看護師の中には「テキストを開くけれど頭に入ってこない」「勉強を始めると疲れから眠くなる」など、勉強したくても日々の業務だけで精一杯で時間をつくれない……という人も多いでしょう。
しかし、人の命を預かる看護師として、日々進化する医療知識についての勉強は続けなければなりません。
こうした忙しい生活の中でも、効率的に勉強できる方法をご紹介します。
まず、自分用のノートを2冊用意します。
1冊は業務中に疑問を感じたこと、先輩に聞かれて答えられなかったことなど、とにかく少しでも疑問に思ったことを書きとめます。そして、家に帰ってからの時間や休憩中に、その疑問に対する回答を調べ、もう1冊のノートにまとめます。
疑問を書きとめるだけであれば業務中にサッとできますし、疑問を忘れてしまうこともありません。手を動かして回答用のノートに答えをまとめることで、わからなかったところも的確に頭にインプットできます。
また、自分がどういった点に疑問を持つかといった傾向にも気づきやすくなり、弱点の克服にも役立つでしょう。
通勤時間などのスキマ時間もムダなく勉強に活かしたいですよね。ただ、人の多い電車やバスで、落ち着いて本を開いて読むのは難しいでしょう。
そんなときに役立つのがスマホアプリです。
おすすめは「わたしの読み上げ単語帳」というアプリです。このアプリは暗記カードのようなもので、自分で質問・回答を入力して使用します。
例えば「赤血球輸血RBC-LRを2単位投与した場合にヘモグロビン上昇値はどのくらいになりますか」と入力しておき、ボタンをクリックすれば「1.3です」と入力した言葉を音声で回答してくれます。
自動再生モードもあり、秒数を設定すれば自動的に問題と答えを言ってくれるので、聞くだけでスキマ時間でも知識をインプットできます。
また、看護師に特化したアプリ「カンゴトーク by シゴトーク」も勉強や疑問解消に役立ちます。こちらは看護師や看護学生などが集まるコミュニティアプリです。
業務に関する疑問などを質問・相談できる「Q&A機能」があり、分からないことをすぐに聞くことができるため、多忙な看護師には心強いでしょう。さらに、このアプリには看護の知識に関するクイズ機能もあります。
看護師国家試験の問題や吸引手技についてなど、さまざまなカテゴリのクイズが5問1セットで出題され、スキマ時間の手軽な勉強にピッタリです。
「わたしの読み上げ単語帳」のダウンロードはこちら↓
「カンゴトーク by シゴトーク」のダウンロードはこちら↓
音読は、特に看護師歴の浅い方におすすめの方法です。方法は、学生時代の教科書や参考書などを寝る前に音読するだけです。人間は寝ているときに記憶を整理・定着させると言われているため、寝る前の勉強はおすすめです。
また、記憶は五感を刺激することで定着しやすくなると言われているため、音読は効果的と言えるでしょう。ただし、睡眠時間を削ってまで勉強してしまうと、記憶が定着しないどころか仕事に支障が出る可能性もあります。
あらかじめ20~30分ほど勉強の時間を確保しておきましょう。残業などがあって難しければ、その日は休むといった選択も必要です。
勉強会や研修の際、ICレコーダーなどでその内容を録音し、通勤中や寝る前などに聞いて復習しましょう。ブランクのある人やキャリアアップを考えている人にもおすすめの方法です。
専門的な学習内容になればなるほど、一度聞いただけですべて理解することは難しいでしょう。この方法であれば何度も聞き返すことで理解を深められますし、スキマ時間に聞くことができるので時間や場所を選びません。
理解できなかった点はすぐに調べて疑問を解決してくださいね。
同期などと休憩時間が一緒になったときは、少しの時間でいいのでぜひ問題を出し合ってみてください。というのも、問題を出す側は回答を用意しなければならないため、復習としてピッタリだからです。
さらに人に話すことで、自分がどこまで理解できているか確認できます。ここまで説明できた、ここが不十分だったと自分自身にフィードバックすることで、より知識に深みが増していくでしょう。
勉強があまり得意でないと「何で看護師になってからも勉強しなきゃいけないの」と思うこともあるでしょう。
しかし、ご紹介したような方法なら、効率的にたくさんの知識を得ることができます。身につけた知識を業務に活かすことができれば、看護師としてのやりがいはさらに増すでしょう。
みなさんもいろいろな勉強方法を試しながら、自分に合った方法を見つけてみてください。
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