准看護師から正看護師になるには?道のりをご紹介

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准看護師から正看護師になるには、どのような道のりがあるのでしょうか。准看護師から正看護師を目指すには看護師学校養成所に入学し、必須課程を修了する必要があります。その後、正看護師の国家試験を受け、合格しなければなりません。
このコラムでは、准看護師から正看護師になるにはどうしたら良いのかを解説。また、准看護師と正看護師の違いをご紹介します。准看護師から正看護師になりたい方は、ぜひ参考にしてください。

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准看護師と正看護師の違いは?

准看護師は都道府県知事が発行する免許、正看護師は国家資格のため、異なる資格です。ほかにも、准看護師と正看護師は給料や教育レベルに違いがあります。准看護師と正看護師の違いを見てみましょう。

給料に違いがある

厚生労働省の調査によると、准看護師の平均月給は約28.2万円、正看護師の平均月給は約33.4万円です。また、准看護師の平均年収は約403万円、看護師の平均年収は約482.9万円。准看護師より正看護師のほうが給料が高いことが分かります。

参照元
厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」

教育レベルに違いがある

准看護師資格は中学卒業以上の学歴があり、看護学校に2年間通って1,890時間の授業を受けることで受験資格を得られます。一方で、正看護師の国家試験を受験するには高校を卒業して看護学校や看護大学に進み、97単位3000時間の授業を受けることが必要です。
また、准看護師は医師や歯科医師、看護師の指示を受けて動けるような知識を養うのに対して、看護師は自分で判断して行動する能力を養うための勉強を行うという違いがあります。

正看護師にはできて准看護師にはできないこと

准看護師は業務を行う際、医師や正看護師の指示を受けなければなりません。一方で、正看護師は、自分の判断で看護業務を進めることが可能です。
しかし、人手不足の深刻な医療現場では、准看護師と正看護師の業務を分けることが難しくなっているといえます。准看護師と正看護師が混在して同じ業務を行っている医療現場もあり、「ほとんど同じ仕事内容であるにもかかわらず、給与に差があるのは問題ではないか」との声も上がっているようです。

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准看護師から正看護師になるメリット

准看護師に比べると、正看護師のほうが給料が高いというメリットがあります。また、可能な業務の幅が正看護師のほうが広いという点でも、准看護師よりスキルアップやキャリアアップが望める、安定した資格だといえるでしょう。

准看護師から正看護師になるには

准看護師から正看護師になるには、全日制コースや定時制コース、通信制コースの3つの方法があります。准看護師から正看護師になるにはどうしたら良いのかを見てみましょう。

看護師学校養成所・全日制(2年課程)コース

准看護師が看護師学校養成所の全日制(2年課程)を終了したら、正看護師国家試験の受験資格が得られます。ただし、最終学歴が中学卒業の准看護師は、3年間の実務経験が必要。
なお、全日制コースは准看護師が正看護師の資格を取得する最短コースです。

看護師学校養成所・定時制(3年課程)コース

准看護師の資格保有者が、看護師学校養成所の定時制(3年課程)を修了することで、正看護師の受験資格を取得できます。全日制同様、定時制の場合も、最終学歴が中学卒業ならば3年間の実務経験が必要です。
定時制コースは、昼間定時制と夜間定時制があります。また、平日に授業がない曜日を作っている学校があり、夜間や休日に通学することができるので、働きながらでも正看護師を目指しやすいでしょう。

看護師学校養成所・通信制コース

実務経験が7年以上ある准看護師であれば、通信制の看護師学校養成所へ2年通うことで、正看護師を目指せます。以前は10年以上の実務経験がないと通信制コースに入学できませんでしたが、2018年度より期間が短縮されました。
座学は基本的に通信教材を使用して学習します。通信制とはいえ、学校で行う実習や面接授業を受けなくてはなりません。登校する日数は2年間で50日以上と決められています。

なお、実務経験は常勤や非常勤などの就業形態は問われません。ただし、勤務証明書が必要となる場合もあるので、志望する学校に確認してみるのがおすすめです。

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准看護師は廃止される?

近年、准看護師と正看護師が一本化される動きが始まっています。そのため、「准看護師は廃止されるのでは?」という懸念も。こちらで、准看護師のこれからを見ていきましょう。

准看護師が誕生した時代背景

准看護師制度が生まれたのは戦後の混乱期1951年のことです。当時は病院の急激な増加にともない、深刻な看護師不足が発生しました。女子の高校進学率は低い時代でしたが、看護学校の入学資格は高校卒業以上と規定されていたため、看護師の数を十分に増やせません。そこで、中学卒業の学歴でも受験資格が得られる「准看護師制度」が生まれました。

准看護師と正看護師の一本化

日本看護協会は、現在の日本では急速な高齢化と医療の高度化が進み、看護師は自らの判断で行動することが求められるようになったとしています。そのため、自分の判断で看護が行えない准看護師を正看護師と一本化してしまおうという施策を推し進める方針です。
そして、看護師制度の一本化に向けた取り組みについて理解を深めてもらうため、都道府県看護協会と連携しながら、以下の取り組みを行っています。

・正看護師養成の一本化に向けた中長期的活動方針を明確にする
・准看護師の資質を向上させて正看護師へ一本化を図る
・都道府県看護協会と連携しながら正看護師養成の一本化を図る
・准看護師の正看護師養成2年課程(通信)への進学支援
・正看護師を目指す准看護師のための奨学金制度の創設
・准看護師への正看護師になるための情報提供
・看護師制度の一本化に向けた関係省庁への働きかけ
・准看護師制度についての国民への情報発信

また、厚生労働省は准看護師と看護師の一本化に向けた取り組みとして、保健師助産師看護師学校養成所指定規則の改正を行うなど、規制の緩和策を打ち出しています。その一つが、通信制の看護師学校養成所の受験資格の緩和です。通信制の看護師学校養成所に通うことで正看護師の受験資格が得られるコースは、准看護師が働きながら正看護師の道を目指せます。そのため、経済的な負担を最小限に抑えることが可能です。
なお、現在さらに通信制の看護師学校養成所の受験資格を、現在の実務経験「7年以上」から「5年以上」に短縮できないか検討されています。2018年4月の改正規則の施行から、3年を目途に見直す予定です。

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准看護師ではなく看護師を目指すべき?

准看護師と正看護師の一本化は進められていますが、医師会は地域看護を支える准看護師の重要性を主張。准看護師が一本化されると、看護職の病院集中が進み、地域医療の人手が不足するリスクがあるとしています。
また、准看護師資格は看護資格よりも取得にかかる日数が少ないのが特徴です。そのため、就業中の方や子どもがいる方などは、ライフスタイルややりたいことを鑑みて、准看護師のほうが自分に合っていると感じる人もいるでしょう。
一方、正看護師には給料が高い、スキルアップやキャリアアップが望めるというメリットがあります。資格の一本化が検討されていることを踏まえ、准看護師の方は看護師へのステップアップを積極的に検討してみてはいかがでしょうか。

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