日本看護協会では、認定看護師を対象にした特定行為研修を行っています。ここで、その内容を詳しくご紹介しましょう。
<特定行為研修の目的>
特定行為研修は、認定看護師の能力を強化させることで在宅の分野まで活動の幅を広げ、認定分野の特徴を生かした専門性が発揮できるようにする研修制度です。社会が求めるさまざまな医療のニーズに対応できる、看護師の育成を目指しています。
<特定行為区分>
看護研修学校 神戸研修センター
【必修】栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
募集人数:185人(看護研修学校)/120人(神戸研修センター)
【選択】呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
募集人数:30人(看護研修学校)
【選択】循環動態にかかる薬剤投与関連
募集人数:30人(看護研修学校)
【選択】創傷管理関連
募集人数:30人(看護研修学校)
【選択】感染に係る薬剤投与関連
募集人数:30人(看護研修学校)/30人(神戸研修センター)
【選択】血糖コントロールに係る薬剤投与関連
募集人数:30人(看護研修学校)
【選択】精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
募集人数:30人(看護研修学校)/30人(神戸研修センター)
【選択】領域別パッケージ研修(在宅・慢性期領域)
募集人数:5人(看護研修学校)
<研修期間と研修方法について>
・研修期間
2020年7月13日~2021年6月末
・研修時間
共通科目:250時間
※特定行為区分別科目は選択した特定行為区分によって時間数が異なります。
・研修方法
eラーニングと集合研修、臨地実習
共通科目はeラーニングと5日間の集合研修(eラーニング期間中に登校日が2回)。特定行為区分別科目は集合研修と臨地実習を行います(選択した特定行為区分によって時間数が異なります)。
・実習施設
自施設実習を推奨しています。
<特定行為研修の内容>
・共通科目
共通科目とは、すべての特定行為の分野で必要とされる実践的な思考力や判断力、専門的な知識や技術のこと。患者に対してどのような特定行為を提供すればよいのか、適切に判断するには専門的な医学知識が必要です。この研修では、各専門領域のエキスパートを講師陣に向かえて、ハイレベルな認定看護師向けの講義を行っています。
講義の終了後にはeラーニングを活用した復習を実施。これにより、講義内容をさらに深く理解することが可能です。また、教員に質問できるeラーニング期間を設けており、eラーニング期間中に疑問や不安を解決しながら理解を深められます。
・実習
実習では講義や演習で学んだことを実践。日本看護協会は研修終了後も特定行為の技能や知識の低下をまねかないため、継続した自施設での実習を推奨しています。自施設で実習を行う際は、日本看護協会の連携協力施設として連携協力体制(指導者、医療安全管理、緊急時の対応、患者への同意説明体制、該当症例数の確保等の要件を満たす体制)に関する書類を厚生局に提出しなくてはいけません。
▼参照:日本看護協会
看護研修学校は、さまざまな研修をインターネットで配信しています。
<事例から学ぶ一般病院での認知症ケア>
・配信先:個人や施設
・配信期間:2020年5月1日~2021年1月29日(90分)
・申込期間:2020年5月1日~2021年1月15日
・研修目的:認知症患者への理解を深め、一般病院で適切な認知症のケアを提供するための知識の習得
・研修内容:病院における認知症ケアの現状と課題について解説。入院する際の認知症ケア。入院中の認知症ケア。退院するときの認知症ケア。
・受講料個人:会員2,090円(税込)/非会員3,190円(税込)
・受講料施設:申込代表者が会員2,090円(税込)/申込代表者が非会員3,190円(税込)
感染予防の基本/②誤嚥を予防する食事介助の基本>
・配信先:個人や施設
・配信期間:2020年5月1日~2021年1月29日(90分)
・申込期間:2020年5月1日~2021年1月15日
・研修目的①:准看護師が必要とする医療・介護施設における感染予防の知識を習得する。
・研修目的②:看護師が必要とする医療・介護施設での誤嚥を予防する食事介助の知識を習得する。
・研修内容①:医療現場でよく発生する感染例。感染予防策についての知識。看護にいかす感染予防の実践。確認テスト
・研修内容②:食べにくい、飲み込みにくい高齢者の事例。誤嚥を予防するためのケアの実践。確認テスト
・受講料個人:会員2,090円(税込)/非会員3,190円(税込)
・受講料施設:申込代表者が会員2,090円(税込)/申込代表者が非会員3,190円(税込)
<チーム医療の構成員である看護師として果たすべき役割>
・配信先:個人や施設
・配信期間:2020年5月1日~2021年1月29日(90分)
・申込期間:2020年5月1日~2021年1月15日
。研修目的:チーム医療の一員として働く看護師の心構えや看護師の果たす役割、責任を理解し、円滑な医療環境を作る方法を学ぶ
・研修内容:組織における看護師の役割。医療に関わる各職種の役割と強み。報告・連絡・相談の基本。他職種との情報共有。確認テスト
・受講料個人:会員2,090円(税込)/非会員3,190円(税込)
・受講料施設:申込代表者が会員2,090円(税込)/申込代表者が非会員3,190円(税込)
<看護職であることを活かした多様なキャリアとキャリアデザイン>
・配信先:個人・施設
・配信期間:2020年10月1日~2021年1月29日(90分)
・申込期間:2020年10月1日~2021年1月15日
・研修目的:看護師がキャリアアップしていくときに知っておくべき、多様な職場や学習の場、多様な働き方を知り、自身の今後のキャリア形成の参考にする。
・研修内容:看護師としてのキャリアデザインの描き方。看護職の多様なキャリアと働き方について
・受講料個人:会員2,090円(税込)/非会員3,190円(税込)
・受講料施設:申込代表者が会員2,090円(税込)/申込代表者が非会員3,190円(税込)
<自施設周辺の地域包括ケアシステムの理解>
・配信先:個人・施設
・配信期間:2020年5月1日~2021年1月29日(90分)
・申込期間:2020年5月1日~2021年1月15日
・研修目的:自施設周辺の地域包括ケアシステムの理解から、社会資源の活用へつなげる方法を学ぶ。
・研修内容:自施設周辺の地域包括ケアシステムの特徴。地域の施設や多職種の役割。社会資源としての活用。確認テスト
・受講料個人:会員2,090円(税込)/非会員3,190円(税込)
・受講料施設:申込代表者が会員2,090円(税込)/申込代表者が非会員3,190円(税込)
<看護チームにおける業務のあり方>
・配信先:個人・施設
・配信期間:2020年5月1日~2021年1月29日(90分)
・申込期間:2020年5月1日~2021年1月15日
・研修目的:看護師、准看護師、看護補助者の法的な位置づけと、各資格や職種の役割分担、看護師からの指示系統
・研修内容:看護師や准看護師、看護補助者の法的な位置づけについて。各資格・職種の役割と責任。看護師から准看護師・看護補助者への指示。准看護師や看護補助者の業務について。看護管理者および看護チームにおける看護師の責務。確認テスト
・受講料個人:会員2,090円(税込)/非会員3,190円(税込)
・受講料施設:申込代表者が会員2,090円(税込)/申込代表者が非会員3,190円(税込)
▼参照:日本看護協会
日本看護協会は、認定看護師を対象にした特定行為研修を実施しています。この研修は、認定看護師の能力を強化させるとともに、認定分野の特徴を生かして活躍の場を広げていくことを目指すもの。また、日本看護協会の看護研修学校は、看護師が医療現場で役立てられる研修をインターネットで配信しています。
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