日本の看護師が海外で働くには?留学先やボランティアを紹介

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日本以外の土地で働くことに、ぼんやりとした憧れを持っていませんか?
この記事では、海外で働きたい看護師や医療従事者として外国に貢献したい方に向け、代表的な国別に看護師免許の取得方法をご紹介。
後半ではボランティア団体の活動内容についての解説もあります。ひとつの国に看護師として永住したい人、発展途上の国を回って看護を提供したい人、どちらも是非ご一読ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

海外で看護師として働く方法

日本の看護師免許を、海外でそのまま使うことはできません。日本以外の国で看護師として活動する手段は大きく2つに分かれます。1つは海外の看護師免許や看護協会への登録などで国際看護師として働く方法。もう1つは非営利団体のスタッフやボランティアとして必要な医療を提供する方法です。

看護留学・国際看護師

看護留学を利用して海外の大学に通学するなどの方法で、留学先の国の看護師免許を取得します。主な流れとしては、留学期間中に大学に編入し、看護師資格を取得。同時に永住権を申請し、留学先で看護師として就労するという形です。多くの場合、該当する国や州で行われる看護師教育と同レベルの知識と英語スキルの証明が求められます。
日本の看護師免許を取得している場合、申請時に活用できるケースが多く、海外での看護師登録をスムーズに進めることができるでしょう。

医療ボランティア

医療従事者として海外で貢献したいと考えるなら、医療系の非営利団体に登録するのも選択肢の一つです。医療系の団体はそれぞれ待遇面に違いがあり、自分の目的に合わせて活動が可能。ボランティアと合わせてスタッフを募集している団体もあるため、採用されればある程度の収入を得ながら海外で活動できます。

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日本の看護師が海外で働くには

ここでは、外国籍の人が看護師として就労可能な国で、日本人が看護師として働く方法を説明します。
なお、2021年3月現在、一部の国が新型コロナウイルス対策のための入国者制限を実施中。海外就労が難しい状況です。そのため、最新の情報は各国の公式Webサイトをご確認ください。

オーストラリア

オーストラリアで看護師になる場合、看護協会が指定する単位を受講した看護学士号が必要です。そのため、看護大学を卒業して看護師免許を取得したか否かで方法が変わります。
短大や専門学校を出て看護師免許を取得した場合、オーストラリアの看護学士を取得しなければなりません。
看護大学を卒業して看護師免許を取得している場合、IELTSという英語のテストで好成績を出す必要があります。IELTSは日本でも受験が可能なため、オーストラリアで看護師免許を取得する条件を日本で満たせるのです。

ニュージーランド

ニュージーランドの場合、看護師免許の有無と最終学歴、臨床経験の有無でルートが変わります。
大卒で看護師免許を持っている場合、IELTSもしくはOETで好成績を出し、英語スキルを証明。その後、ニュージーランド看護協会へ登録します。この時、日本での臨床経験が2500時間以上を超えない場合、登録前に能力評価プログラム(CAP)を受けなければいけません。CAP受講後、もしくは登録時に臨床経験が2500時間以上を超えていれば、看護師として働けるようになります。
日本で短大・専門学校を卒業し看護師免許を取得した場合、ニュージーランドの看護学校などで学士号を取得後、看護協会に登録。申請時に英語スキルの証明が求められるため、タイミングをみてIELTSかOETを受験しましょう。

イギリス

イギリスでは国家試験の代わりに、看護・助産審議会(NMC)への登録を行います。日本人がNMCの登録試験を受験するには、看護学士の取得と英語スキルの証明が必要です。
日本で看護師免許と看護学士号を取得した場合、英語スキルを証明することで登録試験を受験できます。短大・専門卒の看護師や看護資格がない場合、学士号と英語スキルの両方が必要です。日本で受験条件を満たす場合、日本の看護大学を卒業してIELTSなどのテストで好成績を残さなければいけません。語学に自信がある場合、イギリスの看護大学を卒業することで両方の条件が達成され、登録試験を受けられます。
イギリスの看護師は高い専門性と権限を持ち、患者の同意のもと診察が可能。風邪や小さな切り傷程度の一般的な症状なら、自己判断で検査や診断、薬の処方を行うこともできるのです。また、1日に10時間以上の勤務や2日以上の連続した夜勤がある一方、有給消化率が高く、残業が少ないといわれています。

アメリカの一部の州

アメリカで外国籍の人が看護師になるには、NCLEX-RNというアメリカの看護師国家試験に合格しなければなりません。
NCLEX-RNの受験には、アメリカの大学やカレッジなどで取得できる単位が必要です。日本の看護師免許を持っている場合、CGFNSという団体の審査を通すことで、求められる単位と同等の教育を受けているとみなされ、受験が可能になります。また、アメリカでは看護師登録は州ごとに行われ、要求される技術や英語力が国で統一されていません。そのため、どの州でCGFNS審査を受けるかで、単位や資格などの審査内容に違いが発生します。事前に受験予定の州で必要な書類や要求される単位などを調べておくとよいでしょう。日本の看護師免許を取得していない場合、アメリカの大学などに入り求められる英語力や単位を取得するところから始めます。
アメリカでは医師と看護師は同等の立場にあり、上位資格になると処方せんの交付なども可能です。

