母子や患者さんの心身を考えた支援・製品を提供する組織

2022.8.18

母子や患者さんが、心身に対して不安やトラブルを抱えることなくそれぞれの環境で過ごすためには、医療従事者の存在はもちろんのこと、医療機関の設備面も重要になってくるでしょう。

そこで本記事では、独自の乳房ケアを通して母乳育児を支える団体、電球にネットワークカメラを内蔵した製品を開発した企業、優しく床ずれを防止してくれる製品を手掛ける企業を取り上げます。

「母乳育児支援に向けたスキルアップがしたい」という助産師さんや看護師さん、「さまざまなリスク軽減を図りつつ、患者さんにより良い環境で過ごしてほしい」という方は、ぜひ最後まで注目してみてください。

目次

NPO法人 BSケア

▲画像提供:NPO法人 BSケア

母子の相互作用で行う母乳育児を幸せで楽しいものにするため、2002年に開発がスタートしたのがBSケア®。「Breast」と「Baby」のB、「Suckling」のSの頭文字を取ってこの言葉が作られました。
これは乳房に現れた現象を赤ちゃんの母乳吸啜だけでは癒やせない場合に、そのメカニズムに基づいた乳首に対するケアを行うことで、乳房を癒やしていくケア方法です。

NPO法人 BSケアは、全国の母乳育児の専門家や支援者はもちろんのこと、産前産後のママやその家族に向けてBSケア®を普及啓発するべく、2019年4月に設立されました。

BSケアプレゼンター®の紹介窓口の設置や、「母乳育児なんでも相談会」として産前産後のママたちの母乳育児に関する悩みをみんなで共有できる相談会をオンライン上で毎月開催するなど、精力的に活動を行っています。

同団体が行うセミナー

▲画像提供:NPO法人 BSケア

同団体では、母乳育児支援に携わる助産師さんや看護師さんなどの医療従事者向けに、スキルアップを図るためのセミナーを実施。BSケア®に関する知識や技術を、段階的に学べる体制が整えられているのが特長です。

まず第一歩となるベーシックセミナーでは、BSケア®の基本的な考え方や理論、乳房模型を用いた実技などを通して知識と技術の習得を目指します。
丁寧な指導を受けられたり、グループワークを行ったりと充実した時間を過ごせるので、母乳育児支援への確かな自信をつけられるでしょう。

そして、ステップアップとなる次のアドバンスセミナーでは、特殊な型の具体的な支援方法を習得することが可能。ベーシックセミナーから踏み込んだ内容のため、BSケア®への理解度をより深められます。

どちらのセミナーも日程は1日のみと、参加しやすいのが魅力です。
母子の幸せのため、母乳育児に関する知識と技術をより磨きたいという助産師さんや看護師さんは、ぜひ詳細を確認してみてください。

詳細情報

株式会社DRAGON AGENCY

株式会社DRAGON AGENCYは、自社独自や他社との協業による製品・サービス開発から運用をはじめ、受託開発、ITコンサルティングなどIT関係の事業を展開する企業です。

顧客の課題解決に繋がるより良いものを提供できるように、ソフトウェア企業として常に高みを目指し、2010年7月より成果を積み重ね続けています。

電球型ネットワークカメラ「テラスアイ」

▲画像提供:株式会社DRAGON AGENCY

医療機関では、新型コロナ禍において常にコロナウイルスとの接触機会にさらされているものと思います。医療従事者の方が陽性または濃厚接触者として現場での業務に制限がかかり、医療機関のひっ迫など大きな社会課題にもなっています。
そこで、隔離病床等においてカメラを設置されたところも多いかと思いますが、一目で防犯カメラとわかるものは、入院している患者さんにとっては、圧迫感を感じる要因となっていることもあるかもしれません。また設置するにしても大掛かりな工事が必要となり、一度設置すると移動することが困難なものが大半ではないのでしょうか。

そこでそうした患者さんへの圧迫感を和らげつつ、接触機会の低減の役割を果たしてくれるのが、同社が手掛けるテラスアイです。

同製品は、電球の中にネットワークカメラを組み込んだ仕様で、クリップタイプ・レールタイプ・スタンドタイプとさまざまな電球ソケットに取り付けることが可能。さりげない存在感ながら、カメラは水平約130°・垂直約80°の広角で撮影できるのが特長です。

▲画像提供:株式会社DRAGON AGENCY

また、E26の電球ソケットに取り付けてコンセントにさすだけですので、市販のクリップライトを使って点滴台に設置することですぐに使用することができ、部屋を移動することも簡単ですので、必要な時に・必要な場所に・簡単に見守りカメラとして設置することができます。

カメラで撮影した映像は、スマートフォンの専用アプリを通して遠隔からリアルタイムで確認できます。
そのうえ、動きがあったり、一定時間静止が続いたりした場合は動体・静止検知機能が作動し、スマートフォンへの通知と同時に自動録画がスタートするので、万が一の場合も見逃してしまう心配がありません。

さらに、専用アプリ内からカメラ設定、LEDランプのオンオフと調光の操作を可能としています。

患者さんがリラックスできる環境づくりのため、また医療従事者の方の安心・安全のためにも、看護師さんが同製品の存在を知っておくことは有用と言えるのではないでしょうか。

詳細情報

アイ・ソネックス株式会社

アイ・ソネックス株式会社は、福祉用具や生活支援用具、リハビリテーション機器の製造販売および輸出入を通して、医療福祉分野に寄与している企業です。

生活の根幹となる睡眠・立ち座り・食事・排泄に重点を置き、同社の製品によって高齢者の方や障がい者の方が自ら動き、自分らしい人生を過ごせるようにサポートしています。

体位変換クッション「ナーセントメディカルパット」

▲画像提供:アイ・ソネックス株式会社

入院患者さんの中には、寝たきり状態で床ずれを起こすリスクを負っている人もいます。
しかし、床ずれ防止のための体位変換は昼夜を問わず2時間以内であることが推奨されており、頻度が高いとどうしても看護師さんに負担が掛かることは否めません。

そこで使用すると良いのが体圧分散を目的とした床ずれ防止用具で、適切なものを使用することによって体位変換の回数を減らせる可能性があります。

同社では、床ずれ防止に有用なマットレスからクッションまで広く取り揃えているほか、食事や排泄などシーンごとの課題解決に繋がる製品も用意。たとえば、ナーセントメディカルパットもその一つです。

同製品は特殊低反発性ウレタンで作られており、ウレタンメーカーとの共同開発によって優れた体圧分散性を実現しています。
また、20cm・40cm・50cm・70cmの4サイズで展開しているため、患者さん一人ひとりの体型や症状にかかわらず、身体に優しくフィットするのが特長です。
側臥位や仰臥位での除圧、おむつ交換時の清拭とさまざまなシーンで活用できます。

そして、清潔な状態を保てるように、本体は手での押し洗い、カバーは洗濯機から乾燥機にまで対応。中性もしくは弱アルカリ性の洗剤、逆性石鹸を使用しての洗濯が可能です。
さらに、どちらも100℃の熱湯消毒やオゾン消毒ができるため、万が一感染症の恐れがある場合も安心でしょう。

体位変換が必要で、床ずれリスクの高い患者さんが多い現場で働く看護師さんにとって、同製品の存在は業務のゆとりを生み、患者さんに一層寄り添う看護の実現に役立つかもしれません。

▲おむつ交換時の清拭の様子/画像提供:アイ・ソネックス株式会社
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