。
当時のピアースさんの勇気ある行動を知ったアメリカトヨタは実際にその後、 ピアースさんに新車を進呈したそうです。
この行動が「ヒーローだ」と讃えられることに対してピアースさんは、「ヒーローではない、これが仕事であり看護師として人の生命を救うためにここにいる」と話したそうです。皆さんもピアースさんのように、そこに救うべき患者さんがいたら最大限の行動ができるよう、看護師として常日頃から心がけておきたいですね。
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