カナダの一部の州

カナダも州ごとに看護師に求める基準が違うため、前項のアメリカに似た手順を踏む必要があります。
看護師免許を持っている場合、カナダにあるNNASという機関に自分の受けた教育内容を審査してもらいます。審査の時点で英語スキルの証明が必要になるため、NNASの評価対象となるIELTSかCELBANのどちらかを受験しましょう。
NNASからの審査結果が届いたあとは、州ごとの看護協会に申請を行い、それぞれの試験・検査を受けます。州ごとに内容は難易度は異なるため、それぞれ下調べをして対策を行いましょう。その後、NCLEX-RNに合格することで、看護師として働けるようになるのです。

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海外で活動する医療ボランティアの看護師

ここでは2つの代表的な医療系非営利団体と、青年海外協力隊について解説します。

国境なき医師団

国境なき医師団は、1971年にフランスで設立された非営利団体です。紛争地域や災害、貧困などの緊急性のある地域での医療の需要に応えることが活動目的です。
国境なき医師団は2021年時点で、スタッフとして手術室看護師と正看護師を募集しています。
手術室看護師の場合は4年、正看護師の場合は5年の経験が必須。手術室看護師、正看護師どちらも、ビジネスレベルの英語かフランス語の語学力が必要です。求める人物像にチームワークと臨機応変な対応力を挙げており、ほかの必須要件でもリーダーシップやマネジメント経験を求めています。
待遇面では、給与の支給や交通費を含めた諸経費の負担があるため、自費の支払いを抑えて海外経験を積めるでしょう。給料は、累計の派遣期間が1年以下なら17万6500円、1年を超えると約20万円~58万円が支給されます。厚生年金と健康保険の加入や派遣に合わせた医療保険もあり、働きやすい環境でしょう。

参考元
国境なき医師団 HP
待遇と諸制度│海外派遣スタッフで参加│チーム国境なき医師団

ジャパンハート

ジャパンハートは、2004年に日本で設立された非営利団体です。国内では僻地・離島・災害被災地域、国外ではミャンマーやカンボジアなどの東南アジア諸国を中心に活動しています。
ジャパンハートでは1年以上の長期研修から4~6日の短期派遣までとさまざまな条件で募集を行っており、自分の都合に合わせて応募が可能。ボランティアとして参加する場合は給与・交通費は発生しません。その代わり、多種多様な国から選択できるため、そこで培った経験から看護観をより確かなものにできます。
また、2021年3月現在では海外の小児看護師のスタッフ募集もあるため、職員として応募することも可能です。

青年海外協力隊

青年海外協力隊は、1965年から運営される、途上国の支援や異文化理解などを目的に発足された団体です。日本の途上国援助の一環として行われており、アフリカや東南アジア、中南米、中東などの幅広い地域に派遣されています。派遣された国で、その国の政府の要望に基づき支援活動を行うため、募集している職種の幅が広いことが特徴。そのため、免許があるなら助産師や保健師としても応募が可能です。
ボランティアではありますが、訓練期間終了後と派遣国からの帰国後に手当の支給があります。交通費も青年海外協力隊が負担するほか、現地での雑費の補助や住居の用意と、派遣期間も充実した生活が可能です。帰国後の再就職サポートがあることも魅力といって良いでしょう。

海外の看護師免許取得のために医療英語を学ぶなら

海外で看護師として活動するには、現地のスタッフや患者とコミュニケーションが取れる高い英語力が必須です。それには、症状や病名、患部の名称などを正確に覚える必要があるでしょう。このような、海外の医療現場でのみ使われる英語を医療英語と言います。
ここでは看護留学や実際に国際看護師になったときに使う医療英語の学習法について解説。自分に合った学習法を見つけ、海外の現場でも対応できるようにしましょう。

スマートフォンのアプリを使う

スマートフォンのアプリには、医療英語を学ぶためのものがいくつか存在します。
スマホアプリを使えば、業務の休憩中や通勤、家事の間などのスキマ時間を使って学習が可能です。そのため、看護師の業務で休憩やシフトが安定しない場合も医療英語を学べるでしょう。

オンライン授業を受ける

医療英語が学べるオンラインスクールを利用すれば、講師がいる状態で医療英語を学べます。
知識のある教師と授業を行うことで、実践に必要な医療英語を話す力と聞く力が鍛えられるでしょう。また、医療英語が学べるオンラインスクールでは、多くの場合、自分の都合に合わせ授業日程をある程度選べます。そのため、シフトが調整可能な看護師や、緊急出動のない看護師にオススメです。

書籍で勉強する

普段看護師として必要な勉強を書籍やノートで行っているなら、医療英語も書籍で学習すると良いでしょう。書籍で学習することで、普段使っているペンや付箋などの筆記用具をそのまま使えます。自分の目的に合わせ、電子書籍や音声付きのもの、難易度の優しいものから難しいものまで選べるのも魅力です。

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