働きながら看護師を目指したい、資格を取得してスキルアップをしたいと思う人もいるのではないでしょうか。通信であれば自分のスタイルに合わせて資格取得を目指せます。忙しい人でも学べるシステムがあるからです。
このコラムでは具体的な通信教育の内容や費用、資格取得までを解説します。また、通信のメリット・デメリットなどについてもご紹介。ぜひ参考にしてください。
一定の実務経験を積んだ准看護師の方は、通信教育で看護師資格の取得を目指すことができます。准看護師として働いている人のなかには、通信で資格取得を目指している人は少なくありません。看護教育課程のある通信制の学校では、資格取得までを親切丁寧な教育でサポートしてくれます。
看護師の通信教育は、基本的に自宅での受講が可能です。自身のライフスタイルに合った方法で資格取得を目指せます。一人ひとり担当教員がサポートを行っているので、資格取得に向けて、安心して学習することができるでしょう。
教材を用いての通信学習がメインです。基本的に教材を読んで自習をし、レポートを作成します。最近は、パソコンを使用することが多いようですが、パソコンが使えない人でも、手書きレポートを作成し、郵送することが可能です。また、登校による授業があり、病院などの見学実習のほかに、面接授業や事例検討(紙上事例演習)なども行います。また、学習相談会や個別指導もあり、質問や相談にも対応してもらうことができるようです。
登校日は学校によって異なりますが、2年間で50日以上と規定されています。通学を考慮して立地など利便性も含め学校を選ぶと良いでしょう。
通信の必要な費用は、入学金や授業料、教科書代、実習費用などです。実際にかかる費用は学校によって異なるため、詳細な金額は希望の学校に確認しましょう。
資格取得には費用がかかるため、心配な人もいるでしょう。資格の取得には奨学金や給付金などの支援があります。ここでは、資格取得の際に活用できる支援をご紹介します。
日本看護協会では、進学支援をしています。資格取得を目指し看護師学校養成所2年課程(通信制)に進学する方を経済的に支援する取り組みです。貸与額は年額36万円か48万円です。年額の選択は任意となっており、貸与期間は在学中の1年または2年間。日本看護協会の会員で、看護師学校養成所2年課程(通信制)に在籍していることや入学許可が必要です。
日本看護協会の奨学金制度の特徴は以下のとおりです。
・無利息の貸与型、金利が掛かからない
・就業先や住んでいる都道府県など限定条件がない
・ほかの奨学金との併用が可能
・学費および生計費としての貸与なので、在学中に掛かるさまざまな経費に活用できる
・貸与終了年の翌年10月から返還(最長4年以内)となるため、卒業後から返還開始まで半年の準備期間がある。
参照元
日本看護協会
看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金
受給の一定条件を満たしていれば、給付制度を活用することが可能です。給付金には、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度や母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業などがあります。自身が給付の対象か、希望している学校が対象かなど、各学校やハローワークまたは自治体などに確認しておくと良いでしょう。
通信制では、2年間で5分野・全37科目を学びます。学習は通信学習と臨地実習、対面授業があり、構成されるカリキュラム全37科目(全67単位)です。科目は「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野Ⅰ」「専門分野Ⅱ」「統合分野」で構成されています。カリキュラムや学習スケジュールは決まっているため、自分自身で予定を立て、スケジュールの通りに学習が進むよう調整が必要です。
通信で看護師を目指すメリットは、生活環境に合わせて受講ができることです。具体的にどのようなメリットがあるのか下記にまとめました。
通信なら働きながら学ぶことができます。働いている方が、学校に通うために仕事を辞めることは大変でしょう。学費の負担など、働かないと生活にも影響が出てしまいます。しかし通信制であれば、仕事を辞めずに看護師を目指すことが可能です。
通信は、忙しい人でも自分のペースで勉強できる教育システムです。自分のタイミングでまとめて勉強するなど、調整しながら学ぶことができます。子育て中の人は、毎日十分な時間の確保は難しいかもしれません。困ったことがあれば、いつでも学校に相談できます。無理なく勉強を進めることができるでしょう。
通信では自身のライフスタイルに合ったペースで学習できる一方、デメリットもあります。通信制の難しいところなど具体的に説明するので、受講を考えている方は参考にしてみてください。
通信では自ら進んで勉強をする必要があります。しっかりスケジュールを確認して学習を進めていくことも必要です。自己管理ができなければ、資格取得まで時間がかかる可能性もあります。
通信の入学資格には、准看護師として7年以上の実務経験が必要です。就業場所や雇用形態は問われず、准看護師として働いた経験が7年以上あれば条件を満たせます。実務経験が7年未満で、すぐに看護師資格を取得したい人にとってはデメリットでしょう。
ここまで准看護師が通信教育で看護師の資格を取得する方法について解説してきましたが、ほかにも目的に応じた通信制講座があります。キャリアアップを目指す人にもおすすめです。
学士の資格は、通信制で勉強すると取得できます。学資とは、大卒資格のこと。看護師で大学の看護課程を修了した人は大卒資格を持っていますが、看護師学校養成所や専門学校などで学んだ人には大卒資格がありません。准看護師の人であれば、中学校卒業や高校卒業後に専門学校などで学んで准看護師となった人も多いでしょう。通信では教養と看護学の学士、両方を取得することが可能です。
通信では、心理学など専門的に学びたい人にもおすすめです。患者さんや家族の気持ちをより深く理解したいなど、看護の仕事に役立つ知識を深めることができます。心理学は人気のある分野で、多く人が学んでいるようです。仕事や生活にも、幅広く活用することができます。
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