看護師の常勤とはどんな働き方?給与やメリットを徹底解説!

2023.5.24

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看護師の常勤の働き方とは、一体どのようなものでしょうか? 一般的なイメージは「安定した収入が得られる」「仕事が忙しそう」など、さまざまでしょう。「常勤」という雇用形態のメリットは、手厚い教育面や待遇面などが挙げられます。転職活動を始める前に、常勤の特徴について理解を深めておきましょう。

常勤看護師とは

常勤とは、就業先に正規雇用されている働き方のこと。所定の労働時間中はずっと働く、フルタイム勤務を意味します。雇用期間は設けられてなく、長期的に働くことを前提としているものです。常勤看護師の大きな特徴の1つは、「日勤のみの常勤と夜勤がある常勤の2種類がある」という点でしょう。この項目では勤務時間や給与体系なども含め、常勤看護師について詳しく解説しています。

勤務時間

1日あたり8時間、週に5日間勤務で1週間に最大40時間が基本です。これらは労働基準法により定められているため、週に40時間以上の勤務は残業時間として計上されます。

種類

朝から夕方までの日勤常勤と、夜勤帯を含む常勤の2種類があります。病棟を持つ場合、夜勤業務もある職場が大半です。単に「常勤」とだけ言う場合、夜勤もある常勤を指すことが一般的でしょう。さらに、夜勤の働き方には「1日の勤務を日勤と夜勤の2つに分ける二交代制」「日勤・準夜勤・深夜勤の3つに区切る三交代制」の2種類があり、どちらを導入しているかは職場によって異なります。二交代制は1回の勤務時間が長めですが、夜勤明けの日は休みになりやすいのが特徴です。三交代制は勤務時間自体は長くありませんが、夜勤後にそのまま日勤の業務につくことがあります。

給与

月給制で「基本給と残業代、プラスその他の手当」というケースが一般的です。基本給や各種手当は就業先ごとに設定されているため、幅があるでしょう。残業代は、所定労動時間を超えて働いた場合に発生する割増賃金のことです。夜勤業務がある職場では、夜勤1回に対して支払われる夜勤手当を設定しているのが通常です。また、多くの就業先では一定の条件のもと年2回の賞与、年に1回の昇給、退職金があります。

福利厚生

社宅や単身寮、保育室を持つ病院が多く、従業員は引っ越しや出産といったライフスタイルを重視して働けるのが特徴です。休暇面については、産休や育休だけではなく、介護休暇や看護休暇の制度を導入している病院も多くあります。待遇面では、夜勤手当以外に住宅手当や保育手当など、独自の手当を導入しているケースが多いでしょう。

このように、常勤の看護師は安定した働き方ができるため一定の人気があります。今すぐ転職を考えていない方でも、求人情報を見てご自身の勤務形態や給与と比較してみてもいいでしょう。

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「常勤で働きたいけれど、希望に沿った働き方ができるかわからない」「客観的なアドバイスが欲しい」という方は、お気軽にレバウェル看護へご相談ください。求人情報の提案はもちろんのこと、「転職すべきかどうか」といった気軽なご相談のみも可能です。

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常勤で働くメリット・デメリット

どのような働き方にも、プラスな面とマイナスな面の両方があるもの。入職後のミスマッチを防ぐためにも、看護師として常勤で働くメリット・デメリットを理解しておきましょう。

メリット

月給制のため、休日が多い月でも勤務日数に左右されることなく、毎月一定の収入を得ることができます。基本的には賞与や昇給もあり、収入が安定しているため社会的な信用が得られるでしょう。これによって住宅や車の購入時にローンが組みやすい、といったメリットがあります。
教育面では、院内外の研修や勉強会など、看護知識と技術の幅を広げられる場が多いでしょう。院外研修は受講費用の補助を受けられるケースが多く、参加しやすいのも魅力です。
業務面では責任の大きな仕事を任せてもらえるチャンスが多く、やりがいを感じながらスキルアップものぞめます。仕事での活躍が認められると、看護主任や看護部長といった役職に昇格しやすいのもメリットです。
転職する際については、前職での勤続年数や年収を考慮されることが多いため、転職先の給与が大幅に減る可能性は低いでしょう。前職で得た経験によって、希望する年収や部署なども叶いやすいも魅力です。常勤の経験があることで、一定以上の看護スキルを持っていると判断され、採用されやすいという特長もあります。

デメリット

1日の拘束時間が長く、自由に使える時間が少なくなります。定時後であっても業務が残っている場合や、緊急の対応がある時は残業することもり、プライベートの時間が削られるでしょう。夜勤ありの常勤の場合は体力的な負担も大きく、生活リズムが乱れて体調を崩してしまうことも。また、夜間帯に働くことで家族と時間が合わないといった状況も考えられます。子育て中の方は、身内のサポートが必要になってくるでしょう。
看護業務以外にもミーティングや研修などの用事が多く、勤務時間が圧迫され負担に感じることも。責任が多い仕事を任されることもあり、精神的なプレッシャーを感じる場面が増えます。休暇面では、非常勤と比較すると休みの希望が通りにくいことも。プライベートの時間を重視したい方にとっては、仕事との両立が難しく感じるでしょう。

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常勤に向いている人

常勤として働くことを考えている場合、まずは向いている人の特徴について理解を深めておくことが重要です。

安定した給与を得たい人

常勤の魅力の大部分を占めるのは、安定した給与でしょう。毎月一定の給与を得られるため、「とにかく収入面を重視したい」という方にとってぴったりな働き方と言えます。さらに、自身の頑張り次第では基本給のベースアップや昇格した際の役職手当など、給与を上げられる環境です。

キャリアアップしたい人

責任のある仕事を任されることや研修に参加する機会が多いため、看護師としてのキャリアを伸ばしたい方にぴったりです。常勤の場合は年間目標を定めて業務に取り組む職場が多く、ご自身の仕事を振り返り問題点を見つけることで着実に看護スキルを磨けるでしょう。

専門性を深めたい人

専門性に特化した病院が多く存在しており、手術看護やがん看護、精神科看護といった特定分野の看護知識やスキルを取得しやすいでしょう。常勤として手厚い研修や教育を受けながら、興味のある分野の医療知識を深められます。

以上、常勤の働き方やメリット・デメリットなどを説明しました。充実した福利厚生や仕事のやりがいを得られる常勤ですが、転職の際はご自身が希望する勤務条件やライフスタイル、看護師としての目標などを考慮して探すことをおすすめします。

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